2002年9月1日発行 No.411 

礼拝の交わり〜生ける主との対話(金田佐久子)

 この夏のホ群ユースバイブルキャンプでは、ペトロの生涯に学びました。イエス様に招かれ、弟子とされたペトロ。彼は主イエスを慕って一生懸命でした。主の逮捕の後も大祭司の屋敷の中庭までついていきましたが、そこで主を知らないと言ってしまいました。「イエス様のため」「自分が」何とかしなくてはと、自らを奮い立たせていたペトロは崩れました(ルカ22章)。復活の主はペトロに、「わたしを愛しているか」と問い、「あなたは、わたしに従いなさい」(ヨハネ21章)と招かれました。主は、ペトロに愛され、ペトロが従うことを望んでおられます。
 主イエスとペトロの交わりのように、礼拝において、生ける主ご自身とわたしたちの対話を意識してみましょう。言い換えれば、「今」「ここ」での聖霊の働きに身を委ねることといえるでしょう。読まれ、聴かれ、説き明かされる御言葉を通して、主はご自身を示されます。時に立ち帰らされ、また養われ、新しく生きる力を与えられます。ささげる賛美と祈りに、わたしたちの主への「愛を表して」いきます。礼拝に備えるとは、主を待ち望むことです。

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