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2002年12月1日発行 No.414
巻頭言より

アドベントを迎えて
                                         島  隆三

 今年もアドベント(待降節)を迎えました。主イエス・キリストのご降誕を感謝し祝うと共に、主の再臨を待つ時でもあります。

1. 礼拝の時
 クリスマスは、羊飼い達が幼子主イエスを拝み、また、東方の博士たちがはるばる旅をして主を拝みに来たように、まず礼拝の時であります。
 今年は4回のアドベント礼拝を少し違ったやり方で、静かに意義深く捧げたいと願っています。
 アドベント・クランツには毎週一本ずつろうそくが灯されていきますが、その一本一本には特に意味はないと思っていました。ところが、ある方からそれは「希望、平和、喜び、愛」を意味すると聞きました。夢がありますね。それは四葉のクロバーが、信仰、希望、愛、幸福を意味するというあの昔から歌われている歌以上の根拠はないのかもしれませんが、素敵な意味のある言葉のように思われ、今年のアドベントの主題をこれにすることにしました。そこでアドベントの四週間は、一つずつこれらの主題をみ言葉と共に黙想し、祈りたいと思います。礼拝説教と週報短文も、これらの主題とみ言葉に集中します。
 また、礼拝にはリタニー等も取り入れ、賛美の豊かな礼拝を願っています。これらの礼拝を通して、主イエスのご降誕の意義を深くかみしめ、行事に流されないでアドベントを大事に有意義に過ごしたいと思います。

2.伝道の時
 クリスマスは伝道の時です。普段は教会のことを考えてもみない人も、クリスマスには教会に行って見ようかという気にもなるのです。この伝道の好機を逃してはなりません。
 まず、13日夜のリリア音楽ホールにおける「クリスマスの夕べ」のために祈り、だれかを誘いましょう。すでに、毎月近隣の教会が協力して祈りを合わせています。チラシも今年は私たちのオリジナルのデザインで二万枚を各教会を通して配布する予定です。メッセンジャーも音楽ゲストも素敵な方々が備えられています。連合聖歌隊も練習を重ね、子供たちも賛美します。家族皆で「クリスマスの夕べ」に出かけましょう。
 教会では22日(日)がクリスマス礼拝、今年も高らかにハレルヤを賛美していただきます。記念すべきクリスマスに主にお会いする人が起こされることを祈りましょう。
 23日の祭日は親子(キッズ)クリスマスです。これも家族皆で主のご降誕を祝う時となりますように。
 24日夕はキャンドル・サービスです。全世界の教会と共に主を賛美しましょう。

3.結びに
 クリスマスと離れますが、ここに一言書いておきたいことがあります。それは去る11月に福井県の武生教会(五味明子師)に応援伝道に行ったことです。赴任してまだ一年にならない五味明子先生が、しっかり教会の中にとけ込み、教会の役員の方々や兄弟姉妹たちと力を合わせて伝道に励んでおられる姿を見せていただき、大いに励まされました。応援に行った私たちのほうが多くのことを学ばせられた時ではなかったでしょうか。
 地方都市と首都圏の違いはあっても、伝道の原則は違わないはずです。私たちも、初心に返って伝道に励む者でありたいと願わされたことです。私たちにとっても意義深い応援伝道であったことを主に感謝します。

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