2003年3月1日発行 No.417 

すべての民をわたしの弟子にしなさい(1)(金田佐久子)

 1月26日午後、牧師就任式が行われ、大宮教会の疋田國磨呂師から勧告をいただいた。「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。」(マタイ28・19)という主の大宣教命令が託されている。しかし洗礼を授けた人をキリストの弟子としてきたか、と疋田師は自問された。導きの中、韓国サラン教会研修を受け、弟子訓練を継続して学び、大宮教会での取り組みを分かち合ってくださった。「ディボーションを通し親しくイエス様と交わって変えられた」と言う疋田師の確信の力強さが伝わってきた。サラン教会の玉漢欽師がこう書いておられる。「イエス様はこの世におられる間、一行の日記も残されず、ご自身を記念する石碑の一つもお建てになりませんでした。主が残された唯一の遺産は、御自身から学んだ、あの学問のない、平凡な何人かの弟子たちだけでした。それほど主にとって、少数の弟子を造り上げることは全生涯をかけて投資するだけの価値があったのです」(『信徒を目覚めさせよう』より)。「弟子とせよ」と命じられた御方に目を上げよう。

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