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2003年4月1日発行 No.418
巻頭言より

初心者会を始めます
                                         島  隆三

 「2003年度教会活動計画」の中に、「初心者会を定例化する」という一項を入れました。これは今まで礼拝前にやったり、ときに受洗準備会となったり、必要に応じて不定期に開いておりました。しかし、いつも求道者はいますし、自ら初心者と感じて学びを必要としている人はいるわけですから、そういう方がいつでも出席できる会を開く必要があると感じたからです。
 まず、いつ初心者会を開くか。出たいと思う方が一番出やすいとき、他のことに妨げられないとき、それは礼拝前ではないかと思います。そこで、成人科の時間帯とします(9:30〜10:15)。
 次に、どんな学びをするか。聖書を一緒に読むとか、適当な本をテキストにして学ぶとか、いろいろやり方はあると思いますが、まず、基本的な教理を学ぶ、さらに、実際的な信仰生活を学ぶということではいかがでしょうか。つまり、クリスチャンは何を信じ、どのように生活するのかということです。
 私は昨年度から、東京聖書学校で低学年の兄弟姉妹と「神学通論」の時間に、キリスト教神学入門を学んでいますが、学べば学ぶほどキリスト教の奥行きの深さを感じて自分の未熟さを痛感し、死ぬまでにどれ程の事が学べるだろうかと、ため息混じりに考えております。しかし、それは楽しい学びでもあります。主が許して下さるならば、近い将来に夜間の信徒伝道学校を開いて、先生方の助けを頂き、志のある人は誰でもキリスト教の基本とその少し先の「奥の院」まで学べるような機会を設けたいと願っております。
 ちょっと脱線しましたが、初心者会に戻りますと、テキストを何にするかということです。
かつて「西川口だより」の巻頭言に、日本基督教団信仰告白の解説を一年間連載したことがあります(1994〜1995)。また、「キリスト教とはなにか」「信仰とはなにか」というような題で時々書いております。これらを手がかりとして、ご一緒に学びたいと思いますが、いかがでしょうか。
 次に、信仰生活についてですが、多くの教会でテキストに用いられたのが、辻宣道先生の「教会生活の処方箋」です。これもよく書けていると思いますが、先生ご自身が「あとがき」に書いておられるように、この本には辻先生の個性がかなり強く出ていると思います。だから、「私の教会生活処方箋」とすべきだったかもしれないとも言っておられます。それならば、私も、「私の教会生活処方箋」を書いてもよいでしょう。
 そこで、しばらくこの巻頭言に信仰生活(教会生活)について連載させて頂きたいと思います。皆さんの反響や批判を聞きながら、初心者会のテキストになるようなものが出来たらというのが私の願いです。お祈りと、御叱正をお願いします。
 手始めに何から書こうかと考えましたが、「教会学校生徒の五つの務め」から始めるのはどうでしょうか。それは、@聖書を読む。Aお祈りをする。B礼拝を休まない。C献金を献げる。D伝道する(友達を礼拝に誘う)。以上の五項目です。次号から、これらのことについて書きたいと思います。

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