2003年9月1日発行 No.423 

恵みの分かち合い(金田佐久子)

 マルコによる福音書5章に、悪霊に取りつかれていた人から主イエスが悪霊を追い出したという出来事が書かれています。その人は正気になり、イエスと一緒に行きたいとお願いしました。イエスは答えます、「自分の家に帰りなさい。そして身内の人に、主があなたを憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい」(19節)。
 神様は、お与えになった恵みを分かち合うよう望んでおられます。交わりにおいて、恵みを分かち合い、主を共に喜び祝うことです。与えられた恵みは自分のためだけではなく、教会の交わりのためでもあるのです。
 わたしは恵みの分かち合いをするのも聴くのもとても好きです。リラックスして心を開いて語り、また聴くことができるからです。神様は同じ聖書箇所でも違った恵みをお与えになり、自分だけでは狭い御言葉の理解も広く深くなるのです。一人一人が分かち合いから新たに恵みを受けるので、恵みは分かち合うほど増えていきます。教職者のためにも必要だと思います。分かち合いの輪が拡がっていくことを願っています。

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