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2005年8月1日発行 No.446 

ファミリーキャンプ

                            金田 佐久子

  久しぶりの開催となった、奥多摩福音の家での西川口教会ファミリーキャンプが夏の恵みの皮切りとなりますように。
 軽井沢でのファミリーキャンプは1992年から始まり、2000年までに6回行われました。今回は第7回になるわけです。
 大人と子供の合同キャンプに至ったのは二つの理由があります。以前は、大人の修養会、子供のキャンプを別々に行っていましたが、奉仕者・参加者が限られた中で行うことの困難さを感じたからです。一方、大人と子供と合同で一つの行事に取り組むのは、神の家族としての教会にふさわしいのでは、と考えたからでした。
 こうして教会全体の行事としてファミリーキャンプを行ってきましたが、ますます参加者・奉仕者が限定されるためか、2000年以降、ファミリーキャンプは実施されませんでした。ただ、これを契機にして始まったファミリー礼拝が、毎年ささげられるようになりました(99年度から)。
 そんな中、今年初めの教会全体懇談会で、ファミリーキャンプ開催の要望を受けとめ、役員会が動き、今年度になって、キャンプ委員会が組織されました。今回は参加しやすくしようと、一泊二日はすべて休日。会場は近場で、自己負担も軽く、交わり中心のプログラムを組みました。
 ファミリーキャンプのテーマは「神さまともっとお話しよう」。これは今年度のキッズクラスのテーマを、キャンプ委員会に提案し決定しました。主題聖句は「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい」(マタイ6・33)、テーマソングは「神の国と神の義」と「祈ってごらんわかるから」になりました。
 奥多摩福音の家のファミリーキャンプでは、大人も子供も、祈りの生活を共にしました。朝に夕に昼に御言葉に触れ、賛美がささげられました。キリスト者でも普段の生活でこれほど祈りと賛美をすることはないと思います。天候にも恵まれ、川遊び、スイカ割り、夜の賛美とゲーム、キャンプファイヤー、Tシャツ作り、バーべキュー、一つひとつのプログラムを、また生活を、心から喜び楽しみました。天の父の、恵み深い配慮に生かされていることを体いっぱいに感じ、帰ってきたのでした。
 わたしは、ファミリーキャンプが近づいた頃「キャンプ自体が目的ではない。このキャンプで神の国を体験したいです」と祈り求めました。同時に、自分自身どれほど、御国すなわち神の国を求めているか、備える中で問われ、御言葉を思い巡らしました。
 主は言われました。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコ1・15)。悔い改め福音を信じ、恵みを喜んで生きる。この喜びは、婚礼のパーティにたとえられるほどのものです。この喜びに招き入れようと、主は心の扉をノックしておられる。主の十字架と復活は、わたしたちに、この喜びにあずからせるための神の御業でした。
 今回のファミリーキャンプでは、神の国とその喜びを、神が造られた自然と神の家族を通して体験させていただいたと思っています。

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