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2007年 12月1日発行 No.474 

クリスマスの光

                            金田 佐久子

  
 あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。(エフェソ5・8)

  成長祝福式
 先月はうれしいことに、3週続けて一般礼拝において成長祝福式をいたしました。「七五三のお祝いを教会でいたします」と、おそらく三十年程前から、この季節になると呼びかけています。礼拝において祝福にあずかることを大切にした御家族がおられました。
 わたしは成長祝福式では、エフェソの信徒への手紙5章1,2節と冒頭に掲げました8節を読むことにしています。今ここで祝福を受ける一人ひとりが、神に愛されている子どもですから、光の子どもとして生かしてください、との祈りをこめて聖書を朗読します。
 
  闇から光へ
 もうすぐクリスマス。クリスマスを共に喜び祝おうと、今年もいくつかの集いが計画されています。教会の一年で、最も御祝いがなされるときです。
教会のクリスマスの祝いは、最初のクリスマスの出来事、主イエスの誕生に根ざしています。救い主がお生まれになった夜、野宿していた羊飼いたちに「民全体に与えられる大きな喜び」(ルカ2・10)が天使によって告げられました。二千年の時を経た今、教会は「救い主がお生まれになった」と、天使たちと共に、また天の礼拝と共に、喜びの賛美の歌声を響かせるのです。
 クリスマスの喜びは、救いの喜びに根ざすものです。救いとは何でしょうか。冒頭の御言葉を借りれば、「キリストに結ばれること」です。キリストに結ばれる前、わたしたちは暗闇でした。続くエフェソ5章9節には「光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じる」とあります。ですから、闇とは、神を知らず真実に生きられない人間存在を示しています。闇の行き着く果ては滅びでした。いいえ、わたしたちは既に罪の中に死んでいました。しかし神は、そのようなわたしたちを憐れみ、キリストを遣わし、キリストを信じる者を生かし、キリストと結び合わせて光としてくださいました。
あなたを光とするためにキリストはお生まれになりました。

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