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2008年 2月1日発行 No.476
人を恵み、造り上げる言葉を
金田 佐久子
主日の礼拝・説教のために
2007年から引続き今年も主日礼拝(賛美・一般礼拝)では、ルカによる福音書を学んでいきます。
この書物は使徒パウロの同労者であるルカが著者であると考えられ、彼は使徒言行録も著しました。その冒頭には、著者の献呈の言葉があります。「テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました」。(使徒1・1〜2)
ここで「第一巻」とはルカによる福音書を指しています。ルカ福音書には、イエスが使徒たちに聖霊を通して与えられた指図が記されているのです。そして今も主イエスが、西川口教会に生きるわたしたちにも聖霊を通して福音をお語りくださるということです。
具体的には永本慶子牧師とわたしが説教を担っていきます。わたしたちは個人的な見解ではなく、福音を告げ知らせます。教会の働きとして説教します。また、説教の第一の聴き手は神であられる、とよく言われます。神がお聴きくださる。会衆も共に聴く。わたしたちは畏れつつ説教の奉仕に励みます。
ルカと共に、ローマまで伝道旅行をした使徒パウロはエフェソの教会に宛てた手紙でこう語りました。
「悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい」。(エフェソ4・29)
わたしたちにも聖霊の助けにより、恵みが与えられる言葉、人を造り上げる言葉を与えられますように、また、一人ひとりの心が、礼拝に、礼拝の中心である神の言葉にひたすらに集中しますように、祈ります。
教会の行事のために
2月3日にはファミリー礼拝があります。子どもも大人も一つになって礼拝をささげます。記録を見ますと、ファミリー礼拝は1999年8月に初めて行われ、年に2、3回実施してきました。普段は子供礼拝・賛美礼拝・一般礼拝・夕拝と分かれていますが、どの世代の人とも、唯一の神を礼拝するというファミリー礼拝の体験は、なくてはならないものだと考えます。共にささげる礼拝そのものに意義があるのです。
2月17日は教会総会・教会全体懇談会です。教会員(現住陪餐会員)であるということは、教会総会議員であるということです。一人ひとりが大切な教会総会構成メンバーなのです。役員の改選が主な議題です。また教会全体懇談会では、春日部墓苑改築の状況について、教会規則制定への取り組みについて、役員会から話をいたします。よき意見交換がなされることを期待します。
総会・懇談会においても、先に掲げた御言葉のように、聞く人に恵みが与えられる言葉、互いを造り上げる言葉が行き交いますようにと祈ります。責任をもって信仰によって語り合うことができますように。
御言葉はこのように続きます。
「神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、聖霊により、贖いの日に対して保証されているのです」(エフェソ4・30)。
キリストを信じるまでどれほど神の聖霊を悲しませる罪に生きていたことか。そのわたしたちを主が救いの中へ、命の中へと移してくださいました。だからこそ聖霊を悲しませてはいけない、言葉と行いにおいてもそうであるように、と決心します。
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