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2008年 6月1日発行 No.480 

信仰の継承をめぐって

                            金田 佐久子
 
 「県南四市牧師会」という、川口市・鳩ヶ谷市・戸田市・蕨市にあるそれぞれの教会の牧師たちで構成されている集まりがあります。この四誌の宣教に力を合わせていこうという趣旨に共鳴した牧師たちが交わりを深めています。
数年前、クリスマス伝道のために牧師会が立ち上げられ、その後毎年12月の初めに「県南四市クリスマスの夕べ」(音楽ゲストとメッセージの集会)を開催してきました。
 現在「クリスマスの夕べ」は牧師会から委員を立てて、委員の牧師たちに計画や準備を委ねています。それまでは牧師会が「クリスマスの夕べ」の準備にかかりきりでしたが、現在は集まりにおいて学びと交わりを持つようになりました。
 前置きが長くなりましたが、今年度、県南四市牧師会では「継承」をテーマに学ぶことにしました。
 さて、西川口教会では「教会の目標」を6つ掲げています。
  1.主日礼拝を大切にする教会へ
  2.聖書に親しみ常に祈る教会へ(祈祷会を大切に)
  3.各自の賜物がよく活かされる教会へ
  4.次世代への信仰の継承
  5.受けるより与える教会へ
  6.地域に奉仕する教会へ
 春に行われた県南四市牧師会では、第4の目標そのもの「信仰の継承」がテーマでした。そして分かっていたつもりでも、聖書に基づき熱く語られた発題に大いに刺激を受け、襟を正される思いがしました。一部ですが分かち合います。
  ・共同体である教会は、次の共同体を育てる使命がある。
  ・イスラエルの民(共同体)は初めから信仰を継承するため、信仰と教育が一体化した共同体である。その為に十戒が与えられ、律法が与えられた。そこには子供を教えること、信仰を継承することが語られている。
  ・日本国憲法で保障されている信教の自由とは、伝道する自由を守っているということ。キリスト者である親が、信仰は個人の自由だからといって、自分の子供の信仰の教育を放棄してはならない。
  ・教会は子供たちに福音を伝える使命がある。何よりも礼拝に子供たちを来させること。尊い福音が教会にはあるのだから。
 そのほかに、普段から愛を持って家族に仕えることで、教会に家族(親・子・孫)を連れてくる教会員が徐々に増えてきた、という証にチャレンジを受けました。また、ミッションスクールから送られる子供たちがおり、その大半は親がキリスト者ではないので、その子供たちも教会として信仰の教育をしていく必要があると語られました。
 復活の主イエスは弟子たちに命じられました。
 「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」。(マタイ28・19〜20)
 教会は、子供たちばかりでなく、すべての民を主イエスの弟子とするように、そして命じておいたことを守るように教えよ、との使命を与えられています。救いは神がなさる業ですが、神は教会(わたしたち)を用いて救いをもたらそうとなさいます。
 どうぞ教会の諸集会を活用してください。牧師を用いてください。あらゆる機会を捉えて接する人に福音を宣べ伝えます。

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