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2010年 11月 1日発行 No509 

教会創立60周年記念礼拝によせて

                            金田 佐久子

 信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。(ヘブライ12・2)

 11月の第一主日は教団の行事暦で「聖徒の日」と定められており、西川口教会では毎年(今年は7日に)「召天者合同記念礼拝」をささげます。地上の生涯を終えて天に召された教会員と関係者の皆様方を覚え、ご遺族の方々と共に礼拝します。
 そして11月21日は、初代牧師横山義孝先生、ご夫人の横山静子先生をお迎えして、教会創立60周年記念礼拝をささげます。主なる神の憐れみにより今日まで守られたことを感謝するものです。ただ神に栄光がありますように!
6 0周年の記念行事はこの特別礼拝です。今回は横山先生ご夫妻をお迎えできることをうれしく思っています。両先生共々なお現役で、東京都東久留米市の日本基督教団東京新生教会で福音宣教に励んでおられます。5年前の55周年記念礼拝の時にも、横山義孝先生においでいただきました。礼拝後の愛餐会では、「今度は静子先生もぜひ」との声がたくさんあがりました。時が満ち、この度実現できる運びとなりました。
 川口での伝道開始10年目の3月に、横山義孝牧師は聖霊体験を通して召命が不動のものとなり、新たなビジョンが与えられたと記録されています。そのビジョンとは、第一種教会設立であり、新会堂建築でした。
 教会の祈りと奉仕が実を結び、現在地にこの教会堂が建てられ、献堂式が行われたのは、1964年(昭和39年)12月13日でした。
 教会創立20年の記録として「祈り―教会創立20周年史並記念文集」が残されています(1972年7月発行)。恥ずかしながら、今まできちんと目を通したことがありませんでした。西川口教会の60年の歩みを振り返るために、興味深く、注意深く、楽しく読んでいます。
 “・・・これは、私たちの小さな群に、主がどのような恩寵のみ業をなし給うたかの記録です。まだやっと二〇才をこえたばかりの若い教会です。しかし私たちのために祈って支えて下さる、教区、地区の教会とその交わりがなければ、私たちの今日はありません。教団内外の諸教会と、その祈りと交わりに感謝してこの二〇周年史を綴りました。祝福を祈りつつ。”(巻頭言より)
 教会創立30年を記念して、「ビジョンに向かって―教会創立30年史並記念文集」が発行されました(1982年9月)。横山義孝先生が伝道者養成という新たな任務に召され、宣教の業をバトンタッチしていく教会の姿がよく見えます。1982年度より二代目牧師として三枝道也先生・育代先生を迎えました。
 教会創立40年の1990年は、三代目牧師の島隆三先生・静江先生が、香港から西川口教会に着任された年でした。二度目の牧師交代という大きな出来事の中にありました。11月に、横山義孝先生を迎えて創立40周年記念礼拝をささげました。
 教会創立50年の2000年には、「教会創立50周年誌」の発行や聖書全巻リレー通読などの記念事業を行いました。この年にも、5月に横山義孝先生をお迎えして創立記念礼拝をささげました。
 2004年、西川口教会は三度目の牧師交代を経験しました。
 創立60周年を覚え「10年の記録誌」を作ることにしました。すべての評価は、かの日、主の御前でなされるでしょう。
 主イエスを見つめながら、与えられた信仰の旅を続けます。

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