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2015年 7月 1日発行 No565 

祈りー神に聴く

                            金田 佐久子

 キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。(コロサイ3・16)

 いよいよ今月の7月26日の特別礼拝と午後の講演会が近づいてまいりました。それに先立つ7月25日には、第40回西川口教会アシュラム(一日アシュラム)を開催します。講師にはアシュラムセンター(滋賀県近江八幡市)の主幹牧師・榎本恵先生をお迎えします。
 
  祈りを体験する
 アシュラムについて紹介したいと思います。アシュラムは基本的には2泊3日、もしくは1泊2日で行います。一日を、聖書を読み祈って始めるという生活を体験するためには、宿泊することがふさわしいと思います。しかし、一日の体験を目的とするミニアシュラムもあります。
 わたしは健康維持のため体操教室に通っています。そこでは先生の動きを見たり、説明を聞いたりするだけでなく、わたしが先生のまねをして自分の体を動かさなければ意味がない。このように、実践の大切さはだれでも分かると思います。
 アシュラムもそれと同じです。参加して、指導を受けて、そのまねをして、体験する。集会が終わってからも、わたしが暮らしの中で聖書を読み、祈っていく。今日それをする。一日、一日、そのような日を積み重ねて、祈りの生活を習慣にしていく。そうするうちに魂が養われ、信仰生活の足腰がしっかりしてきます。試練に耐える力も与えられるようになります。アシュラムが、このような祈りの生活を始めるきっかけとして有効に用いられますように。

  神に聴く祈り
 「祈り」というと「・・・してください」という祈願の祈りを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。特にアシュラムで体験するのは、「受け身になっていく」ことです。神が主(しゅ)でいらっしゃる。わたしは、神がわたしに対してなさろうとしておられること、語りかけようとしておられることを受け取る。神の声に耳を傾ける。神に聴く祈りであり、妙な言い方ですが「積極的な」受け身の姿勢が大切です。「キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい」との聖書の言葉のとおりです。

  分かち合いの力・支え
 アシュラムでは、「ファミリー」という小グループを作ります。ファミリーのメンバーがそれぞれ聖書に聴き、そこから与えられた恵みを分かち合います。その言葉によって、メンバーも教えられ、諭されます。そして互いに祈り合い、励まし合います。アシュラム集会が終わってからも、祈りの友として続いていくのです。このファミリーの祈りにどれだけ支えられているか。祈っている人だけが実感できる恵みです。そして、その恵みの生き生きとした手ごたえを味わった者は、神に感謝せずにはおれません。「感謝して心から神をほめたたえなさい」! ハレルヤ。

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