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2023年2月1日発行 No.656
出会いを待つ言葉たち
金田 佐久子
初めに言(ことば)があった。(ヨハネ1・1)
年末はクリスマスカード、年始は年賀状が何通も届き、親しい先生方、教会の兄弟姉妹の消息を知ることができ、うれしく読みます。さらに、そこに月報「西川口だより」へのコメントがあると、発行の苦労が報われる思いがします。この度、月報が皆様の手元に届くまでのことを紹介したくなりました。
月報の発行担当は広報部です。月報は教会の「顔」であり、教会の「今」を伝え、記録となります。
企画がまず肝心です。「だれに、何を書いていただくか」。編集会議で最も悩むところです。編集部は、原稿を寄せてくださる方と月報を読んでくださる方が、それぞれに神の恵みを分かち合い、それによって信仰が強められ、慰められ、励まされることを目指しています。月報は教会の「顔」であり、キリスト者がどのように感じ、考え、行動しているか、証しされるものであるようにと願っています。
実はこのコロナ禍で、月報の発行の悩みが深くなりました。というのは、コロナの前までは、教会の行事や日本基督教団埼玉地区や関東教区などの集会や研修会の報告を折々に掲載していて、企画の点で大いに助けられていました。ところが、コロナのために多くの集会が中止となったので、報告記事がなくなり、その分、信徒の証の原稿を増やすことになりました。教会の暦や行事暦を考慮し、投稿者も執筆のテーマも偏らないよう考慮しつつ、企画し、執筆を依頼します。
原稿がなければ月報の発行はできません。教会の兄弟姉妹の協力がなければ、次に進みません。担当者が電話や口頭、あるいはメールで寄稿をお願いします。了承をいただけると、天に昇る心地がします。確認のため、担当者が「寄稿依頼書」を書いてお渡しします。
教会の兄弟姉妹が快く寄稿を了承して、締め切り(第2日曜日)を守って、本当にありがたく感謝しております。時代も変わり、原稿依頼も提出もメールでやり取りすることも多くなりました。
原稿が集まるとその週に編集作業に入ります。最近は、手書きの原稿をT姉がデータ入力してくれています。そうすると紙面の割り付け作業(レイアウト)がたいへん容易になります。教会の記録として、役員会報告、教会行事などの予定、集会の統計も毎月掲載しておりますが、K姉が忠実にまとめています。こうして原稿の編集と校正を行い、遅くとも、第3日曜日の夕拝後に印刷業者T社に届けます。翌日に、T社のSさんと、K姉が電話連絡して詳細を確認します。私は、第3週の金曜日の午前中に巻頭言をメールで入稿します。その日の夕方に、T社から校正刷りが届きます。校正は、M兄とK姉と私が行い、第4日曜の夕拝後T社に届けます。翌日の月曜にK姉が電話連絡します。水曜までに校正刷りの最終確認をします。木曜に印刷部数をお知らせして、金曜の夕方に月報が納品されます。
あっという間に読み終えることができる月報「西川口だより」なのですが、毎回、多くの方の協力と背後の祈り、神のお助けによって発行できたことと信じております。これは神の業です。
こうして、皆様のお手元に月報をお届けしています。祈りを込めて書かれた言葉たちが出会いを待っています。皆様の心に、神の言葉が、神の愛の温もりが届きますように…。
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