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2023年6月1日発行 No.660

永遠の命を生き始める

                            金田 佐久子

 キリスト教ラジオ放送局の日本FEBCから毎月機関紙が届き、いつも楽しみにしています。4月下旬に届いた紙面の記事に目が釘付けになりました。こうありました。
 「はじめまして。ぼくは小学三年生の男の子です。ぼくには疑問に思うことがあります。考えてもわからないことがあるので、教えてください。一つ目、人間は生まれる前にはどこにいたのか。二つ目、人間は死んだらどこへ行くのか。三つ目、やりたいことをやっても、どうして死んでしまうのか。考えると暗い気持ちになります。よろしくお願いします」。
 この質問は5月4日放送の「恵子の郵便ポスト」という番組で紹介されました。番組パーソナリティの吉崎恵子さんが祈り、この子に語りかける応答に心を合わせました。その祈りと応答を紹介します。
 「神さま。この三つの問いを考えると、気持ちが暗くなってしまいますと、問いかけてくださいました。大事な私たちの生と死。その後のこと。この地上に生きている間のことを問いかけてくださいました。この男の子にあなたが語りかけ、『私のところに来なさい、あなたの悩みの答えは私が持っている』と引き寄せてくださったことと信じて感謝します。どうぞ私を通して、私の答えでなくあなたご自身のお答えを示してくださいますようにお願いします。そして『イエスさま』と、一緒に祈ることができますように導いてください。アーメン」。
 「人間は生まれる前はどこにいたのか」の質問には、「どこにもいませんでしたよ。神さまが一人ひとりをお造りになられて、あなたもわたしも神さまに造られた命なんです。神さまは、全く新しく特別に、あなたをお造りになったのです。体と魂を造り、神さまの命の息を吹きかけて。何もないところから、命を造り出してくださる神さまを信じ、この命を大切にして生きたいと思います」と。
 二番目と三番目の問いには、聖書の言葉「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネ3・16)を語られました。
 「神の独り子・イエスさまを信じて、神さまの子どもになります。死んだら神さまの御支配の国に迎えていただいて、永遠に生きます。でも、永遠とは時間の長さではないの。あなたを愛してくださる神さまと、イエスさまが抱きしめてくださる、喜びでいっぱいの命です。天の国は、悲しみがなく、ただ愛され、恵みでいっぱい、うれしいことで輝いていて、想像ができないくらい。永遠には時間がないから、飽きない。どうして喜びでいっぱいと言えるのか。その喜びを、この地上で、今生きていて、味わうことができているからです。イエスさまを信じると分かります。
 今は、その永遠の命を生きる準備の時。マラソンをするなら準備体操を、歌をうたうなら、発声練習をする。『イエスさま』と祈ってください。『イエスさまを知りたいです。暗い気持ちになりますが、イエスさまの喜びをください』と祈ってください。必ず応えてくださるから、一日一日を良い準備ができるように、いっしょに生きていきましょうね」。
 私から皆様へ、もう一つ聖書の言葉を紹介いたします。
 「永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです」(ヨハネ17・3)。

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