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2025年5月1日発行 No.683

教会創立75周年を迎えて④ 横山義孝先生を偲んで

                            金田 佐久子

「あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。」(ヘブライ13・7)

 私たちの敬愛する初代牧師・横山義孝先生が、4月16日の朝、静かに神のみもとに召されました。98歳6か月のご生涯でした。
 横山先生は、1950年4月から1982年3月まで、当教会の主任担任教師として、長きにわたり奉仕され、当教会の基礎を築いてくださいました。
 横山先生の葬儀は4月23日の夜、日本基督教団志木教会にて横山基生先生の司式で執り行われました。私は都合により、夕方の納棺式に参列しました。式の後で横山静子先生と久しぶりにお話ができました。
 横山先生ご夫妻が3月23日の当教会の創立75周年記念礼拝が祝されたことを喜んでくださり(説教者がご子息の横山基生先生であったことも喜び)、第2の開拓伝道の東京新生教会も今年35周年の記念を迎えられたと伺いました。横山先生が開拓された二つの教会を心から喜び、神に感謝されたことを知り、私も感激しました。その背後には、横山先生ご夫妻の絶えざる執り成しの祈りがありました。
 横山義孝先生が「西川口だより」第600号(2018年6月号)にご寄稿くださった「主の愛のご期待に応えよう」より一部を引用します。
“この度西川口教会を訪れて痛感しましたことは、神様が愛をもって御教会に今後の躍進を期待しておられるということです。そこで私は御教会に対して主が期待されていると思われる点を記したく存じます。
 第一に、良く祈る教会になってほしい。
 ① 祈りは魂の呼吸です。人間の肉体を初め被造物すべては呼吸でその生命が支えられています。特に人間は肉体的呼吸だけでなく霊的にも呼吸が必須条件なのです。それが祈りです。
 ② 祈りは私たちの魂に霊的なエネルギーを供給します。信仰的に力を失っている時、神の栄光のために奉仕しようとする時、祈りによって霊のエネルギーをいただくことができるのは素晴らしいことです。
 ③ 祈りによってのみ私たちは神の御心と知恵に与ることができます。…なぜなら神の御心に適ったことを求めるなら聞き入れてくださる(ヨハネ一5・14)とあるからです。ここに私たちが「静聴の時」が必要な根拠があります。朝の祈りにおいて今日歩むべき道、今日なすべき業をまず求めることが大切なのです。今日一日の私に対する神の御心がわかったらそれを祈り求める。神はその願いを必ず聞いてくださいます。
 ④ 祈りを通して、神ご自身が私の魂の王座に住んでくださるためです(出エジプト29・45~46、コリント一6・19)。アシュラムの祈りはこの神様の約束が私たちに成就するためです。…”
 信仰と祈りの方であられた横山義孝先生。神が出会わせてくださった横山先生という良き模範に倣うことができますように。

 
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