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アイコン駆動音や回転音の無いオーディオ環境を作ろう
<2012/04/24>
安価な製品ばかりながら、より良いオーディオ環境にする為
DENON AVR-3311-SPを中心に、駆動音や回転音をなくしました。
空冷ファンの音やHDDのカリカリ音等が紛れ込んでは
どんな高価な機器もちょっとアレだなと思ったりします。
まあ、いわゆるネットワークオーディオで解決出来たので
ご参考になればと掲載します。(構築は1年以上前ですが)
(現状の所持機器を利用し、追加購入は最小限に留める方針で)

AirPlayかDLNAを用いますが、どちらかと言うとDLNAが
オススメです。理由はメジャーになるであろうし
私の場合は、所持しているDENON AVR-3311-SPが
最初からDLNAクライアント機能を持っており
費用を掛けてAirPlay対応にアップグレードする必要も
本来無かったハズだからです。

でも私はAirPlayにしました。 何故か それは…
「iPodを持っていた」と言うだけです。
iPodを運用するにはiTuneが必要になりますから
iTunes(Ver.10.4)のエンコードにはQuickTimeが裏で動作します。
何でしょう、この蟻地獄的に林檎色に染められる状況は。

(貧乏なので極端に安価な構成です。)



AirPlayの場合(1年以上前の情報です)

1.安価なAirPlayサーバーを構築
NASを買えば良いのですが、お金が無いので
PCの残骸パーツから1台PCを組み立てました。
CPUはAMD Sempron2600+メモリはDDRの1GB
OSはネットでWindowsXP Home Edition SP3を
送料込5千円台で購入し、インストールしました。
セキュリティ対策ソフトはライセンス余剰が無しの為
無料のMicrosoft Security Essentialsを導入
(このPCの使い道からいって十分かと)
AirPlayサーバーと言ってもPCの場合は、iTunesを
インストールするわけです。
iTunesのウィンドウ上部メニューの「編集」→「設定」
→「デバイス」にて、「リモートスピーカーから iTunes の
オーディオコントロールを許可する」にチェックマークを
付けておきます。
こうしておくと後々DENON AVR-3311-SP
からトラック操作等が可能になります。


2.構築したらオーディオルーム以外に設置
私の場合、自室がオーディオルームなので
隣室に設置し、LANに参加させました。
LANケーブルはカテゴリー6の15mにしましたが
LANボードが古いパーツなので100BASE-TXで接続
まあ、音楽だけなら十分な転送速度です。
※無線LAN子機で接続でも良いです。


3.ライブラリにCDを取り込み
iTunesのライブラリにCDをAppleロスレス形式で
取り込みました。WAV形式と同じ音質でありながら
アルバムアートワーク等の利用が可能となります。
正体はMPEG4-オーディオファイルのロスレスです。
CDが多いと面倒な作業となりますが、努力と根性で(^^
アルバムアートワークは自動取得しなくても
自分で好きに画像を設定出来ます。面倒ですが。
300×300ピクセル以上がオススメです。
現在5169曲、サイズ約138GBです。ご参考までに。


4.DENON AVR-3311-SPをLANに接続
DENON AVR-3311-SPをLANに追加しました。
初めからAirPlay対応されている機器では無いので
5千円超でアップグレードしました。


5.再生する準備をする。
iTunesのウィンドウ右下のAirPlayマークをクリック


ここでAirPlay機器を選択して下さい。
上手く接続出来たら下記の状態に変わります。



6.再生する。
iTunesで曲を普通に再生します。AirPlayによって
AVR-3311-SPがスピーカの如く使用出来ます。
ボリュームコントロールはAVR-3311-SPとiTunes両方で
連動して可能です。あとAVR-3311-SPから操作出来る事は
トラック操作と一時停止/一時停止解除くらいなので
iTunesでのプレイリストの作り込みに考慮が必要だと感じました。

補足:再生開始時iTunesがエラーを発して終了する事が有ります。

テレビは無くても良いのですが、下記写真の表示になります。
画面左上部にアルバムアートワークが表示され
中央部に曲名、アーティスト名、アルバム名が表示されます。
一応AVR-3311の狭いディスプレイのみで表示、操作も可能です。
但し、その場合、曲名等が2バイト文字の場合は、その文字は
「・」で表示されます。(正常に表示出来ません)


AirPlayの場合は以上です。
流石ロスレス音声、WAVと同等の音質なので美しい。
空冷ファンの音やHDDのカリカリ音等から開放されました。


7.バックアップしておきます。
努力と根性で取り込んだ折角のライブラリをバックアップします。
残骸パーツで組んだPCなので、復元先が全く別のPCの可能性が
大ですので、それを想定してバックアップします。

iTunes Mediaフォルダを安全な領域に丸々コピーします。
ここには音楽ファイルが有ります。Appleロスレスなので
ファイルにはアルバムアートワーク等の情報が埋め込まれています。
(私はフリーソフトのRealSyncで差分バックアップを取っています。
ゆえに時間が掛かるのは1番最初のバックアップのみで後は楽々です。)

それとiTunesウィンドウ上部メニューから「ファイル」→「ライブラリ」
→「ライブラリのエクスポート」でxml形式のファイルを安全な領域に
出力しておきます。
これにはレート(★いくつ)再生回数等の情報が含まれます。
同じ手順でプレイリストもテキスト形式でエクスポート出来ます。
必要なら同様に安全な領域に出力しておきます。


8.バックアップから復元するには
新たにPCを用意したとします。iTunesをインストールします。
iTunesを前のPCと同様のフォルダ構成に設定します。
新たなiTunes Mediaフォルダにバックアップしておいた
iTunes Mediaフォルダに上書きコピーします。
iTunesのウィンドウ上部メニューから「ファイル」→「ライブラリ」
→「プレイリストをインポート」にてバックアップしておいたxml形式の
ファイルを取り込みます。
(本来、ライブラリをインポートと言う選択肢が有っても良さそうですが
プレイリストをインポートからになります。不思議な感覚。)
プレイリストも復元したいなら同じ手順で可能です。




DLNAの場合(他サイトで良く紹介されているのに今更ながら)

1.安価なDLNAサーバーを構築
音楽だけなら高性能なものは必要有りません。
NASを買えば良いのですが、お金が無いので
上記AirPlay環境に組んだ隣室のPCを利用します。


2.構築したらオーディオルーム以外に設置
上記AirPlay環境に組んだ隣室のPCを利用します。
TVersityをインストールします。

Windows XP SP3はWindows Media Player 11が
最初からインストールされているので、それを利用します。


3.ライブラリにCDを取り込み
上記AirPlay環境の場合と同様、努力と根性でCDを
ライブラリに登録します。WAVファイルとして取り込みましたが
WMAロスレスと言う手法も有ったと後になって知りました。

(現時点ではAppleロスレスが流用出来ません。)

Appleロスレスを再生可能にするbatが他サイトで
紹介されているので唖然としましたが、まあ時代が
やっと追いついてくれたと言う事にして先に進みます。


4.DENON AVR-3311-SPをLANに接続
上記AirPlay環境構築にてLANに追加したDENON AVR-3311-SPは
音声のみのDLNAクライアント機能を最初から持っているので
費用は掛かりませんでした。この分だけでもDLNAが有利かと。


5.再生する準備をする。
隣室のPC(DLNAサーバー)を起動
起動するだけで裏でDLNAサーバーとして動きます。


6.再生する。
AVR-3311-SPをNET/USBモードにしてMedia Serverを選択
隣室のコンピュータ名が表示されるので選択
流れに沿ってアルバムやプレイリストを選択し再生します。楽々(^^/
テレビは無くても良いのですが、下記写真の表示になります。
中央部に曲名、アーティスト名、アルバム名が表示されます。
一応AVR-3311-SPの狭いディスプレイのみで表示、操作も可能です。
但し、その場合、曲名等が2バイト文字の場合は、その文字は
「・」で表示されます。(正常に表示出来ません)
ちなみに実験なので曲名とか適当です。(WAVファイルを再生中)


DLNAの場合は以上です。WAVファイルだと
アルバムアートワークが表示されないのは少し寂しい。でも
空冷ファンの音やHDDのカリカリ音等から開放されました。




総括.へっぽこ実験成功、でも私はチョット後悔。
以上のことから、現在2012年になって思う事は、もう少し待って
DLNA環境構築が楽々になってから作業開始するのが
正解だったのでは無いかと。
CD取り込みに数日掛かり疲れるので、最初からやり直しはキツイ。
更に言えば、アルバムアートワーク等の問題点が残っているNASの
過渡期をやり過ごして、安定したNAS導入が望ましかったと。
ですがAirPlayを否定するわけでは無いです。
私の場合は、iPodからの流れでそうなっちゃいましたが
ロスレス音声を静かな環境で視聴出来ております。


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