(1)第2回 国環研ミニシンポジウム−越境大気汚染研究−報告
友寄 喜貴( 沖縄県衛生環境研究所)
3月3日、娘(3歳)の雛祭りと引き換えに、「第2回国立環境研究所酸性雨ミニシンポジウム」に参加させていただきました。今回は、発表も無く、聴くだけの気軽な出張・・・。が、なかなか楽はさせてくれません。村野先生からの宿題がついに巡ってきてしまいました。
出張の数日前から体調を崩してしまい、当日は病院からの薬を服用しながらの参加。その薬の副作用で、眠くて、頭がボーとして仕方ありません。つくばに来るときも、反対方向の電車に乗ってしまう状態。ホテル代を支払ったかも記憶なし。そんなわけで、講演者の方には大変申し訳ないのですが、内容については、ほとんどついていけません。まあ、頭がハッキリしてても、理解できなかったのかも知れませんが・・・。そのため、講演内容についての感想は、パスです。すみません。
でも、積雪やいろんな所の写真が紹介されたことについては、覚えてます。沖縄は雪が無いので、雪の写真を見ただけで、「うらやましいなぁ」と思ったり、「でも、仕事だったら大変そうだから、やっぱり沖縄がいいなぁ」と思ったり・・・。
水稲の被害状況の写真でも、「沖縄はサトウキビ畑ばっかりで、被害といえば台風くらいかなぁ」と思いながら・・・。出張の度に、日本の広さと、沖縄の気候・風土・文化の特異性を再認識されられます。
メインの「鉛同位体比」については、ICP/MS分析の精度を確保するのが大変そうだなぁというのが、正直な感想。最初は、「沖縄の降水なら、まったく異なった結果が出るかもしれないから、面白そうだなぁ」、「当所もICP/MSを整備してほしいなぁ」と思いながら聴いていました。
が、講演が後半になると、「ICP/MSの精度を確保するのは、すごく難しそうだなぁ。大雑把なO型の僕としては、関わりたくない装置だなぁ」、「当所はICP/MSが整備されてなくて良かった〜。」と心境の変化が・・・。
講演者の方々をはじめ,ルーティン業務に追われながらも,いろいろな研究に参加されている皆様に、心から敬意を覚えます。僕も頑張らなくては・・・。
村野先生のご都合で、ミニシンポジウムは当初予定より早く終了。飛行機の便を早めるため、つくばの寒風の中、ダッシュで羽田空港へ。空路、沖縄へ戻ると、夜7時。それでも、気温18℃。「やっぱり沖縄がいいなぁ」と思いながら帰宅。何とか、娘の雛祭りにも間に合いました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第2回 国環研ミニシンポジウム−越境大気汚染研究−
場所:国立環境研究所 温暖化棟会議室1(温暖化棟交流会議室の隣の小さな部屋)
プログラム
9:00− 9:20 福井県内4地点における四季のフィルターパック測定結果
落井 勅(福井県衛生環境研究センター)
9:20− 9:40 長崎県北部水稲葉枯症原因調査ーH17結果概要ー
森 淳子(長崎県衛生公害研究所)
9:40−10:00 中国山地と四国山地の降水成分への影響
大原真由美(広島県保健環境センター)
10:00−10:20 日本海沿岸におけるエアロゾルの長期連続モニタリング
−流跡線解析による鉛同位体比の挙動−
中西貞博(京都府保健環境研究所)
10:20−10:40 休憩
10:40−11:00 国設箟岳局における降水中の鉛同位体比について
11:00−11:20 和歌山県潮岬における降雨中の鉛同位体比分析
野中 卓(和歌山県環境衛生研究センター)
11:20−11:40 立山における鉛同位体比の季節変化
溝口俊明(富山県環境科学センター)
11:40−12:00 討論
13:00−14:00 自由討論
*要旨集作成の都合で、参加登録が必須です。
* 2月25日(金曜日)までに村野まで参加申し込みしてください。
メール(murano@nies.go.jp) 、共用FAX 029-850-2579
* 部屋の大きさの都合で参加人数は20人に限らせていただきます。
* 不明な点は以下に連絡下さい。
独立行政法人 国立環境研究所
大気圏環境研究領域 村野健太郎
(直通TEL
029-850-2537 共用FAX
029-850-2579 e-mail: (murano@nies.go.jp)