各国楽器名一覧表
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木管楽器 フルートFluteFrautoFlûteFlöte
オーボエOboeOboeHautboisOboe
クラリネットClarinetClarinettoClarinetteKlarinette
ファゴットBassoonFagottoBassonFagott
金管楽器 ホルンHornCornoCorHorn
トランペットTrumpetTrombaTrompetteTrompete
トロンボーンTromboneTromboneTrombonePosaune
チューバTubaTubaTubaTuba
打楽器 ティンパニKettledrumsTimpaniTimbalesPauken
大太鼓Bass DrumGran CassaGrosse CaisseGrosse Trommel
小太鼓(スネア)Snare DrumTamburo (Piccolo)Caisse ClaireKleine Trommel
シンバルCymbalsPiattiCymbalesBecken
タンバリンTambourineTambarinoTambour de BasqurTamburin
トライアングルTriangleTriangoloTriangleTriangel
カスタネットCastanetsCastagnetteCastagnettesKastagnetten
弦楽器 ヴァイオリンViolinViolinoViolonViorine
ヴィオラViolaViolaAltoBratsche
チェロVioloncelloVioloncelloVioloncelleVioloncello
コントラバスDouble BassContrabassoContrabasseKontrabass

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☆音楽用語解説☆

このページの中に登場する、解説が必要だと思われる用語について「あいうえお」順に並んでいます。
もっと知りたい方は、楽典を勉強するか、こちらまでメールをお願い致します。
出来る限りのことはお答えするつもりです。

アルペジオ

日本語では「分散和音」。ギターで「チャラララ〜ン」と弾いた感じと言えばイメージは伝わると思います。
厳密にいえば「チャララ〜ン」以外にも、ある和音を分解して弾いたものすべてを「アルペジオ」と呼ぶのですが、 一般的には、前者の方の意味で用いられることの方が多いようです。
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オブリガート

メインメロディーと同じ時に演奏される「対旋律」のことをいいます。歌謡曲(現代の音楽)でいうと、 ヴォーカルと、ギターの(メロディーとは別の)旋律が一緒に流れている部分の、ギターの旋律がそれにあたります。
全然関係はないのですが、「オブリガート」はポルトガル語で「ありがとうございました」という意味になるそうです。
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エピソード

ロンド形式で、主題と主題に挟まれた部分に出てくる音楽のことです。「挿入句」と訳されます。
形式によって様々ですが、2つ以上のエピソードをもつ曲がほとんどです。
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オーケストレーション

日本語に訳すと「管弦楽法」。ある曲をオーケストラに限らず、様々な楽器に割り振るための理論・技術です。 楽器についての知識はもちろんのこと、様々な楽器が組み合わさった場合の効果も勉強する必要があるため、 音楽の中でも非常に難しい勉強の1つと言われています。
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クァルテット

「カルテット」と呼ばれることの方が多いですが、正式にはこう書きます。日本語では「四重奏」ともいい、 言葉の通り、4人で演奏する形態のことです。
ヴァイオリン2人。ヴィオラ1人、チェロ1人のクァルテットのことを、特に「弦楽四重奏」といい、 クァルテットでは最も有名な形です。
ちなみに、3人は「トリオ」、5人は「クインテット」といいます。
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クレッシェンド

学校時代の音楽で習った言葉ではないでしょうか。「だんだん強く(音を大きく)」という意味です。 この言葉の反対の意味として「デクレッシェンド(だんだん小さく)」があります。
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コーダ

音楽の終結部分のこと。ここまでくれば、音楽は終わりに向かってほぼ一直線の流れになります。
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3部形式

基本的には、Aメロ→Bメロ→Aメロ(→コーダ)の形ですが、厳密には各小節24小説ずつの形を「3部形式」と呼びます。 交響曲のゆっくりした楽章に用いられることが多いようです。
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主題

曲の冒頭部分に出てくることが多く、その音楽の中心となる旋律のことです。交響曲など、 規模の大きな曲は、2つ以上の主題を持つこともあります。
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ストレッタ(フーガ)

「模倣」と呼ばれる音楽技法のうちの1つです。模倣には、輪唱で有名な「カノン」や、 学生時代の音楽の授業で、皆さんも必ず一度は聴かされたであろうバッハの「小フーガト短調」に代表される「フーガ」という技法があります。 そのフーガの中でも、特に前の旋律が終わらないうちに、他の声部が異なる音高で入ってくるものを「ストレッタ」といいます。 誤解を恐れずにいえば、「カノン」と「フーガ」の融合したもの、と言えるのではないでしょうか。
特にバロック・古典派の音楽にはよく登場しますが、もちろん現代の音楽でも用いられることの多い技法の1つです。
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デュエット(デュオ)

カラオケなどで男女が一緒に歌う曲の種類として有名ですが、男女にかかわらず、 器楽曲でも二人で演奏することををデュエット(デュオ)といいます。
日本語に訳すと、正式には「二重奏(二重唱)」となります。
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(バッソ)オスティナート

持続する旋律のことを「オスティナート」といい、特にベースラインにオスティナートが現れることを「バッソ・オスティナート」と呼びます。 かなり古くから効果的な技法として採り入れられ、ベートーヴェンも交響曲などに利用していました。
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バロック(音楽・時代)

日本語に直訳すると「ゆがんだ真珠」という、何だかとってもわかりにくい意味ですが、約350年前〜250年前(17〜18世紀前半)の時代に作られました音楽の総称です。 J・S・バッハや、ヘンデルといった作曲家が代表人物です。
この時代には「通奏低音」という、ベースラインが書かれた楽譜に数字が記載されており、 その数字を見て、他のプレーヤーが即興的に装飾をつけたりするという、今でいう「コードネーム付きのソングブック (現代では、ベースラインではなくてメロディーが書いてありますが)」のような楽譜が一般的でありました。
現代音楽の基礎となる理論や音楽が作られた時代でもあり、音楽が比較的聴きやすく、 形式もわかりやすいのが特徴。当時のヨーロッパは、いわゆる「絶対王政」の時代で、音楽家も貴族に雇われ、彼らが食事をする際の音楽などを毎食作曲していたなどの事情もあるため、 比較的わかりやすい音楽が好まれたのだと思われます。
この時代の代表的な曲は、ヴィヴァルディの「四季」や、ヘンデルの「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」、J・S・バッハの 「小フーガ」「G線上のアリア」などが挙げられます。
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反復進行

音楽理論の1つで、言葉の通り、あるフレーズが、同じ声部で調を変えながら2回以上繰り返していく進行方法です。
メロディーのみに反復進行が現れるものを「旋律的反復進行」といい、さらに他の全声部も反復進行するものを 「和声的反復進行」といいます。
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フェルマータ

「その音をほどよく伸ばす」という意味の音楽記号(用語)。文章に置き換えていえば、起承転結の分かれ目や、 最後の部分に現れることが多いです。
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不協和音

この言葉の対極にあるのが「協和音」。「協和音」の方は、いわゆる「ド・ミ・ソ」のようにきれいに響く和音のことです。 これに対し、「ド・ド#・レ」が同時に響くような、いわゆる濁った和音を「不協和音」と呼びます。
ジャズやブルース、現代の音楽でもよく使用されている「テンション」も、不協和音の1種です。
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マーチ

日本語に訳すと「行進曲」。全体で行進するための曲ですので、元気がよく、リズムもはっきりとした曲が多いですが、 葬列を対象とした「葬送行進曲」なども存在します。
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モチーフ

「動機」ともいい、あるメロディーの1部分のこと。オペラやミュージカルでもよく利用され、 このモチーフを様々な場面でアレンジして使い、曲(劇)全体の統一感を感じさせることができるのです。
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ロンド形式

13〜15世紀、フランスの声楽音楽の形式だった「ロンドー(rondeau)」という言葉から生まれたもので、 バロック時代の後半、18世紀に器楽音楽の形式として完成された音楽形式です。
同じ主題(Aとします)を何回か反復し、その間に「エピソード(挿入句、B・Cとします)」が入っているのが特徴です。 小ロンド・大ロンドの2つが主な形で、前者は「A→B→A→C→A」、後者は「A→B→A→C→A→B→A」という形で進むことが多いです。
大ロンドでも、Aを第1主題、Bを第2主題、CをA・Bの主題展開部とする形式もあり、 その形を特に「ロンド・ソナタ形式」といいます。
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和声(進行)

音楽を勉強する上で最も重要な理論の1つで、現代風にいえば「コード進行」がこれにあたります。
ある和音から次の和音へ、更に次の和音へ、ひいては楽曲全体の和音をスムーズに繋げるというのが基本的な考え方で、 これは現代の音楽にも当然共通することです。ここでいう(一般的な)和声とは、和音進行のうち、特にバロック・古典派の時代の音楽を中心に書かれている理論です。
ある調の曲の基本和音を『T』とおき(和声理論で扱う数字は、基本的にギリシャ数字を使います)、音階順に生成された『T〜Z』までの和音を、 さまざまに組み合わせていきます。
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