阿佐ケ谷散歩

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31 阿佐ケ谷なのにギオン

 阿佐ケ谷を訪れた人を一度は連れて行きたくなるのがこのギオン。
 ここのモーニングはたまに食べたくなる。
 コーヒーは大地好みの渋さ。
 夏はジャンボなバナナジュースがオススメ。
 あと、この喫茶店にはブランコ席がある。一度座ったが落ち着かなかった。
 でも一度は座ってみたくなるはず。北口すぐの効果脇。(2006)

30 梅は咲いたか、桜はまだかいな

 またひとつなくなる家がある。
 木造のこの家は見るたびにかっこいいなあと思っていたけど、忙しい日々の中で、この庭の咲いた梅の花を観るたびに「ああ、春はもうすぐだ」と思うのであった。
 来年からはどの梅の木でそれを感じることになるのだろう。(2006)

29 電線はアートだ

 電線を地下に通して町の景観をすっきりさせるっていう都市計画を聞いた時、それはいいと思った。
 海外の町が美しいのはそうしているからだと。その時は納得した。
 でも、今は違う。
 チャップリンの映画に出てくる木の電信柱はやっぱりナイスだと思うし、阿佐ケ谷の電線は何度観てもとってもアートだ!
 同じ電線をちょっと角度替えただけで違う造形になるんだから、このアートは無限だ。(2006)

28 抜け道

 駅に行くのに最も近いルートはこのドブ板の上の抜け道だ。
 写真は広そうに見えるけど自転車一台がやっとの巾。
 夜は俺でも怖いので通れない。
 北、某所。

27 鬱蒼とした家

 我が家の近所に急に鬱蒼とした一角がある。
 鬱蒼の中に家がある。写真撮っても家が写らない。

26 おぶじぇってる美容室

 オブジェのような家。日曜日に見付けたので廃屋かと思ったら、美容室として健在の建物だった。屋上のでかいミラーと煙突が無条件でいい! っていうか変! 北、五叉路近く。馬橋公園手前

25 ゆがんでる家

 よそ様の家をこういう楽しみかたして申し訳ないけど、ゆがんでる。
 ナイスゆがみ!
 見るたびにココロ躍っていたが、昨年取り壊された。
 今は隣のマンションも完成してるし、味わい薄い北五叉路のそば。

 

24 空襲跡のある屋敷

 阿佐ケ谷の路地はもともと少し古びた家並みではあるが、そんな中を歩いていて急に現れるこんな場所がある。欅屋敷もそうだけど、こういう風景がぽろっとあるのがなんか阿佐ケ谷のいいなあと思うところ。
 いかにも宮崎駿の「トトロの住む家」で紹介されてるような雰囲気だけど漏れていた。ふふ、宮さん見逃したか、とちょっと優越感。
 真夏の暑い日でもこの舗装されてない道に踏み込むと木陰と相まって涼やか。
 この立派な門から中を覗いていたら背後から家の人に呼び止められた。
 上品なご老女で「なにか?」と言われた。ちょっとどぎまぎしたが正直に「あんまり御立派なんでちょっと見とれていました」と答えると「そうですか」と、その場の石にしゃがみ込みこの家の話をいろいろしてくれた。
 空襲にも会わず屋根に焼夷弾が落ちたけど被害にはあわなかったという。しかし、塀の一画に燃えた跡があった。そこだけ燃えたんだそうだ。
 「でも、たったこれだけの被害で済んだんですよ」と、彼女は言う。
 戦争を知らない俺にはこれが「戦争の傷跡」なんだけど……。

23 廃屋 その2

 好きなんだからしょうがない。廃屋。
 わりと家の近所で見つけた。
 きっと男の子的探検わくわく心をくすぐったり、隠れ家的わくわく感なんだろうな。
 子供といえば子供。
 でも、コレもともとどんな建物だったのかな?アパート?
 こういう物件を見ると「くれねえかな」といつも思う。土地ごと……。
 入ってみたいけど、そこは大人の良識が働いてしまう。
 ある日行ってみたら取り壊されてて真新しいマンションでも建ったらがっかりするんだろうなあ、俺。

22 阿佐ケ谷駅俯瞰

 JR阿佐ケ谷駅俯瞰の図。
 南口のパールセンターの入り口にある細長いビルの上の方にあるとあるレストランから撮影。
 阿佐ケ谷駅は中央線、総武線、地下鉄東西線の三線が乗り入れていてとても便利と思い気や土日に中央線が停まらないという点で不満が残るっていう話は前にもこのコーナーでしたけど何度でも言ってやる!
 写真手前のホームは三鷹方面行きの総武線と地下鉄東西線。奥のホームが中央線専門。下りの場合はそれでもどちらかを選べば良い。改札入って見やすい位置に電光掲示板があるから早く来る方を選択して乗る。
 が、上りの方は単純ではない。
 「大久保駅」に良く行くのだが、これは総武線しか停まらない。昼などは総武線はなかなか来ない。東西線と交互に来るのでちょっとイライラする。最近、中央線で新宿まで一旦出て戻るほうが早いと分かりちょっとがく然。
 意外と近いというのになんと田舎臭い乗り換え段取り。

21 オレンジの屋根の家

 初めてこの家を見たのは夜中のウォーキング中だった。阿佐ケ谷に引っ越してきて2ヶ月後のこと。
 こんなところで語る話ではないような気もするが、実は夫婦でウォーキングしていて道に迷ったのだ。この辺りはどこもかしこも似たような路地で構成されているし微妙に曲がりくねっているのでうかうかしているとすぐに方向がわからなくなるのだ。
 このときもそうだった。自分の家に帰れなくなってしまっていた。おまけにちょいと小用をもよおしてきてしまって泣きそうだった。そんなときにふっと暗やみに浮かび上がったのがこの屋敷だった。その時はそれどころではなかったのだが、後日どうしても気になったので探しに行った。とはいえ迷い中に目撃したものだから、探すのに時間がかかった。
 が、今度は突然、陽の光の中に浮かび上がったこの洋館を見つけたときはもう感激だった。いや〜、かっこいい。
こういう作りの家は狙って作ってもなかなか様にならないだろうなあ。平屋のこじんまりとした洋風の造りも良いし、オレンジ色の屋根がおしゃれだ。が、なんといってもこの庭。雑然としつつ、どこか法則を保っているような鬱蒼感。塀にはつる薔薇……。
 それからというもの、天気の良い日曜などはわざわざこのお宅を見に出かけたりする。(実はとっても近いのである)
 まったく普通のお宅なので、たまにうろつく怪しい男になっていて申し訳ないのだが、それだけの魅力があるのだから許してね。
 ふと、ある日図書館で宮崎駿さんの「トトロの住む家」という写真画集を見ていたら、トップにこの家が出ていた。
 そうかあ、宮さんもこの家に興味を持ったのだな。そりゃそうであろう。
 しかしうらやましいのは、宮さんはその宮崎駿の名前でこのお宅に上がり込んじゃってるところだ。おじゃ嫉妬〜。
 しかし、まあ、そのおかげで家の中の様子や、くわしいこの家のことがわかった。この本は朝日新聞社から出ているので、興味があったらぜひ見て下さい。家の中の写真もとてもナイスですよ。
 というわけで、大地も思わずデジカメのシャッターをいつもより多めに切っているのであります。
 しかも、同じようなショットの写真を何でこんなにってくらい載せてしまって……。この家に対するあこがれをそんな形で表してみました。(2000)

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