好きな人と好きな人がくっつくとき産まれる気持ち

 

 秋雪にとっては永遠のテーマだったりするんですけどね
 「好きな人と好きな人がくっつく」時に生まれる気持ちってどう処理すればいいのかなぁ、って。


 男の子も女の子の事も本当に好きで好きでしょうがなくて、そんな二人がくっついてしまう
 

 その時に産まれる気持ち


 二人が幸せなのを見て微笑ましいし
 そんな二人を見るのが大好きなんだけど

 自分が知らない一面を覗ける関係が羨ましく
 二人の間に自分の居場所がなくなる疎外感

 そして、変わらぬ好きって気持ち




 
 好きって気持ち
 寂しい、そして羨ましいって気持ち
 
 どっちも本気で本当に嘘偽りない本気な気持ちだからタチが悪いんだけど





 どうしたらいいんですかねぇ?

 





 で、秋雪もそこそこ大人なので、どう処理するかはわからないけど、どうしなきゃいけないかはわかるんです




 
 寂しいとか羨ましいとか、ちょっとした嫉妬とか、そういう負の気持ちを悟られちゃダメなんですよね
 
 負の気持ちがバレた時、今まで気づいてきた何かが壊れてしまう

 だから、上手に上手に隠さなきゃいけないんです



 でも、そうそう上手くいかないのが難しい事なんですけどね





 こういう事を久々に考えてるのは、「君が望む永遠」をやったからなのですが

 



 
 例えば遙さん

 気づいたら大好きな友達と大好きな人がくっついてしまった

 本当なら二人の幸せを喜んであげなきゃいけない、

 でも、心の底から喜べる程大人じゃない。

 心から微笑みかける事なんてできない

 そんな自分がいるだけで大好きな人達を苦しめてします

 だから遙さんは大好きな人たちの前から姿を消しました





 例えば茜ちゃん

 好きになった人は自分の大好きな人とくっついていた

 だから、自分の気持ちに蓋をしてみんなの妹、可愛い後輩でずっといようと思ってました。

 そんな居心地の良い立場がある日突然壊れてしまった

 壊れてしまった事が仕方のない事だとわかってる

 それでも、自分の居心地のいい場所を壊した大好きな人たちを、大好きであるが故に憎むしかありませんでした




 「好き」でいるだけで、辛い事ってのはやっぱりあって


 でも辛いからって「好き」を止められないのが哀しいんだけどねぇ





 「好き」になっちゃ駄目ってわかっていても、「好き」をどこに持っていけばいいかわからない

 
 好きな人と好きな人がくっつくと、そんな気持ちになるんです

 
 

 
 行き場のない「好き」って気持ち。どうすればいいのかなぁ?

 

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