(C)TOSS-TWO-WAY/小学校/道徳/高学年/力のある教材/礼儀
宮城県【心の教育】研究会/ 松浦淳司
羽仁進ビデオ【生きる 動物に学ぶ】を用いた道徳j授業である。なぜ挨拶が必要なのか。礼儀の意義を考えさせることができる授業である。(TOSS宮城ML推薦)
始業チャイムと同時に、当番の挨拶「注目」「礼」。
発問1 今日の朝、起きて一番最初にしたことは、何ですか。
「おしっこにいった」「歯を磨いた」「着替えをした」
教師が期待していた挨拶に関する内容がなかったので、次のように補助発問をした。
補助発問 では、朝、家族に会って最初にしたことは何ですか。
「おはようと言いました。」
「あいさつをした。」
発問2 そうだね。ではなぜ、みんなはそのあいさつをしたのかな。
「なんとなく」「小さいうちから自然に」「気持ちがいいから」「親におはようと言われたから」
説明1 なるほどね。あまり考えていないけど、自然に口からあいさつが出てくる人もいるみたいだね。でもね。先生最近ちょっと気になることがあるんだけど・・・。みんなは先生にはよくあいさつしてくれるけど、友達同士ではどうかな。仲のよい人だけにしているようなことはないかな・・・。 では、今日はそのあいさつについて学ぼうと思います。
指示2 さて、ところで、人間は言葉であいさつするけど、動物たちはあいさつするのかな。動物たちがあいさつすると思う人は手を挙げて。
半数が挙手。理由を問うと、以前テレビか何かで見たような・・・とのこと。
説明2 正解は・・・。実はあいさつをするのです。これから見るビデオには、動物たちがどんなあいさつをし、そしてあいさつをするとどんなよいことがあるのか、その答えが隠されています。しっかり見てください。
「生きるC 動物に学ぶ」〜挨拶〜を視聴し、感想を書かせ、授業を終えた。ビデオは約24分。ビデオの主な構成は、「挨拶とは」「母が教える挨拶」「挨拶が仲間を作る」「挨拶は学んで身に付く」「喜びの交換」。
児童の感想
私は、人間はあいさつしても動物はあいさつなんかしないと思っていました。ところがこのビデオを見てびっくり。その感想を箇条書きにしました。 @動物でもあいさつをして互いのことを分かり合っているのだから、私も今ままでよりあいさつを大切にしようと思った。A猿みたいにあいさつは幼い頃から訓練されていたことを聞いたり、見たりして、私も母親にしつけされあいさつできるようになったということが分かった。(M.K)
動物はあいさつを大切にして生きているのだけれど、自分たちはあまり大切にしているように見えないので、今見たビデオのように大切にしていきたいと思いました。あとライオンの子どもを親がなめているときは、すごく気持ちが良さそうでした。人間のあいさつも「おはよう」と声をかけられただけで、きっと同じように気持ちがよいのだと私は思いました。なのでこれからは、誰にでも、そしてペットにもちゃんとあいさつをしていきたいと思いました。(K.U)