「帰ったか」
「人使い荒いってもんじゃないよアンタ・・・」






「・・・で、机の上のこれは何よ?」
「開業祝とかで届いた酒だな」
「冷蔵庫も無いのにどうしろっていうの」
「とりあえず本棚の空いてるとこにでも突っ込んでおけ。腐りはしないだろ」






「相変わらず適当だな」
「・・・HHH?」
「面倒な奴が来たな」






「何の用事だ。冷やかしなら出て行け。うっとおしい」
「激励さ。せいぜい俺の邪魔になるような依頼は受けるなってな。
 1本貰うぞ」
「温いぞ」
「飲めれば構わねえ」






「飲んだら帰れ。
 ・・・そういえばな、ケイン。この中に凄いボトルがあってな」
「何か値段が高そうなのとか?」






「ケチャップが紛れていた」
「あ、ハインツ」