「第4回、『リバーサルカード、その1』だ」
「・・・」







「そうふてくされるな。今回はお前に攻撃させてやるよ。
 ほら、マニューバーカード」
「え、マジで?殴らせてくれるの?」
「ああ、そりゃもうドーンとやってくれ」







「わくわく」
「さて、この赤いカードが『リバーサルカード』だ。
 相手の技を受けてばかりじゃ勝てないからな。このカードで攻撃を返すんだ」







「『マニューバーカード』にグラップルやサブミッションなどの属性があったことは覚えているかな。
 あれと同じように、このリバーサルカードにも属性が存在する。
 基本的に、攻撃をしかけてくる『マニューバーカード』と受ける『リバーサルカード』の属性が同じなら
 相手の攻撃に対応できると考えていいだろう。
 もちろん、カードごとに発動できる条件というのも存在するがな」







「で、このカードの効果は『どのストライク・マニューバーもリバーサルする』ということで
 ひょいっと回避」
「え!?」







「じゃあ、今度はこっちのカードで攻撃を・・・」
「ちなみに『マニューバーカード』もそうだが、『スペシャル』という属性が存在する」







「これはカードのテキストを参照しなければならない。各カードごとに効果が異なってくるんだ。
 まあ、例えば『ストライク』や『グラップル』など多種の属性に対応できたり、
 ある特定の技しかリバーサルできないカードなんていうのも存在する。
 今俺が持っているカードは『7ダメージ以下のカードを全てリバーサルする』だ。属性に関わらずな」







「ごふっ」
「カード名は『顔面へのエルボー』。返すと同時に相手に2ダメージ与えることもできる優れものだ」







「今回も殴られた・・・」
「プロレスは受けるのも大事だが、たまには反撃もしないとな。
 『その2』は置いておいて、次回は『アクションカード』だ。次回まで、レスト・イン・ピース」