ゴ○ちゃん♪



こちらは、ゴマちゃんです♪



ゴキ君体験記(2000.9.12)

 2年以上前になりますが、現在住んでいるところに引っ越してきてまもなく、ゴキブリの赤ちゃんを発見したのです。
 それでその時、そのゴキブリの赤ちゃんをティッシュで上手に捕まえて外に逃がしてあげました。
 それ以来、ゴキブリを見ることはありませんでした。
 ところが、二ヶ月前ごろ、大きなゴキブリを発見し、『ギョッ』っとしたのです。
 速い動きで怖かったのですが、ゴキブリに向って『窓からでてって!』とお願いしたところ
 窓のほうに歩いていき、窓にへばりついたので、
 2枚の窓を重ねるような状態にしたら、ベランダへと出て行ってくれました。

 そして、先日、再び同じ大きさぐらいのゴキブリが、のほほーんと部屋の中心にいるではありませんか、またもや『ギョッ』としたのですが。。

 ゴキブリはとても落ち着いた様子で、前回見たような早い動きを見せず、
 わりと動きがゆったりなのです。
 そこで、もしや前回のゴキブリも 今回のゴキブリも、
 かつて逃がした赤ちゃんゴキブリが成長して、
 『僕は立派に大きくなりました〜!』
 と姿を見せに、遊びにきているのでは!と思い、
 このゴキブリを『ゴキくん』と名づけました。

 で、このゴキくんですが、ゴキくんとかわいい名前をつけても、
 やはり黒光りの彼は、ちょっとお近づきになり難い存在です。

 そこで、ゴキ君に『ゴキ君、どうか、玄関から出て行ってください!』
 と、話したのですが、まったく動きを見せないので、
 その部屋から玄関への通路をゴキ君が歩きやすいように、
 スリッパを端へよけておいたりして、とりあえず、キッチンの方で待機して待っていました。

 しばらくして、もう一度その部屋へいったら、
 先ほどいたところにはいなくなっていて、どこに行ったかわからなくなってしまいました。

 『こっ、このまま夜を過ごすのは少し怖いなぁ〜』

 、と思っていたのです。

 ところが玄関をみると、
 なっ、なんと、玄関の扉の開く方の隅っこに、
 ゴキ君が『ウンショッ!、ウンショッ!』といった具合にもぞもぞと、
 出ようという動きをしているではないですか!

 これには、ものすごい驚きと感動を覚えました。
 玄関の扉にゴキブリが出れるほどの隙間はないのですが、
 その動きはまさに玄関から出ようという動きそのものでした。

 そして、扉を開けてあげると、しばらくもの寂しそうにその場で止まって、
 ひげを磨く動作をしました。

 そして、『出てってね』というと、出ようと歩くのですが、
 玄関の段差のところがすべるようで、横の壁へつたって出て行きました。

 なんとも不思議な体験でした。

 自分の知り合いに虫の話が聞こえた時があると聞いてはいましたが、
 この体験は、声は聞こえなかったものの、
 まさに虫もちゃんと人の心がわかるのではないか?と思わざる得ない体験でした。

 もしかするとゴキブリさん達は、見た目の薄気味悪さから、
 見つけられた瞬間に人間に敵意をもたれ、
 またひどい時には殺意をもたれるため、
 見つかった瞬間に見つけた人の心がわかってしまって、
 ものすごい警戒心をもった、あの素早い行動を見せるのではないか?と思いました。

 これに、近い話ですが、森の中で気功をしたときに、蚊に刺されてかゆくなったのです。
 しかし、せっかくの大自然の中なので気功を続けたいとおもい、
 飛んでいる蚊に『刺してもいいけどかゆくしないでね!』と頼んで、
 気功をつづけました。

 耳元で、プーンと聞こえたものの、『これも自然だ!』などと思い気功を楽しみました。
 終わってから手を見ると数箇所、刺された跡はあるものの、
 本当に腫れてなくて、かゆくないのです。おぉ〜、っと、とっても感激しました。

 今回のゴキ君体験で、本当に小さな命にも実は心があるのではないかなぁ〜、
 って改めて思いました。

 人間だけ、もしくは脳の大きい生物にだけ心があると思ってしまいがちですが、
 心は脳の大きさとは関係なく、すべてのものにあるのではないかなぁ〜、
 って思いました。

 もちろん、石も♪


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