なんちゃってコラムヽ(^_^))

☆ 選手の自由演技への俺の見解の巻き ☆

全国的にボディビル競技会における観客の動員数が減少している
ということをよく聞くのだが、この観客動員の減少傾向を改善していく
上で“パフォーマー”としての俺の見解はこうだ。

ボディビルの大会に観に来るお客さんは地方大会であればある
ほど出場選手の家族か友人の占める割合が高く、そのような一般
人の観客にとって容易に理解できるのは迫力のある肉体、密度の
高い筋量からアピールされる “ 演技 ”だ!
だから、これまで以上に観客が盛る上がるようなエキサイテングな
パフォーマンスを競技者が披露し観客を十分歓喜させる方向へもって
いけば次回の大会での観客リピーターも多少増えるんじゃないな。
(もちろんこの意見には賛否両論のあることだろうけどね。)

又演技といえば、以前月刊ボディビルディング誌の依頼で女子アジア
ボディビル選手権のレポートを実施したことがあるんだけど、特に女子
ボディビル競技において最大の難点でもある“フェミニン(女性らしさ)”
という抽象的なメッセージを放出するポーズショットの形成や、流麗な
映像を描くほどのきらびやかな演技開拓をジャッジや観客にシンクロ
させることが、総合評価のトレンドとなるマッスルに相乗し、勝つための
戦略として重要かつ必然的なファクターだと確信させられたんだ。

ファン意識としてはバルクやサイズこそがボディビルディングだと思って
いる人も少なくないと思うけど、しかし、男子選手にしても静観する人々
のハートを掴むほどの演技披露ってホント大会を盛り上げるし、まして
やボディビル競技の普及にとってプラスになるんじゃないかな。

そんなところから、、もっと、もっと大会を華やかにするためにも、観
客を増やす為にも、演技時間が選手にとって十分でなかったり、
(演技時間を1分に定めている組織もあるので)また演技の採点が全く
といっていいほどにとりいれられていないルールには演技時間の延長と
採点規準の見直しをして頂き、パフォーマンスという華を通しての表現
方法にも大会のトレンドとして、目を向けてほしいんだね。
(見たがっている側からすれば、迫力のある体の人が素晴らしい
演技をすることでさらに感動を覚えるものだからね!)

又これからの21世紀は調和や夢、そしてロマンが人々の価値
間を作り出す時代だ。
だからこそ観客と選手が一体となって大会を大きくしていかな
ければ観客動員の減少どころか大会の存続は厳しくなっていくぜ。
特にこのような現象は東京などの大都市以上に地方の大会にと
ってはとても深刻な問題だ。
なぜなら、現在、日本のスポーツー・ジムの70パーセントは都市に
集中しているのでボディ・メイキング人口と選手、そして観客動員に
およぶ必然的な関連性を考慮するとこのような問題にこれから真っ
先に直面せざるを得ないのは、都市よりも地方だからだ。

事実、地方大会では以前と比べて観客が集まらないといった状況
(現実)は少なくない。
ゆえに、選手の自由演技の重視、ゲストの選考(有名ボディビルダー
だけでなしに空手、エアロビック、フィットネス、等のエキジビション)も
観客動員数を増やすべく華として前向きに検討するべきだと思う。

何はともあれ、ボディビル競技会の開催が協会運営のための大会
だけでなく、選手のための大会、そしてお金を出して観に来る観客の
大会であって欲しいぜ。

(これはあくまでパフォーマンス大好き少年!?な俺の意見ね。)

バイセップスマン高橋