病的船団 Dragon mix

>病的船団 Dragon mixの公演を、写真を見ながら少し振り返ってみます。
あと、作家なりの言い訳というか、伝えきれなかった思い、みたいなものも。
なんていうか、Baku-団では初めて伊丹アイホールというところを使わせて頂いて感激の嵐でした。
 まあ、作品は船の上で治療を行う病的な性格を持つ人々話ですね。

 ここで、勘違いして欲しくないのは、このテーマは『精神病じゃありません』ていうことです。
社会的に注目されたテーマになったためか、誤解されがちですが、チラシにもホームページにも本編の台本にも一言も『精神病』という言葉は出てきません。
そこんとこ初演版から改良したくて、わざわざ『彼等は病気じゃなくて、病的な性格』『医学では扱えない』ってセリフまで用意したのに、、、、、。
わざわざ、日常に近い人間像にしたのに、、、、。
『精神病患者はあんなに元気じゃねえよ(怒)』『事実に基づいていない』というアンケートがあったのには、正直無念です。
まだ表現しきれてなかったなと。でも、ある意味、これが偏見なのかな、と。
僕は実際に精神病を支える家族や医学関係者と一緒に仕事を行い、何度もイベントを通して取材し、実際に精神病棟に入れさせて頂いてお話も伺いました。
もっと言うなら、近辺に投薬して過ごしている友人や、いっぱい色んな性格が発生した奴もいます。
無意識で川に入水自殺はかって警察のお世話になっちゃったダチも見てるんだから。
まあ、そうした事を伝えきれなかった僕に責任はあるのですが、、、、、。なんとかしたいもんです。
この芝居で本当に伝えたい事、表現したい事って、そういう所じゃないんですよ。ま、いいや。

 あ、写真はオープニングシーン。泡ふいてます。泳いでます。
『こんなのコンテンポラリーじゃない!』って怒られたんですけど、、、、Baku-団はダンス表現者ではないので。
多分、稽古場日記を見られての事だと思うのですが、、、、。もう一度ちゃんと読んだって下さい。でも、体のキレ悪集団ですいません。鍛え直します(陳謝)
やっぱBaku-団は肉体より、言葉の表現がいいのかな? いや、でも僕らセリフ表現最悪ですよ。
、、、、、じゃあ、何で勝負しましょう、、、、、、、。
あ、ちなみに本作に出てくるキャラクターは中公新書の『病的性格』で紹介されている性格パターンを参考にさせて頂きました。
興味のある方は、一読して下さい。かなり難解ですが(汗)



写真は団員の秋葉君ですね。彼はこのドラゴンミックスのニューキャラクター、シンマっちゅう役でした。
初演に比べて暴力っぽいシーンを排除した為、あんまり活躍しませんでしたが(笑)

彼の魅力は地味に最初のシーンのタコやらイカやらやってた所で発揮されていました。
なんたってミュージカル出身ですから! 体のキレは異常なんです。
でも、、、、、セリフはキャラクーが濃過ぎて、苦手みたいです。時々、何言ってるかわけわかんなくなる人です。
是非、次回はもっとセリフで勝負する役者になってもらいたいものです。



谷屋さんです。彼も今回、ニューキャラクーのモヤオっちゅう役にチャレンジしました。
稽古場では客演していたためか最も完成度が低く、役作りに難航しておりました。

久方ぶりに主役とか、狂言回し的な役所から介抱された為か、本来の彼の持ち味が発揮されたんじゃないでしょうか。

変な髪型。

ちなみに写真は『オッパイターッチ!』って叫んでる所です。いっぱいオッパイって言葉を喋らせちゃいました。
そんなオッパイ谷屋さんは、、、、、。








光ってました。











石神禿(かむろ)君は、神経質のイズツっちゅう役をやってもらいました。
秋葉、谷屋に勝るとも劣らない程のクセのある演技質の彼。
地味な役所ながら、確実になくてはならないポジションをゲットしてますね、最近。

写真じゃ分かりにくいのですが、彼の今回の最大の見せ場は、、、、髪型でした。
司馬遼太郎みたいなそのヘアスタイルは、僕的にはダサ過ぎてて最高でした。マジ。

手に持ってるのはスプーンです。皆で飯食う時に、スプーンの汚れが気になっていつまでたっても食べられないシーンでした。
おそらく次回もそんな陰湿かつマニアックな役所じゃないでしょうか。



 ちっこいおばちゃん、室田憲子さんは、カッケルという役所でした。
某事情により岡山県に島流しにあっていた室田さん。
ようやくセリフのある役で復活です。

彼女も、そのレゴブロックのような髪型がポイントでした。
丸まる。

ちなみに彼女のセリフはほとんどが日記を読むか、他の人が代弁する演出だった為、実質の所、ちゃんとしたセリフは極少でした(爆笑)
彼女は体力が幼稚園児並です。握力も8しかありません。
ちなみにセリフも生き漏れが激しくて苦手気味です。
、、、、、、、、。だめじゃない! というわけで、次回は黙って座ってるままの雪だるまの役をお願いします。


ま、そんなこんなで、病的船団ですよ。
そりゃね、掃除しますよ。



モップも皆で回しますよ。



舞台の中心で、決め台詞も叫びますよ。



照明も美しくブルーですよ。


てなわけで、病的船団。御来場頂いた方々、ならびにBaku-団を応援して下さった皆様。
そしてこれからBaku-団の公演観てやるぜ! という方々。


誠にありがとうございました。
これからも頑張ります。次の病的の再演はいつだ!?



ところで、この公演から、鈴木洋平君が正式にBaku-団の団員になっています。
 そう。イケメンぞろいとか言われるBaku-団(ホンマにいわれてるんですよ!(汗))において、 最も濃い顔を持つ鈴木さん。今回も多くの女性ファンのハートを射止めたようで、、、、。

御来場頂けなかった方、鈴木ファンの皆様、本当に残念でした。
だって今回は、鈴木さんの











こんなシーンがありました。
中央が鈴木さんです。イケメンで人気だそうです。



Baku-団のニューメンバー。鈴木洋平を宜しくお願いします!



あ、この公演で最も会場を沸かせた、Baku-団の松枝巧さんですが、写真がブレておりました、、、、、、。
ごめんね。
でも、めちゃめちゃキャーキャーいわれたからいいやんな? 彼女はおらんけど。


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