涸沢ヒュッテから穂高岳連峰を写真に撮る。写真では表さないが、凄く高度感があって山の高さが実感できる

パノラマコースの途中から撮影。今年はナナカマドの赤が綺麗だった。ヒュッテの人がいうには数年ぶりに綺麗な紅葉だったとのこと。

涸沢 難易度:☆☆☆☆☆

上高地(3時間)横尾(3時間半)涸沢(2時間半)横尾(3時間)上高地

 

秋の紅葉は山を登る人にとってはとっても有名なポイント。難易度5にしていますが、小学生の子供なら十分にのぼれるポイントです。実際、私が登ったときも何人かの子供をみました。さすがに奥穂高岳に登るときには子供を見なかったのでファミリーハイキングとしては涸沢までなのでしょう。

 上高地バスターミナル、河童橋からの岳沢、穂高岳の景色を楽しんだら、明神池方面に出発。上高地から明神池、徳沢、横尾とだいたい、同距離で平坦な道を各1時間ずつくらいです。平坦なので急げば、時間が短縮できるのですが、ここで、急ぐとあとで足にきます。後のことを考えて、梓川や屏風岩の風景を楽しみながら、のんびりと行きましょう。屏風岩の紅葉もとても綺麗です。横尾から橋を渡ると登りに入ります。本谷橋まではとくにきつい登りはありません。屏風岩をみながら登っていきます。時々遠く涸沢が見えます。橋をわたると、急登りがあります。しかし、ここの登りもゆっくりあがればそんなには長くありません。ここを越えるとまだ距離がありますが、急なのぼりはほとんどありません。槍沢はよく見えますが、なかなか、涸沢は見えません。周りの紅葉を見ながら距離を稼いでいきます。涸沢ヒュッテの旗が見えると涸沢小屋との分岐につきます。そこからはヒュッテまではもうすぐ。宿泊手続きを済ませたら、涸沢の紅葉を十分楽しんでください。穂高岳と高度感。砂の灰色とハイマツの緑、ナナカマドの赤とのコントラスト。北アルプス1,2を争う紅葉といわれるだけのことはあります。すごく感動します。ビューポイントはヒュッテ付近とヒュッテからパノラマコースを5分くらい徳沢寄りに移動した所から見るヒュッテを含めた涸沢全体の景色がお勧めです。

 帰りは往路を下るか。パノラマコースを行くことになります。子供にはパノラマコースはきついですね。鎖の登りもあるし、下りも急です。少々危険でもあります。しかしながら、途中屏風の耳付近で稜線に出るのですが、そこからは天気が晴れていれば遠く富士山を見ることができるポイントがあります。