安達太良山

ゴンドラ乗り場周辺 ゴンドラから右手に見える景色
薬師岳からの風景 薬師岳から安達太良山を見る
下界 1万人(推定)を超える登山者
リュックを背負ったおばちゃん達は
電車からここまで一緒であった
見事な紅葉 安達太良山頂、乳首と呼ばれている
遠くから見るとそう見えるのである
南(和尚山)方向 安達太良山頂(1699.6m)
沼ノ平方向 沼ノ平 土砂採取場ではない。
有毒ガスが噴出しているらしい
奥は秋元湖
くろがね小屋(温泉付き)
一泊3160円 二食付き5210円
塩沢登山口分岐
湯川渓谷沿いを歩く
八幡滝 屏風岩から想恋の滝を望む

2003年10月11日土曜日

成東5:26-千葉-錦糸町-秋葉原-上野7:36-8:57小金井9:02-9:21宇都宮9:22-10:11黒磯10:27-11:30郡山11:48-12:12二本松12:13〜バス〜12:38岳温泉12:45〜バス〜13:05奥岳13:10〜ゴンドラ〜13:16薬師山頂-13:27薬師岳-14:30安達太良山頂14:43-15:36くろがね小屋-17:43塩沢温泉18:07-18:40二本松18:43-福島-20:52仙台 =歩き

交通費 JR線内 鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ9180円使用(一回あたり3060円)←(成東-仙台間423.5キロ6830円) 二本松-岳温泉530円 岳温泉-奥岳420円 奥岳-薬師山頂(ゴンドラ)片道900円 塩沢温泉-二本松730円 合計5640円

乗り放題のきっぷを使って計画を立てた結果一泊二日で二山登る行程を立てた。

初日は近場でアクセスの良い所という条件でないと日没になってしまう関係で安達太良山にした。塩沢温泉から土日のみだが、二本松までバスがちょうど良い時間にあるのだ。

成東5時26分総武線初電に乗り上野に着く。ラーメン食べ、13番(下のホーム=13〜17ホームは乗り換えに時間がかかる)に乗り換える。ボックス席を確保。途中、いくつか乗り換える。

黒磯では登山スタイルのおばちゃん達に遭遇。どうやら、安達太良山に行くようである。リーダーと見られるおばちゃんの話だと郡山発11時48分と言っていたが、俺の持って行った時刻表は11時38分となっていた。

郡山に着いて時間を確認するとおばちゃんの言ってた通り11時48分であった(10月1日に時刻改正したらしい)。これだと、二本松での乗り換え時間がほとんどないではないか。

駅に着き、駆け足で、出口に向かう。おばちゃん達のほうが先に改札に着いていた。駅前に停車中のバスに飛び乗った。

おばちゃんの一人が、バス停の前の店に並んでいたりんご一袋百円を買っていた。店の人は奥のほうに存在しているらしく金の支払いに少し手間取っていて、バスが発車するところだった。

おばちゃん達12人でバスは座席が全部埋まってしまった。私は途中まで立っていた。

岳温泉で乗り換え(運賃払うのに両替したら何故か50円玉が2枚出て来て変だと思った。で、支払って残りを数えると400円くらい余計にあったのだ。つまり両替機が壊れていて余計に出てきたようである)、奥岳行き(季節運行)に乗る。

バスは登って行くに連れて紅葉がすばらしくなり、おばちゃん達が感嘆の声を上げていた。ゴンドラ乗り場付近の駐車場は連休の初日と言うことで満車である。

バスを降り観光ゴンドラに乗る。これで、楽して頂上まで行ける。おばちゃんらの後ろに一人(6人乗り)で乗った。

天気予報では高気圧の勢力が当初の予想より早く弱まり、今夜辺りから崩れるようである(おばちゃん達はそのためくろがね小屋泊、翌日登頂の予定を変更したらしい)。そのため、いくらか霞んでいたが登山中は晴れて良かった。

ゴンドラからの眺めは紅葉がすばらしく、これほどまでとは思わなかった。

薬師岳展望台経由で、安達太良山に行く。薬師岳展望台はゴンドラを降りてすぐにあり体力のない人に良いだろう。もっとも、ゴンドラ利用で山頂まで標準1時間10分である。と言うことで、山頂までの登山道はかなりの人でしかも狭いので、かなり時間がかかってしまった。

中腹辺りまでは電車から一緒に来たおばちゃん達の後について登山した。ゴヨウマツやハクサンシャクナゲなどの低潅木を過ぎると、やがて山頂が見えるようになる。

ちょうど山頂はこんもりしていて遠くから見ると乳首に見える。なので本峰を乳首と言うようである。この安達太良山は同じ山塊にある箕輪山1728mなどより低いのであるがこの山容が皆に親しまれているのかもしれない。

最後の急斜面を登ると山頂である。鎖がかけてあり、上から下山する人がいたので急いでよけてあげたら左ひざをぶつけてしまった。痛いこと痛いこと。

頂上からの景色はまずまずで遠くに見える湖は秋元湖であろう。ここから、くろがね小屋経由塩沢温泉バス停に向かう。

時間に余裕があるので、牛の背を通り、沼ノ平を見学。(1997年9月15日午前,安達太良山沼ノ平火口を登山中の登山者4名が倒れるという事故が発生しています.午後2時前,救助隊により死亡が確認されました=昔の記事)このようなところなので現在は立入禁止になっている。つまり、活火山と言える山域なのである。

沼ノ平とちょうど反対方向に下山する。くろがね小屋方面に向かう人がかなりいた。どうやら小屋は今日は満員のようである。小屋は温泉付きで上流から引いているらしいがそこらも有毒ガスが噴出しているらしく立入禁止になっている。

小屋は、すでに多くの人がいた。そこから暫くすると奥岳登山口との分岐がある。そこを塩沢登山口(湯川渓谷)方面へと進む。この辺りの紅葉もすばらしい。道はかなり狭いが、そこそこ整備されていて、気をつければさほどでない。

湯川と言う川が流れていて手作りの木の橋がかけてありそれを幾度か渡る。鎖や岩場があるがそこだけは気をつけて通過した。

比較的新しい踏み跡はあるが時間的にもう下山する人はいないだろうと思ったら、中年夫婦が追い越していった。

八幡滝の岩場で郡山で買った駅弁(秘伝豚肉の女将漬弁当1000円)を食べる。休憩するにはなかなか良い場所である。屏風岩を通過するころには登山道はかなり薄暗くなってきた。

スキー場の脇を通り舗装道路を進むと塩沢温泉(一軒宿)が右手に見えた。バス停は左の木陰にあり見落として100m位余計に下ってしまった。

バスは定刻にやってきたが塩沢温泉では俺以外、乗車する人はいない。次の、湯川渓谷入口で、もう一人乗車しただけであった。JR二本松駅に着き、電車に乗り換え、仙台に向かう。

山形市内のビジネスホテルにでも泊まろうと思ったが、前日電話したらすでに一杯であった。仙台は街が大きいので当日でも何とかなるだろうと思ったが、仙台市内のビジネスホテルも予約で今日は一杯だそうだ。家から控えてきたメモのホテルは10軒電話してもだめだったので、その辺で野宿でもしようかと思った。

駅の案内板を見ると宿泊施設がいくつか掲載されていてしかも私の控えたメモにはない宿もあった。R&B仙台広瀬通駅前ホテルと言う所に電話してみると空いていると言うことなのでそこに泊まることにした。仙台駅から歩いて10分もしないところにある。料金は消費税を入れて5880円と安かった。