会津駒ケ岳

会津駒ケ岳登山口 池塘
チングルマ 湿原の中の木道
会津駒ケ岳山頂 駒ケ岳-中門岳間
ハクサンコザクラ 駒ノ大池と山小屋

2003年7月19日土曜日

成東6:30-12:55駒ケ岳登山口13:00-15:06山頂まで1.2`付近15:11-駒ノ大池15:34-15:49駒ケ岳山頂15:54-中門岳の途中16:18-駒ノ大池16:49-19:00駒ケ岳登山口

交通費 東金-湾岸市川1100円 首都高速700円 川口−西那須野塩原3650円 ガソリン代 成東自宅-会津駒ケ岳入口320キロ 会津駒ケ岳入口-木賊温泉-平ヶ岳登山口80キロ 10キロ60円換算 2400円 合計7850円

青春18きっぷが20日からでないと使えないので、車使用のほうが都合のよさそうな山へ行くことにした。高い高速道路の料金払って日帰りはもったいないので車中泊の2日行程にした。

朝、6時半に家をでる。昼前後に、登山口に到着すると思ったが、高速道路は、渋滞していてかなり時間がかかってしまった。西那須野塩原で一般道に出るが、渋滞しているところはなく平均速度はこちらのほうが速いくらいであった。

塩原のコンビニで食料を買い、野岩鉄道を脇に見ながら福島の山の中を車は快調に飛ばす。舘岩村を過ぎたらかつては陸の孤島と呼ばれた檜枝岐村である。

やがて会津駒ケ岳登山口の看板が見える。ここを右折し暫くすると20台くらい停められる駐車場がある。国道の入口の駐車スペースはいっぱいだったが、運良く登山道そばの駐車場は数台空いていた。

多分、早出の登山者が今しがた帰っていったのであろう。予定より遅い、午後1時に登山開始。舗装した道路の脇の階段を上る。そこから暫く急登が続く。早速、人発見。かなり早く登山を開始した人たちであろう。

天気予報があまりよくなかったが案の定雨が降ってきた。栃木までの高速道路では所々降っていたが、福島県内は降っていなかったので、ついているなと思ったのに。

しかし、大したことなく、すぐに止んだ。こんな良くない予報にもかかわらず、次から次と下山する人とすれ違う。登山開始から30分もしないのに100人位登山者に会った。

女性の登山者から「今から登山」とか、「山小屋に泊まるの」、「帰りは何時になるの」とか聞かれた。確かに、こんな時間に登山開始している人は俺以外に誰もいない。

登山道は最初はわりかし急であったがその後は比較的登り易い道である。登山道の各所には標識があり、国道までの距離と山頂までの距離が書いてある。所々に、イワカカガミやシャクナゲなどの花が咲いている。

山頂まで後1.2キロの標識のところに小さな湿原がある。ベンチに座り暫く休憩。正面はひらけていてガスの合間に駒ケ岳山頂が見える。3時も過ぎると登山道には人影はほとんどない。山腹に所々残雪がある。

木道を進むとひらけた湿原の中に池塘が現れる。綿に似た植物であるワタスゲや白い花びらの中が黄色のチングルマなどをデジカメで画像を撮りながら木道を登る。

正面に山小屋が見える。もう少しだと思った瞬間、木道で転んでしまった。土台がぐらついていたのである。手に持っていたデジカメはもう少しで木道にうちつけるところだった。

駒の小屋のおやじが草刈機で草刈していた。駒の大池のそばにかなり残雪がある。暫く進んだところにも残雪がある。木道はこの残雪に埋もれている。

標高が2000メートルちょっとでまだ雪があるのは冬かなりの降雪があるためであろう。木道から石楠花の混じった低木の急登の登山道を登る。5分くらいで駒ケ岳山頂である。

山頂に3時49分に到着。ほかに誰もいない。2000m以上あるにもかかわらずそれほど寒くない。風もほとんどない。ここまで大汗かいたがこれでは汗はひかない。

ここから、中門岳方面に向かうことにする。草原状の湿原が続く木道を歩くのは爽快である。ハクサンコザクラが所々咲いている。草原や周りの山々の緑と残雪の白さが記憶にに残った。

誰もいないと思ったが数名の人に会った。多分山小屋に泊まるのであろう。時間がないので中門岳の途中で引き返し下山することにする。たまにガスが通る時見通しが悪くなるが予想されていた雨は降らなかった。

駒の大池で中年夫婦と見られる登山者に追いついたが駒ノ小屋のほうへ消えていった。さっき、転んだ木道付近を無事通過。それにしても、池塘はどうしてできるのだろうか。

来る時休憩したベンチで暫く休憩。国道まで、5.5キロと標示してあるが、駐車したところは国道から2キロくらい入ったところなのでそれほど時間はかからないであろう。

予定どおり、7時に下山。誰もいない駐車場と思ったが、車が10台くらい停まっていた。何台かは山小屋に泊まっている人たちの車であろう。その車の脇で人がいた。

数名のグループで来たと思われる人たちが夕飯を食べながら語り合っているのである。最初キャンプ適地でないのになんでこんなとこにいるのだろと思った。

とりあえず、車の中に入る。着替えてコンビニで買った食糧を食べる。で、暫く車内で休息をとる。

日もとっぷり暮れて、車外で騒いでいた人の姿もいなくなった。みな、車の中で休息をとっているようである。やっと分かった。明日、会津駒ケ岳に登るのにすでに来ているということが。で、明るくなり次第登るのであろう。

水戸や滋賀ナンバーの車が暗くなって到着した。この人達も明朝から登山するのであろう。午後10時を過ぎた辺りに昔、泊まったことのある舘岩村の木賊(とぐさ)温泉にある野天風呂に向かう。

すぐ近くにあると思ったが、思ったより距離があった。しかし温泉には入らなかった。この野天風呂に数人向かっているのである。入口にも数人いるので大変混んでいると思ったからだ。

暗闇の中、車を運転し続け平ヶ岳登山口に向かうことにする。途中、車のそばで白いシートに光をあてている風景があった。昆虫を採取しているらしい。七入で真夜中なのに交通整理の人が立って誘導していた。御池の駐車場が満車になった時ここの駐車場にでも駐車させるのであろうか。