赤城山

大沼と赤城神社(登山道から) 鉄製階段(駒ケ岳登山口から約20分)
御黒檜大神 黒檜山山頂(赤城山最高峰)1828m
猫岩付近からの眺め 赤城神社

2003年7月27日日曜日

成東4:56-大網−千葉−6:31東京6:34-6:41上野6:47-8:33高崎8:37-8:49前橋9:05-9:32富士見温泉9:50-10:35赤城ビジターセンター10:36-駒ケ岳登山口10:41-11:35駒ケ岳-大タルミ11:56-12:31黒檜山-13:28猫岩-黒檜山登山口13:40-13:47赤城神社14:00-14:10駒ケ岳登山口-14:16赤城ビジターセンター14:45-15:23富士見温泉15:25-15:55前橋16:05-16:18高崎16:30-18:05上野-秋葉原-錦糸町18:26-18:57千葉19:03-19:51成東

交通費 JR線内青春18きっぷ使用2300円(1回あたり) バス代 前橋-富士見温泉580円 富士見温泉-赤城ビジターセンター1200円 往復3560円 計5860円

青春18きっぷ期間なのでこれを利用して出かけることにした。ただし、昨日(谷川岳登山)の疲れがあるので手頃なところに行くことにする。

百名山で距離がわりと近い赤城山を計画していたのでそこにした。赤城山塊最高峰の黒檜山周回コースが歩行時間約4時間と手頃なのである。

成東発4時56分の東金線で千葉から快速に乗り、錦糸町乗り換えだと、秋葉原方面行きの接続が悪く(錦糸町発6時34分、秋葉原着6時40分)、上野発6時47分に乗れない。

これに乗らないと、前橋からのバスの時間に間に合わないのだ。快速で東京まで行くと東京着6時31分である。

東京から上野行きは山手線が6時34分(上野着6時41分)、京浜東北線が6時37分(上野着6時44分)で、どちらかに乗れれば間に合いそうなので東京で乗り換えることにした。

ただし、総武線地下ホームからだと通常5分以上乗り換えにかかる。そのため、快速が東京駅に着いたとたん、地上ホーム3,4番線まで駆け足で移動することにした。

総武線地下ホームから山手線の階段までエスカレーターを駆け足できたため2分で着いた。2分と言えど全速力に近いダッシュはさすがに疲れる。

山手線の6時34分に乗り上野で高崎行きに乗り換える。昨日の疲れで車内で気持ちよく寝れた。高崎で両毛線に乗り換え前橋で降りた。今年から赤城山直通がないので、利用者にとって不便である。

バスは発車2分前に来た。6〜7人位乗車していたが、富士見温泉で、下車したのは俺も含め5人くらいであった。富士見温泉バス停前が立ち寄り湯になっていて、10:00〜21:00営業で3時間500円だそうだ。

比較的若い人も一緒のバスに乗っていて、自販機で大量にドリンク買っていた。俺も1本お茶を買う。暫くしてビジターセンター行きのバスが来た。

先客で親子連れ2名が乗っていた。バスは定刻になっても発車しなかったのでどうしたのかと思ったが、富士見温泉行きのバスがやがて来てその乗客が慌ててこのバスに乗った。無線で連絡して待っててあげたようである。

何しろ赤城山行きのバスは本数少なく(午前2本午後2本)時間的にこのバスしか都合がいいのがないのである。

バスは快調に飛ばし途中からカーブの連続の上りを駆け登った。やがて、外輪山の内側に入る辺りになるとすごい霧になった。霧の中、終点のバス停付近は視界がほとんど利かず不安げになった。

ビジターセンターの建物に入り、何か買って5千円札くずしておこうと思ったが帰りによることにして早速登山開始した。

登山口は歩いて数分、舗装道を大沼(おの)方向に進んだところにある。登山と言うほどの山ではないのであまり人はいないのではと思ったが、さすがに百名山だけあってかなり人がいた。

バス停付近の標高が約1360mであるので、駒ケ岳山頂1685mまではちょっと急登があったりするが比較的楽である。

登りはじめて5分くらいすると、30名くらいの団体が下山してきたのだ。木の根の露出した、石ころ混じりの濡れた土の登山道であるのでかなり滑りやすくなっていて、こける人もたまにいた。

しかし、昨日の、谷川岳からの土樽駅に向かう登山道よりはぜんぜん楽である。この辺りから霧が晴れてきて振り返ると大沼と赤城神社がはっきりと見えた。

登山道は最初は急登でその次に長い鉄製の階段がある。人が一人くらいしか通行できないほどの幅である。運良く、ここではすれ違う人はいなかった。

約40分登ると少し開けた地点がある。ここで、休息している人が結構いた。この辺りから東側の展望が開けているが、曇っていてほとんど見えない。11時35分、駒ケ岳に到着。山頂はあまり広くない。

ここから、赤城山最高峰、黒檜山(くろびさん)に向かう。大タルミでは黒檜山まで、高低差220mの表示があった。手頃なコースと言うこともあって思った以上の人とすれ違った。

関西系の人もいた。赤城山は国定忠治とか大百足と大蛇の物語(一説によると足尾銅山の奪い合いがこの物語に変化したようである)で年配の人には良く知られた山のひとつであるそうだ。

12時半に黒檜山山頂に着いた。この、赤城山は、火山による山で、裾野の広さは富士山についで2番目であるそうだ。

火山活動が休止して山頂付近は陥没し(陥没する以前は2500mくらいの山であったらしい)カルデラを形成している。そしていくつかの外輪山のなかで一番標高が高いのが黒檜山である。

赤城山は妙義山と榛名山を合わせて上毛三山とも呼ばれている。ここから進路を西寄りにとり、黒檜山登山口へ向かう。

途中、猫岩付近から大沼が良く見えた。急坂を下りきると、やがて舗装道に出る。そこに、登山口の標識があり、道路の向かいに駐車スペースがある。何台か停まっていた。前後に下山してきた人たちは、どうやら車で来たようである。

来たついでに赤城神社によることにした。大沼の湖畔にあり、観光客の多いところである。啄木橋を渡り、駒ケ岳登山口を通りバス停に戻る。

14時45分のバスに間に合わないと思って最初から17時10分のバスを予定していたが思ったより時間がかからず、14時45分のバスに乗ることができた。

バスの時間が少しあったので、覚満淵の高層湿原にあるモウセンゴケやニッコウキスゲを見ようと思ったが、このとき、にわかにガスがかかり数メートル先がまったく見えないありさまであったので諦めたのであった。

帰りは時間があったので富士見温泉「見晴らしの湯」ふれあい館にでも寄ろうかと思ったが、よらずに帰った。列車の接続がよく成東に8時前に着いた。