雨飾山

登山口 山頂まで210分 オニシオガマ
400mごとにある標識 荒菅沢
登山口方向の景色 笹平方向への急な登り
笹平とトリカブト ガスっている雨飾山
荒菅沢 雨飾山1963m山頂
小谷温泉雨飾荘 露天風呂

2008年9月11日木曜日

登山口9:15-10:55荒菅沢11:00-12:25笹平-13:00雨飾山山頂13:15-13:45笹平-14:50荒菅沢15:05-16:25登山口

電験の試験が終わったので久しぶりに本格登山に挑んだ。電験の結果は今回は比較的簡単で自己採点もまずまずだったので発表がお楽しみ状態である。

スポーツクラブで多少走っているが、それだけなので体力低下は免れない。しかも体重が少し増えてしまった。8月に立山に登っているが室堂〜一の越は遊歩道なのでそれを考えると今日は倍以上の体力を要しそうだ。

早めに家を出て高速のパーキングで仮眠しようと思っていたが家で3時過ぎまで寝てしまった。これだと登山口に何時に着くのかと思ったが、9時15分に着いた。途中1回しか休憩入れなかったのもあるが思ったより早く着いた。

もっとも、登山するには遅い出発である。既に駐車場は多くの車が停まっていた。この時間から登るのはごく僅かだ。平日だが登山者が多そうだ。流石百名山である。

この山は新潟県側の雨飾温泉からも登山道が伸びているが今回は長野県小谷村のキャンプ場から登った。小谷温泉から歩くと約1時間余計にかかる。

自販機がある登山口を少し下り沢沿いの湿地帯を暫く歩く。花の季節は過ぎていると思ったが結構花が咲いている。但し名前は良く知らない。

登山口から400mごとに標識があり、2/11の所にはベンチがあった。ここまで平らな木道がほとんどだったので休憩入れるほど疲れていない。ここから本格的な登りが始まる。樹林帯の中を歩くので日陰でそれほど暑くなく助かる。

歩き始めて約1時間半で荒菅沢に到着。早出の登山者が休憩していた。5時位に上り始めた人達だろう。ここの沢は休憩するには最高の場所だ。水もあるし景色も良い。

荒菅沢の上部の山容が独特な感じがした。こんもりした山の裾野は岩肌が剥き出しでその岩は白っぽい。おそらく冬は雪深くその雪の重さで表面は削られるのであろう。

ここからの登りは結構な急坂だ。下山してくる夫婦らしき人は爽快な表情だが私はこの辺りからかなりしんどくなってきた。

前方を見ると岩の急な登りには梯子がありそこを一人の登山者が取り付こうとしている。登山口で会った関西系の人だろう。おそらくそこを通過すれば笹平まで僅かであろう。

その笹平を通過して山頂直下までは比較的平坦な道を歩く。リンドウやマツムシソウ(但し一株だけ)、トリカブトなど咲いていた。

雨飾山の頂上への最後の道はかなりの傾斜だ。この頃は、山頂にいる人や下ってきた人など賑やかな山だった。その急な斜面をヘロヘロになりながら登りきるとようやく雨飾山山頂だ。頂上には他の登山者は一人だけいた。

ガスっぽく展望はほとんど無しだ。少しだけ良くなって笹平方面の景色が見えたが、その先は天気がよければ日本海が見えるようだ。

頂上で、昨日買った鳥のから揚げを食べる。そして下山する。単独行の人が一人登ってきた。足の疲労が相当なので無理せずゆっくり下る。

頂上で出会った人には荒菅沢の直前で抜かれた。その荒菅沢の沢の水で足を冷やした。気持ちが良いかと思いきや結構冷たく、すぐに水中から引き抜いた。タオルを濡らし雫を足にかけた。これならちょうど良い。

ドリンクは既に空になっていたのでここで補充。普段は生水はあまり飲まないのだが、結構飲んでしまった。靴下履こうとしたら足を攣ってしまった。態勢を整え痛みが酷くならないようにマッサージをした。

場所を移動して何とか靴下を履いて下山しつづける。体力不足を痛感させられる。とある本には往復7時間とあったがスローペースで7時間10分で帰ってこられた。やはり他の本の6時間が標準だろう。

登山口にある自販機でドリンクを購入。うまい。一台になった駐車場に戻り、小谷温泉に向かう。雨飾荘に立ち寄り湯してさっぱりして帰る。