編笠山

中央道から見る八ヶ岳連峰
編笠山はいちばん左
雲海
押手川 暖冬で登山道は雪が少ない
編笠山の下方は岩ゴロゴロ 青年小屋
権現岳・赤岳方向 編笠山山頂2524m
寒さで震えていた甥っ子(−6℃) 遠方に富士山

2004年12月24日金曜日

成東自宅5:35(車)-8:10初狩PA8:27-9:20観音平口(登山口)9:25-11:17雲海-12:00押手川-13:15青年小屋13:25-13:53編笠山山頂13:56-14:54押手川-15:21雲海-16:40観音平口-16:45延命の湯17:56-23:20自宅

交通費 高速代 千葉東金道、中央道、首都高速など11200円 ガソリン代3000円(走行距離約500キロ) 合計14200円

まだ暗いうちに家を出た。車のエンジンをかけ発車する。甥っ子も一緒である。

中央道を走り始めると富士山が前方に見えた。今日は天気が良さそうだ。

初狩のパーキングエリアで朝食。豚キムチ丼を食べる。

甲府を過ぎると正面に八ヶ岳連峰が見える。そのいちばん南端の網笠山に登るのである。

小淵沢の料金所を出て暫く進めば観音平のはずであったが、なんと冬季通行止めになっていて、登山口まで歩かなければならなくなってしまった。

ゲートの近くにある駐車場に車を停めて気を取り直して出発。往復で約2時間余計にかかる。

閉鎖されている道を歩いて進むと、車が1台停まっていた。林業関係の車であるようだ。

やがて富士見平と呼ばれる眺望の良い所に着く。この先の観音平から登る予定であったが富士見平から屏風山経由で編笠山に行く。

最初はかなりの急登で息が切れる。屏風山にはベンチがあり暫く休憩する。この屏風山は山と呼ぶようなピークなど無くただ見晴らしが良いというだけである。

雲海と言う所にもベンチがあり少し休憩。このあたりは比較的道はなだらかである。霜柱はあるが寒いので融けていない。多分融けると靴底はべたべたになりなおかつ滑りやすいだろう。

やがて登山道のいたるところに雪が見られる。このところ太平洋側は雨または雪は降らない。この八ヶ岳連峰は通常は冬型ではあまり雪は降らない。とすると、いつごろの雪であろうか。

押手川から直登せず、青年小屋経由で進む。甥っ子の靴は登山靴ではないらしく、雪道では足が相当冷えると言う。レジ袋をリュックから取り出し、靴を脱いで靴下の上からレジ袋を覆いかぶせた。保温効果があるらしく、かなり楽になったようである。

平日のしかも2500m級の山で登山者は誰もいないと思ったがここで比較的若い男性一人すれ違った。

雪は多い所で数センチでアイゼンやスパッツなど必要は無い。12月の終わりでこれほど雪が少ないのはあまり例が無いのではないか。

青年小屋がやがて見える。ここにも登山者2名発見。ちょうど私らが来た道を下っていった。

この小屋は冬季は営業しておらず裏の物置と思われる一室が避難小屋として開放されていた。中には入らず、日向で少し休憩。

私は寒がりの汗っかきで動いていれば寒くないので、薄着でちょうど良かった。甥っ子は寒さで気力、体力がかなり消耗されていた。

もうひと頑張りで頂上なので励まして進む。編笠山の北側、青年小屋から200mくらいは、巨岩がゴロゴロしていて歩きにくくなっている。

この編笠山は典型的なコニーデ型の火山で、名の通り、編笠をふせた山姿である。で、この岩はその名残であろう。

甥っ子の手を引っ張り上げて巨岩群を過ぎると樹林の道になる。そこから5分程で編笠山山頂である。

山頂は開けていて眺望はすこぶる良い。諏訪湖のはるか先に見える山は穂高岳や槍岳か。

山頂は風がやや強く、気温マイナス6℃で体感温度はもっと低いだろう。なのですぐに下山。

編笠山から押手川のルートは南向きで日当たり良く体にはちょうど良かった。夏は上りに使うと暑そうだ。

甥っ子は山頂までの上りと打って変わって元気に下っていった。快調に飛ばし、雲海の分岐に到着。ここから左に進む。

歩きやすい道を下るとヒカリゴケの自生地に着く。苔らしきものは見えるが光っていない。季節的には6月なら光っているらしい。

やがて防火帯になっている場所を歩く。ここは幅15m程、樹木が無いのである。

日没前に、車に戻ることが出来た。

道の駅こぶちざわにある延命の湯と言う入浴施設による。夕飯もついでに食べる。

都内で大渋滞に巻き込まれ予定より大分遅れて自宅に戻る。