浅間山

路線バスが来る高峰高原(車坂峠) シャクナゲ
コマクサ 槍ヶ鞘の避難小屋
遠くに八ヶ岳、手前は佐久市街 キバナヤマオダマキ
草すべりから外輪山を見る トーミの頭方向を見る
浅間山への登り 浅間山(前掛山)山頂2524m
集団登山御一行 賽の河原
Jバンド 仙人岳付近からの景色
蛇骨岳 黒斑山から見る浅間山

2011年7月16日土曜日

車坂峠4:59−6:48トーミの頭−9:44浅間山(前掛山)−Jバンド-13:21蛇骨岳−トーミの頭-15:38車坂峠

3連休のはずだったのに日曜日は宿直。休みの火曜日水曜日は台風襲来とか。百名山の残りで日帰り可能な山ということで空木岳へ行こうと思ったが、
今の体力ではかなりきつそうだ。そういえば浅間山が残っているのを思い出した。この山なら楽に日帰り出来る。といっても規制で少し手前の前掛山までしかいけないのだが。
登山口は天狗温泉からの沢沿いのコースもよさそうだが、車坂峠から登ることにした。標高が高く蛇骨岳方面の周回コースが可能になるからだ。
高峰高原ホテルの前の駐車場に朝の6時前に着いた。少し離れた自然観察センターにも車を停められる。
JR関東バスのバス停があり、その先に「ただいまの噴火警戒レベルは1です。前掛山までは登山ができます。」の看板がある。
車坂峠標高1973m群馬県嬬恋村の標柱があるがちょうどここは長野県小諸市との境だ。
すぐに中コースとの分岐があり表コースを行く。こちらの方が展望が良さそうだからだ。先週登った八ヶ岳は思ったほどくっきり見えず。富士山やアルプスの山々も
かろうじて見える程度だった。近くの高峯山や篭ノ登山などは良く見えた。
シャクナゲが咲く樹林帯を歩くのだが途中道が開けていて砂礫にコマクサが咲いていた。
坂を登り避難小屋を過ぎると槍ヶ鞘という地点なのだがそれを示すものは何も無かった。
さらに歩を進めると中コースからの道と合流する。そしてトーミの頭2320mに着く。ちょうど若者がいて出勤前の運動でこの先の黒斑山まで行って帰ってくるとか。
ここからの眺めは右手にうっすらと八ヶ岳が正面には浅間山が大きく見える。
草すべりを下り天狗温泉浅間山荘からの道と合流する。このあたりの標高は2000m弱だ。小学生を含むグループがいた。会話を聞いているとカモシカが出没したらしい。
Jバンドとの分岐の少し先までは道は緩やかな登りの木陰だった。その先は徐々に登りがきつくなる。火山礫の道の所々に岩がある。腰掛けるのに都合の良い岩を見つけたら腰掛休憩した。
日差しは強いが標高が高くそれほど暑くない。登山道もきつそうに見えるが回りこむようにつけられているので思ったより楽だ。
地図には嬬恋方面の眺望よいとあるが白っぽくぼかされていまいちだ。
これより立入禁止の看板がある。最高地点の浅間山頂上へはたぶん直進するのだと思う。規制で500m以内は入れないが、右手にある前掛山へは進める。
避難壕が2棟あり火口壁と思われる絶壁が見えるようになる。たぶん前掛山と現在噴煙を上げている火口の間のくぼ地も以前は噴火口だったのだろう。
前掛山には9時44分に到着。レモンティを飲んだのが良かったのか思ったより楽に着いた。ちょうどこの時間山頂は雲が通過中で細切れ的な間隔でしか眺望が得られない。
北アルプスと思われる残雪のある山が見えたが一瞬しか見えず何山だか良くわからなかった。
山頂には多くは無いが登山者がいた。撮影を頼まれ2組の登山者の写真を撮った。
前掛山を後にしJバンドという外輪山へ行く。何組もの登山者とすれ違ったが、林間学校と思われる集団に出会うとは思わなかった。
賽の河原を通り、Jバンドへの岩場へ取り付く。風弱くかなり暑く参った。急登ということもあり休み休み登った。
Jバンドから蛇骨岳への稜線歩きは、左手の浅間山の景色と草すべりの薄い緑とカラマツの濃い緑のコントラストが鮮やかだ。
蛇骨岳からは木陰の中を歩くようになる。残り少ないドリンクを一口だけたまに飲みながら進む。頭の中はジュースとアイスクリームのイメージを浮かべながら歩く。
思いのほかこの付近では登山者と多くすれ違った。黒斑山2404mの傍らで小宴会をしているグループがいた。
ようやくトーミの頭に戻ってきた。
ツアーガイド付きの大量の登山者が登ってきた。
中コースを1時間ほど下ると車坂峠に戻ってきた。浅間山の頂上までは好調だったが、暑くなったJバンド付近からヘロヘロ状態になって辛かった。
下山後、自然観察センター内でソフトクリームと山葡萄ジュースを頂く。高峰高原ホテルや1キロほど離れたところにある高峰温泉などで日帰り入浴できるが寄らずに帰宅。