御前山

奥多摩駅 氷川大橋から
187段の石段 愛宕神社の裏にある塔
愛宕神社から見える景色
鋸尾根の梯子場
鋸山山頂1109m 御前山山頂1405m
御前山を後にする 御前山避難小屋
夕闇の栃寄沢
栃寄の大滝

2004年11月14日日曜日

成東7:00−佐倉-錦糸町-御茶ノ水-立川−10:22奥多摩10:26-11:06愛宕神社-12:54鋸山13:01-14:44御前山14:51-16:19栃寄の大滝-17:53奥多摩18:05-青梅-御茶ノ水-錦糸町-津田沼-佐倉-22:23成東 =歩き

交通費 ホリデーパス使用2300円

当初、丹沢方面を予定していたが予報があまりよくなかったので奥多摩方面に出かけることにした。その時の都合で色々な設定が可能な地域だからだ。

家を7時前に出る。もっと早く出れば良いのに。立川で乗り換え。後続のホリデー快速奥多摩号に乗る。5分くらいあったので、そば・うどん店でカレーライスを食べる。そばやうどんと違ってよそるだけで、しかもそれほど熱くないのですぐ食べられるのである。

青梅を過ぎるとカーブとトンネルの連続である。乗客はそれほど多くないが車窓から見える紅葉で綺麗な多摩川の景色を楽しんでいる。

奥多摩駅から鋸山に向かって歩き始める。駅前の店で食料調達して信号を右に曲がり氷川大橋を渡る。橋の袂に氷川の三本杉と言う巨木がある。川沿いの紅葉はちょうど見頃になり始めと言った感じで11月一杯は楽しめそうである。

暫く奥多摩湖方面に向かって歩く。しかしこれは間違えで、氷川大橋を渡らず信号を直進しなければいけなかったのである。しかし、引き返さず鋸山林道を歩くことにした。林道の入口付近は集落があり、案内板の矢印で左に愛宕山と言う文字を見た。

鋸山への道はすぐに愛宕神社のある愛宕山499mを通過するのだが、車道を歩き続けてしまうとそちらによることが出来ないので左へ進んだ。やがて正規の道と合流。結果的にかなり時間をロスしてしまった。

山道を登り手すりのある長い階段を上がると五重塔が見える。さらに進むと愛宕神社がある。この愛宕神社のある愛宕山は木々の隙間から奥多摩駅や多摩川の流れが眼下に望むことが出来る。

他の登山者は愛宕神社の手前付近で2組10人程すれ違ったが、登る人はいない(登る時間が遅いせいもあると思う)。このルートは御岳山ケーブルカー〜大岳山〜奥多摩駅に向かうルートが登りが少ないので一般的だ。鋸山までは登りの連続で大汗→滝汗である。

梯子場などあり、初心者コースの多い奥多摩では割と手ごたえのあるコースである。天気は歩き始めには晴れ間もでてきて登山道からは近くの山や稜線が良く見えていた。しかしやがて霧が出てきて標高の高い部分は霞んできた。

鋸山の手前付近でも他の登山者と遇ったが私の半袖姿を見て寒くないかと問われたが暑いと答えた。三角点は何故か鋸山の500m位手前にある。

鋸山に着いた時ちょうど反対側から6〜7人位登ってきた。結構賑やかである。樹木に囲まれていて展望は無い。小休止しドリンクなど飲んですぐに御前山に向けて出発。奥多摩三山の一つで標高が1400m以上あるのでこの機会に登っておこうと思ったのである。

坂を下り鋸山林道を横切る。御前山に楽して登る場合この林道を利用すると良いらしい。避難小屋がすぐにありやがて鞘口山1142mに着く。ここは枝道が右に伸びていてうっかりするとそちらに迷い込んでしまうかもしれない。

登山者は私だけかと思ったら男1人女性5人のグループとすれ違った。

変則十字路を通過すると山頂まで僅かである。

山頂は誰もいない静かな樹林の中にある。木はカラマツなどで葉はすでに落ちている。天気がよければ木々の隙間から展望が期待できたであろうが霧で何も見えない。

休憩してさあ、出発と言う所で人の声。若い女性2人が西側から登ってきたのである。この時期、日没は早く4時半も過ぎると薄暗くなるのでどうするのであろう。私は栃寄の大滝を明るいうちに見たいので急ぎ先ほどの十字路に戻った。

十字路を左に曲がるとすぐに、御前山避難小屋がある。この避難小屋はかなりつくりが良く内部は布団などがあり、タダで気持ちよく泊まれそうである。先ほどの女性2人組は避難小屋で泊まるのだろうか。

この御前山の北側は都民の森として整備されていて体験の森と称して広場や複数の道が存在する。先ほどの女性が気になったので暫く様子を見た。元気に下ってきたので、この先の車道まで来れば大丈夫であろう(ただし真っ暗になっていると思うが)。

滝のところに着いた時にはかなり暗くなっていた。なかなか立派な滝で落差は2段で20m位か。

栃寄沢を下る。紅葉している木々があり木の橋あり良い雰囲気の沢である。途中、ワサビダもある。辺りは夕闇に包まれていて沢の下半分は紅葉の具合が全く分からなかった。

車道に出て突き当たりの国道411号に出た。境橋のバス停からバスで駅に戻る手もあるがそのまま歩き続けた。橋詰トンネルは交通量の多い国道の割には歩くスペースが少なく危険である。

バスが2台奥多摩駅方向に走っていったが乗客はかなり多かった。やがて駅に着いた。暗闇の中を走る列車の人となって奥多摩を後にした。

津田沼で夕食。本屋に寄って帰宅。