伯耆大山
大山寺バス停 | 川の向うが登山者用駐車場 |
桜の花 | 道標 |
大山寺阿弥陀堂 | 大山一合目 |
整備された登山道 | 五合目 |
大山北壁 | 六合目避難小屋 |
六合目からの景色 | ショウジョウバカマ |
7合目からの景色 | ダイセンキャラボク |
大山の山々 | 木道 |
大山頂上避難小屋 | 大山山頂 |
かつての縦走路は現在通行禁止 | 石室 |
スミレ | コブシの花 |
元谷避難小屋 | 元谷を歩く他の登山者 |
大山の山々を振り返る | 大山寺 |
2011年5月16日月曜日
大山寺8:21-9:23三合目-10:09六合目避難小屋-10:54八合目-11:13大山山頂
大山山頂11:20-12:19六合目避難小屋-13:23大神山神社
新宿駅から歩いて10分くらいの所にある夜行バス乗り場が今回行く米子方面のバス乗り場だった。たしか浦安のディズニーランド始発なのでそこからの利用も可能だ。
米子からは路線バスで登山口を目指す。バスはすでに1台停まっていた。大山口というJRの駅からも出ているようである。
石畳の道を暫く進む。大山寺に向かっていると思われる。その道を途中で右折。川があり橋がかかっていて対岸には登山者用の駐車場があった。結構停まっていた。
登山道は駐車場から少し先にある。こごみや桜の花、すみれとか1ヶ月遅れで春の植物がこのあたり楽しめる。中国自然歩道の看板があり、周辺の案内図がある。
その少し先に大山寺僧坊についての解説があった。僧侶が宿泊するための施設が最盛期は100以上あったとのこと。明治のはじめの廃仏毀釈で衰退し、現在は指で数える程度に減少しているらしい。
大山山頂まで2.8kmの標示があった。平地なら30分ほどなのだが。暫くは道も整備されていて歩きやすい。国指定重要文化財 大山寺阿弥陀堂というのが登山道の傍らにある。このあたりは鬱蒼とした森林の中にある。
ついでに調べたら中国地方にある建造物の重要文化財は鳥取17件、島根23件で翌日訪れた松江城もそのひとつである。
阿弥陀堂の少し先が大山夏道登山道の大山一合目の標示がある。標高はこのあたりで900m程だ。
早出の登山者が下山してきた。マイカー利用で日の出とともに登ればこの時間の下山になるのだろうか。
登山道は整備されていて木の階段とかある。標高も1000mを超えると傾斜も急になり呼吸も息苦しくなる。年は取りたくないな。
五合目には祠があった。登山安全、山ノ神と石に書かれている。ちょうど他の登山者が休憩していた。
さらに歩を進めると大山の荒々しい北壁や現在登頂禁止の最高地点の剣ヶ峰、その先のかつてあった縦走路の一番奥の山である三鈷峰が見える。
10時少し過ぎたあたりで六合目避難小屋のポイントに着いた。避難小屋は大きくはなく、数人でいっぱいになりそうだ。ベンチがあり数人休憩していた。私も少し休憩。
ここには六合目からの展望案内の図がありくっきり晴れれば海岸線や隠岐島が見えると思うがもやっていて見えなかった。出発する頃には後続の登山者が数組きてベンチでくつろいでいた。
避難小屋の脇の登山道には残雪が大量に残っていた。ここが今回の最大の難所といえる。そこを過ぎるとショウジョウバカマの花が咲いている地点に着く。
八合目から頂上までは木道が続く。以前は崖淵に道があったが崩壊が進みダイセンキャラボク林の中を登山者が通るようになった。そのことで山頂付近の緑が少なくなった。少なくなった緑を保護するため木道が出来たとのこと。
九合目から道は緩やかになる。登山道脇にある案内板には雪の少ないところにはヒゲノガリヤスやシコクフウロ、ダイセンキスミレが、雪の多いところにはナンゴククガイソウやヒトツバヨモギなど見られるという。
大山頂上避難小屋の手前で木道は二手に分かれている。左の道を通り小屋脇を進む。もう少し暑くなれば喉ももっと渇き水分がほしくなると思う。小屋には季節になると売店が営業しているらしいがやっていなかった。
11時13分に大山山頂に着く。山頂は階段状に木道があり腰掛けられるようになっていた。5人ほどが山頂でくつろいでいた。
頂上付近に看板があり「縦走は危険なのでやめてください」とあった。以前は縦走が可能であったが2000年にあった地震で崩壊が加速し滑落事故が多発したらしい。
暫く頂上に滞在した後、石室、地蔵ヶ池方面経由で下山を開始した。石室は頂上からそう遠くない所にある。大正9年に夏山登山道が整備されたときに緊急避難用に当時のお金800円で作ったようだ。
六合目にある避難小屋を過ぎ、五合目手前にある分岐を元谷経由大山寺方面に進む。スミレやこぶしの花が咲いている道を下る。案内板が途中にあり行者谷コースに見られる動物や植物など紹介していた。
元谷避難小屋の少し手前の沢にはまだ大量の残雪が残っていた。元谷は山頂に向かう道から良く見えたポイントである。砂防ダムがありその周辺は北壁から崩壊した岩石で埋め尽くされている。
元谷から大神山神社奥宮まではそれほど時間がかからずに到達した。ここまでは舗装されていない登山道だったがこの先は整備された石畳が続く。
大山寺を過ぎその先にある食事何処に寄る。そばを食べる。バスの発車時刻まで時間があったので大山自然科学館などで時間を潰した。