鳳来寺山

本長篠駅 田口線跡の橋脚
遠くに見える山が鳳来寺山? 1425段の石段の始まり
傘すぎ 鳳来寺
岩場からの景色 奥の院
鳳来寺山山頂684m 瑠璃山695m
東海自然歩道の一部になっている 鷹打場
東照宮 パークウェイ付近の茶店
湯谷峠 本数少ない飯田線の線路

2006年1月1日日曜日

東京(夜行列車)-豊橋-本長篠6:57-石段始まり8:23-鳳来寺本堂8:59-奥の院9:31-9:42鳳来寺山山頂-9:49瑠璃山-鳳来寺山山頂9:54-天狗岩10:11-鷹打場10:40-東照宮11:00-湯谷峠11:27-11:51湯谷温泉駅12:02-豊橋-19:15千葉19:16-成東 =歩き

青春18きっぷを利用して出かけることにした。少し早く家を出たので新橋駅近くにある日本テレビの施設に寄る。カウントダウンに関するイベントなど行われている

笑点が明日行われるらしくセットがあった。暫く時間を潰し東京駅まで歩いて行く。

ホームの売店で食料調達する。その他駅構内の施設は終了していたようである。23時43分発夜行快速「ムーンライトながら」に乗る。甥っ子はこの列車は初めてであるそうだ。

空席も結構ある。横浜などで何人か乗る。小田原では一部車両を除き自由席になる。先発した小田原止まりの乗客が大挙して乗ってきた。空席はすべて埋まり立っている人もいた。

リクライニングシートではあるがゆったりした感じは無い。多少、うつらうつらした程度で豊橋に着いた。飯田線に乗り換える。時間が1時間半以上あるので、駅から10分程のところにあるレストランで食事を摂った。

6時発の車窓は暗く景色は見えない。本長篠に着くころにようやく明るくなり始めた。駅前のバス停からは鳳来寺方面の便があるのだが早朝なので乗ることが出来ない。歩いて、鳳来寺山石段の入り口に向かう。

暫く歩くと鉄道跡らしいものが見える。田口線跡と言うことだ。駅から歩いて1時間以上かかって石段のある地点に着く。早朝であるかもしれないが錆びれかけた雰囲気が漂う場所である。初詣の人影がほとんど無い。おまけに廃業した店がいくつもある。

鳳来寺参道から鳳来寺へは1425段の石段を歩いて登らなければならない。しかし鳳来寺山パークウェイを利用すれば簡単に行ける。なのでこちらは表参道でありながら廃れてしまったようである。しかし物好きがいて、石段を登り始めると何人かすれ違った。

石段を数えながら登るが数があまりにも多いのですぐに止めた。石段は杉などの大木に覆われており傘すぎと呼ばれる杉は樹齢800年高さ約60m程ある。

階段を登り始めて30分程で鳳来寺に到着。文武天皇の大宝3年(703年)、利修仙人によって開かれた真言宗の古刹らしく、後松平広忠と夫人於い大の方が鳳来寺の峯薬師如来に子授けを祈願し、家康を授かったということで江戸幕府から手厚い保護を受けていたとされる。

辺鄙な場所と言うこともあるかもしれないが私が鳳来寺に着いたとき人の気配がほとんど無かった。

ここから奥の院方面に進む。階段を暫く登ると岩場の見晴らしの良い地点があり、少し休憩する。曇り空ではあるが視界は良い。その後、砂地の道になる。奥の院付近の道は登山道と言った気配であるが何人かの人とすれ違った。

奥の院を過ぎ、さらに登るとやがて鳳来寺山山頂684mだ。山頂は木に覆われていて展望は無い。しかし、手前の奥の院付近の岩場と山頂を瑠璃山方向に少し進むと展望が利く箇所がある。

その、瑠璃山に行く。こちらの方が若干標高が高く695mある。数分で到着。ただし岩山で登るのに少し苦労した。

戻り、天狗岩〜鷹打場方面に向かう。こちらの道はかなり雪が残っていて歩くのに結構神経使う。甥っ子はすっ転んで手を軽く擦りむいたようだ。

天狗岩も見晴らしの良い岩場だがその先の鷹打場も眺めがいいところだ。天狗岩で小休止し東京駅で買った食糧を食べる。湯谷温泉までのコースタイムがどれくらいなのかわからないのであまりゆっくり出来ない。

東照宮は日本に3箇所あるらしくここの東照宮は家康が鳳来寺に建立を命じたとのことである。で、参拝客が昼の11時近くと言うことでかなりいる。ここからパークウェイ駐車場までは車道を歩く。

茶店で五平餅など食べたかったが電車の時間が無いので素通りし先に進む。東海自然歩道と書かれた看板を矢印通りに進む。山中を暫く進むと歩道橋があり鳳来寺山パークウェイを2回ほど横切った。

行者越を過ぎ湯谷峠の分岐にたどり着く。ここを右に行くと三河大野駅2.7キロ40分、左は湯谷温泉2.1キロ40分となっており、左に進む。

電車の発車時刻が迫っていたので駆け足で下る。幸い道は良い。かなりハイペースで進むもなかなか車道に出ない。ついに出たところで電車の過ぎ去る音が。結局、飯田方面行の電車には間に合わなかった。

秘境駅が多いこの区間は列車の本数少なく、次の飯田方面行きは3時間待ちである。仕方ないので豊橋行きの電車に乗ることにした。ちょうど10分位で列車が来るようだ。ただしそれを逃すと2時間半待ちである。

帰りの車内ではほとんど寝ていた。東海道線経由なので予定よりだいぶ早く家に着いた。