掛川城-飯田線-野辺山駅

掛川城 飯田線(飯田駅)
中央アルプス空木岳方面(高遠原駅) 足湯(上諏訪駅)
JR野辺山駅 JR最高地点1375mから見る八ヶ岳

2003年3月20日、21日

1日目 成東8:27-蘇我-東京-12:04熱海12:05-14:18掛川15:35-19:10米原19:55-21:53豊橋

2日目 豊橋6:00-9:24天竜峡9:36-12:58岡谷13:17-13:27上諏訪14:18-14:38小淵沢15:08-15:43野辺山16:54-17:23小淵沢17:33-18:21甲府18:24-20:08高尾20:10-21:02御茶ノ水21:05-21:13錦糸町21:22-21:53千葉21:57-22:23大網22:27-22:45成東 =特急あずさ

青春18きっぷを使って旅に出た。前日、品川発の臨時の大垣行きに乗るつもりだったが、成東駅の窓口が21:00で閉まってしまっていたため(券売機で普通乗車券は買える)、仕方なく今日出かけることにしたのだった。まったく、予定を立ててなかった。とりあえず東海道線を西に下ることにした。列車の窓からのんびり景色を眺めるのはよい。湯河原付近の海と森の緑がよかった。熱海で乗り換える。ここからJR東海である。車両がなんと4両しかない。どういうことだ。さっきまで11両編成だったのに。もちろん、大混みである。沼津から富士までの間は雲の隙間から富士山が大きく見えた。静岡でまた乗り換えである。しかも各駅停車。長距離快速列車などほしいものである。掛川には城がある。司馬遼太郎の功名が辻の主人公、山内一豊が一時居城としていたところである。ということで途中下車してよってみることにした。駅を降り10分かからない位のとこに城はあり見た目比較的新しい。平成6年に復元とパンフレットに書いてある。早速天守閣に登る。すぐに、掛川城歴代城主の名前と入城年とその後の移封先が書かれている図を発見。山内=のち土佐高知、の前の石川長門守康通は、上総鳴戸と書いてある。これって成東のこと? どうやらそうらしい。徳川が関東入りしたときにきた。関ヶ原の戦いの後、大垣城(よりによって乗り損ねた列車の行き先である)に転封。場内にはアベックと城などを解説してくれるボランティアの人がいたが何も質問しなかった。ついでに二の丸にも寄った。この建物は現存する数少ない城郭御殿で江戸時代の後期の建物だそうだ。城の前の通りの茶店で饅頭を買って食った。そしたらお茶も出た。掛川駅に戻り列車に乗り浜松に向かう。うなぎを使った駅弁を食べる。その後名古屋で降りてふらつく予定だったがなぜか米原まで来てしまった。この駅は以前にもといっても10年以上前だが来た事がある。で駅前はたいしたものはなかった記憶がある。でやはり代わり映えはなく駅前は何も目立つものはなかった。ここからUターンして豊橋に戻った。途中、快速が4両編成ですごく混んでいて参った。豊橋グランドホテルに電話したら泊まれるというのでそこに宿をとることにした。
朝、5時30分に起きた。豊橋発6:00の電車に乗るためだ。あたりはまだ薄暗い。コンビニで朝食を買い駅に行く。切符に日付を入れてもらい電車に乗り込む。2両編成の車内にはそこそこ人が乗っていた。豊川の少し先あたりまでは郊外の住宅地と言った感じである。この飯田線は駅の数がやたらに多い。しかも変わった駅が多いのも特徴である。豊橋駅から下地駅の少し先までは名鉄と線路を共用している。昔、豊川鉄道(現飯田線)に後から愛知電気鉄道(現名鉄)が豊橋まで延伸することに由来するらしい。で、豊橋-下地間は走る列車の数はかなり多い。すぐ隣には東海道線かが走っている。しかし船町と下地は普通列車でも止まらないのがあるので注意。豊川から新城までくる間に乗客は大分減った。新城からいくつかの駅を過ぎると急カーブに差し掛かった。豊川の蛇行に沿ってレールが敷かれている。そして長篠城に到着。歴史を語ると長くなるので(と言っても詳しくないが)省略。この飯田線は長篠城跡地内を横切るように通っている。東栄と言う駅を出ると静岡に入る。ここから天竜川の上流の川沿いを列車は走るようになる。中部天竜に到着。佐久間レールパークなる施設を発見。構内に数々の車両が停車(展示)してある。次の佐久間駅のちょっと前に水力発電所がある。この列車は車掌がちゃんといて乗車券を車内で販売していたがつり銭不足に陥り途中で乗車してきた人に切符を売ることができなかった。しかし小学生が数人乗車してきて小銭を子供達から調達できたようである。中井侍駅から長野県である。平岡駅で暫く停車するので外に出た。すると大きな建物があった。龍泉閣とかいてあり温泉や宿泊施設、農産物直売所などある。次の為栗(してぐり)駅をはじめ寂しい駅がかなり多い。小和田や千代、田本などは駅の近くに民家がほとんどないのである。天竜峡に9:24に到着。ここでワンマンカーに乗り換え。天竜川下りの看板が目に入る。天竜峡を出るとさっきまでと違いかなり開けた田園地帯となっている。左のほうに白い雪で覆われた山々が見える。木曽駒ケ岳や空木岳(いずれも百名山)であろう。2両編成のワンマンカーで、料金は運転席の脇に設置された料金箱に入れるシステムであるが、普段列車に乗らない人が多いらしく降車に手間取る人がいた。列車は山の裾野を走る。川が谷と化している所は一度上流川に線路を蛇行させ谷が狭くなったとこで橋を渡る。このため、急カーブがやたら多い。辰野に到着。ここで、JR東日本の乗務員と交代。中央線が若干遅れが出ており、暫く停車。岡谷で乗り換え、上諏訪に向かう。駅の露天風呂に入るためだ。しかし、構内露天風呂はいつのまにかに廃止され、足湯に変わっていたのだ。仕方ない、足湯に足をつける。温泉に入りたかったが駅前には公共風呂(近くのデパート内にあるらしい)は見当たらなかった。ここから小淵沢まで特急を使う。普通列車が少ないのだ。余計な出費だ。小淵沢から小海線に乗る。野辺山駅まで行くのだ。前回、夏来た時、超満員でゆっくり景色見られなかったが今回は空いていたので、良かった。野辺山で、上りの待ち時間が1時間ちょっとあるので、JR最高地点に行くことにした。場所は、清里方向に約2キロ進んだ、踏切の地点である。途中まで舗装した道路であったが、踏切近くでは、残雪の悪路であった。踏切は旧国道であるため、今は通行する車はない。残雪で埋もれている。ここから八ヶ岳が良く見える。帰りは、国道を使って帰る。現在(16時25分)の気温が0℃と標示されていた。列車の発車時刻を気にしながら野辺山駅にたどり着く。駅前で土産を買う。土産と言っても後で自分で食べるだけである。小淵沢に向かう列車の中から富士山が夕焼けに少しだけ染められ見えた。閑散とした冬の終わりの小海線もなかなか良いものだ。小淵沢から高尾までは各駅停車で、高尾で中央特快がちょうど接続していたので、思ったより早く家に到着。