岩殿山

桂川 中腹からの眺め
岩殿山ふれあいの館 揚城戸跡
岩殿山山頂634m 鎖場その1
兜岩付近(鎖場その2)崖を横ばいに歩
き垂直の鎖場を登る最大の危険箇所
中央自動車道
稚児落し、急峻な岩場になっている 稚児落しからの眺め
桂川(浅利橋付近) 岩殿山と大月駅

2003年11月24日月曜日

成東6:32-7:11蘇我7:12-7:16千葉7:20〜ホリデー快速河口湖号〜9:31大月9:38-10:09岩殿山ふれあいの館10:20-10:40岩殿山山頂10:51-12:02稚児落し-13:00大月13:28-14:11高尾14:17-15:15東京15:32-15:56南船橋16:01-16:05新習志野19:25-19:41蘇我19:43-20:01大網20:25-20:45成東 =歩き

交通費 成東-大月間161.6キロ普通乗車券だと2940円(片道)がホリデーパス使用で2300円

千葉県マスターズ水泳大会があるのだがスタートが午後の5時前後の予定なので、その時間までに山に登って帰ってくればいいやと思って計画を立てた。

値段的にも新習志野まで往復1640円なので、プラス660円で行けるのだ(ホリデーパス使用で)。

近場で、アクセスがよく歩行時間が3〜4時間ほどでいい所はないかと探した結果、岩殿山と言う山を見つけた。この山は大月駅から程よく山頂〜稚児落し周回コースで3〜4時間くらいなのだ。

前の日、インターネットで時刻を調べたらホリデー快速河口湖1号がなんと千葉始発になっているのを発見してしまった(通常は新宿始発8時11分)。これを利用すると乗り換えのわずらわしさがなくなる。

朝、6時30分前に駅に着き東金線に乗る。蘇我で快速に乗り換え千葉で降りる。10番線に停車中の河口湖号に乗る。乗車する前にホームで急いで駅弁買って車内で食べた。

これで、錦糸町、御茶ノ水、新宿での乗り換えがなくて済む。車内は新宿まではあまり乗車してなかったがその先はほぼ満席になった。

大月に到着。かなりの人が下車した。ホームから今日登る岩殿山が良く見えた。駅を出てすぐ左に曲がる。岩殿山登山口と書かれた標識を進むと前方に登山者らしきグループがいた。この人も岩殿山に登るのであろう。

相模川(通称桂川)に掛かる橋を渡る。この川の渓谷はなかなか見ごたえがある。この橋を渡ると3分ほどで登山口である岩殿城跡入口である。

親子でハイキングに来たであろう6、7人のグループが前方にいた。そこから10分も歩かないところに岩殿山ふれあいの館と言う展示施設がある。

この周辺には赤い実をつけた木や、もみじが綺麗だ。この、岩殿山は秀麗富嶽十二景の一つであり富士山が綺麗に見えるはずであった。しかし、予報がはずれ生憎の曇り空となり、富士山は見えなかった。

代わりに、このふれあいの館(入場無料)に掲載してある、秀麗富嶽十二景の写真を見た。いずれの写真も見事である。この岩殿山は桜の名所らしく、富士山と桜の写真が掲載されていた。

館内はビデオ上映にて大月付近の見所をここの出身であるらしい三遊亭小遊三(落語家)が説明していた。館内を出て山頂に向かってまた歩き出す。

揚城戸跡と言う自然の巨岩を利用した城門跡を通るとまもなく岩殿山山頂である。親子連れのハイキングの人達で賑やかである。ここからの眺望は富士山は曇って見えないが大月市内や周辺の山など良く見える。

ここより、少し高くなっている電波塔に歩を進める。実はここ(烽火台跡)が岩殿山の頂上かもしれない。この烽火台跡で写真を撮ってくれと言われ中高年の登山者6人グループの写真を撮ってあげた。

で、ボタンを押してもシャッターが切れなかったのでおかしなあと思ったらセルフタイマーになっていたらしく暫くそのままにしててと言われた。暫くするとシャッター音がしたのでちゃんと撮れたのであろう。

ここから、兜岩〜稚児落し方面に向かう。一旦、先ほど来た道を下り分岐を右に曲がる。地図で確認していると、子供を含む頂上にいたグループが稚児落し方面に歩いていった。

その子供らを途中で追い越し、暫く進むとまた、登りになる。汗かきながら進むと鎖場がある。この鎖場は大した事ないが登りづらい。脇に鉄の梯子みたいなのがあるがあまり役に立たない。

そこから、数分歩くとまた鎖場である。ここはまず、急な岩場(絶壁に近い)を横バイに進む。ちょうど足幅ほどの道が刻まれているが土砂があり大変滑りやすそうで怖かった。

その危険箇所から画像でも撮ろうとリュックからデジカメ取り出し画像を何枚か撮った。狭い道が終わると今度は垂直に近い鎖場である。ちょうど、ここ(兜岩)に来た時老人がこの鎖場を登っていったところであった。

一旦、崖から離れた山中を通り再び岩場に出るとそこが稚児落しと呼ばれる大岩壁に出る。岩殿山は千メートル以下の山とは思えないすごい山だ。

先ほどの老人を追い越し、この先は下るだけの登山道を下ると中年の登山者6人組に追いついた。で、振り返ると木陰から稚児落しの岩の頂上を歩いている登山者数名が見えた。

11月も終わりと言うのにこの大月周辺は紅葉がまだ綺麗である。その登山道を下ること20分ちょっとで民家の庭先に出る。吊橋をを渡った方が近いのであるが標識がそちらになかったので遠回りをしてしまった。

中央道の下を通り桂川に架かる浅利橋を渡ると約10分で大月駅に着いた。電車の時間があったので駅にあるカレーハウスでチキンカレーを食べた。

大月〜高尾〜東京と行き京葉線で新習志野に向かう。新習志野には予定通りレースの1時間ほど前に着いた。50の背泳ぎに出たが7人中5位(35−39歳区分)でメダル獲得はならなかった(出場者は他の種目より少ない)。