伊豆ヶ岳

正丸駅から歩いて40分 伊豆ヶ岳山頂
伊豆ヶ岳の言われ 子の権現

2003年6月1日日曜日

成東4:56-大網-5:35蘇我5:41-6:20新木場6:26-大崎-新宿-立川-八王子8:23-9:06東飯能9:28-9:57正丸10:05-11:17五輪山11:23-11:34伊豆ヶ岳11:36-古御岳11:59-12:42高畑山12:59-13:45天目指峠-14:30子の権現-15:56吾野16:01-16:22東飯能16:42-17:10川越17:14-18:05新宿-御茶ノ水-市川-19:57千葉20:06-20:51成東

JR線内 ホリデーパス 2300円(5月31日から値上げ) 東飯能-正丸間 260円 吾野-東飯能間 230円 合計2790円

伊豆でもないのに伊豆ヶ岳と言う山がある。ちょっと気になったので、早速出かけることにした。

ホリデーパスを2300円で購入。臨海線やモノレールに乗れるとはいえ実質値上げである。物価は下がっていると言うのにJR東日本もひどいことをするものだ。

しゃくにさわるので、東京臨海高速鉄道に乗車してきた。成東発4時56分の車内は土曜日ほど込んでいなかった。まあ、自動車で出かけるときなども、日曜の朝はまず混んでない。

蘇我で乗り換え、新木場で下車する。改札を出てすぐ左側が臨海線の改札である。ホリデーパスを投入する。無事に通過。この臨海線は、発車のチャイムがJRで使われているのと一緒である。

さらに、山手線の大崎から相互乗り入れしている。国際展示場駅まで地上にあるが、その先は地下になる。大崎でまた地上に出る。大崎での乗り換えは改札を通らないでJRに乗り換えられる。まあ、相互乗り入れしてるので、改札あっても意味はない。

立川で、駅弁買って、八王子で八高線に乗る。八王子経由でなく、拝島で乗り換えのほうが早く着くと思う。途中、横田基地の脇を通る。東飯能で西武鉄道に乗り換え。あまり、本数は多くない。1時間に2本くらいか。

暫く(約20分)待ってやっと来た。車両はボックス席がありそこを運良く確保。列車は意外と山深いところを走る。トンネルをいくつかくぐり正丸に到着。先ほどまで雨が降っていてどうなるかと心配したがどうやら回復したようである。

駅は人影がなく(よく確認しなかったが下車したのは俺一人だった)、唯一、駐車場でハイカーらしき人、2人がいた。お茶を自販機で買い早速、登山開始。線路のガード下をくぐって、寂しい山村の中を暫く歩く。

後ろから、先ほどの2人が歩いてきた。渓流が脇に流れており、水の流れる音が心地よい。20分くらい歩くと左側に小道があり、そこを入る。ここから山の中の登山道となっている。

暫く、林の中にある沢沿いを歩く。雨上がりのせいか水量は多い。登山道を歩き始めて30分くらいで、山の中腹から水が湧き出ているとこがある。そこから、かなりの急傾斜の土砂むきだしの登山道である。

植林してある木の根が都合よく張り出ており、そこを足にかけ登る。ただ、根がうまい具合にないときは手を使ってよじ登る。当然、手はどろどろになる。一山越えたら、別のグループと見られる3人に会った。

ここまで、思ったほどの人出ではない。天気は良くないし、季節的に、秋から、春先がメインの山である。6月の登山者はこのくらいであろう。そこから、100mくらいは緩やかな上りである。

進行方向右手は笹などの藪の急斜面になっていて、で、そのやぶから人が這い上がってきたのである。この男は、登山道がなくてもどこからでも登っていきそうである。挨拶すると、天気がよくなってよかったですねと言われる。

伊豆ヶ岳のちょっと前に五輪山という小山があり、ベンチで休息をとる。すると、別ルートから数人が登ってきた。そこそこ人はいるものである。

この先、男坂は落石の危険により通行できないため女坂を通る。男坂はどんな道なんだろう。

伊豆ヶ岳頂上に登山開始から約1時間半で登頂。頂上付近には10人くらいいた。私は天目指峠や子の権現という所を通り吾野駅まで歩く予定なのでここは画像を数枚とっただけで通過する。

天目指峠方向の下山道は急傾斜の土道である。滑らないように注意する。すぐに若い男性とすれ違う。しかし、このルートですれ違ったのはこの人だけであった。

高畑山に12時42分に到着。ここで、昼食をとる。ベンチがあり、人もいないので、のんびりくつろぐ。この季節の山歩きは、汗びっしょりだ。今日は、おまけにタオルを忘れてしまった。

立川で買った駅弁も食べ終わったころ、人の声が・・・。しかし、気のせいか、だれもいなかった。歩きを再開する前にガイドで時間を確認した。ここまで、順調だと思っていたが、オーバーしている。

変だとガイドをもう一度見ると、また、このガイドの時間が、おかしいのである。どこが変だと言うと、1箇所足し算を抜かして計算しているのだ。歩程:4:55でなく5:15である。

まあ、今日は、下山する時間など気にしなくていいので、この位は何ともないのであるが。しかし、このガイドには腹が立つ。

高圧線の鉄塔の脇を通って暫く行くと、杉が倒れている。そこで、道が2つに分かれている。ひとつは尾根沿い、もうひとつは、薄暗くなっている樹間の谷底に向かっている。道標らしきものはここにはない。

とりあえず、尾根沿いを歩く。しかし、尾根は、ちょっと先で急斜面になっており踏跡もここでなくなる。仕方なく引き返す。そしたら、なんと人が。で、この人は、谷底に向かっている道を進むのではないか。後を追っていく。

谷底と思っていた道は、下り始めてすぐにしっかりした尾根道になっていた。天目指峠にほどなく到着。さっきの男性が、地べたで、小休止していた。天目指峠で、売店でもあるのかと思っていたが、ただ、県道が横切っているだけである。

ここから、次のチェックポイントである子の権現までは、かなりの上り坂である。また、汗だくだくだ。急斜面の木が伐採されていて、見通しが良い。しかし、植林してあるので、3年くらいで、背丈位に成長してしまうだろう。

峠から35分ほどで、子の権現の裏手に出る。子の権現天竜寺は、足腰の神様として参拝者が多いと、ガイドに書いてあるが、確かに人がいる。表参道の両脇にうれしいことに売店がある。土産物などを売っているようである。脇の自販機でCCレモンを買い飲む。旨い。

しかし、気持ちよいのもほんの束の間、土砂降りの雨が突然降り出してきたのだ。傘を差し子の権現を後にする。約100m位車道を歩き、そこから再び登山道に入る。滑らないように注意する。

子の権現の駐車場から合羽を着た人が、下山している。見た目から、中高年と思われる女性である。かなりのハイペースである。時々、木の陰で見えなくなる。女性に負けてなるものかと、私もペースアップする。

30分弱で、山村の舗装道にでる。なだらかな下りは私のほうが早い。ここで、女性に追いつく。挨拶をして、暫く同行する。どこへ行ってきた思いきや、私とまったく同じルートを通って来たのである。

正丸駅に9時ころ着いたというのでちょうど1時間早く登山を開始したようである。その女性から、どこから来たのかと尋ねられ、千葉の成東というとこから来たと返事する。その女性はやはり、千葉の都賀から来たとのこと。で、千葉から来る人に出逢うことは、相当珍しいという。

確かに、地理的にまたは、人口からして東京または、神奈川といったところから来る人が、ほとんどであろう。伊豆ヶ岳では、登山者は1人しか見かけなかったといっていた。私が頂上を通過したときは10人くらいいたので、多分、登山開始が、山の割には早すぎたのかもしれない。伊豆ヶ岳単独であれば、往復3時間あれば十分であるから。

過去に1度この山に来たことがあるといっていたが、この、子の権現-吾野駅ルートを今回単独で踏破したかったのこと。結局、この女性と駅まで、約1時間、一緒に歩くこととなった。

雨は、最初だけ、結構降っていたが、すぐに小降りになり、国道の近くではほとんど止んだ。合羽はやはり暑いらしく、雨が止むとすぐ脱いだ。で、自販機があったので、そこで、お茶を2本買った。俺に1本くれたのである。

飲みながら会話を続けると、夏は八ヶ岳方面が涼しくてお勧めだそうである。冬は、高水三山などがいいらしい。頂上付近からの景色がいいらしい。積雪があるときは、アイゼン使用で難儀はないとのこと。

駅近くの道路を歩いていると、電車の時間を教えてくれるい気の利いた、ドライバーがいた。教えてくれた列車の時刻の数分前に駅に到着。一緒に歩いた女性は池袋まで、西武鉄道で行くようである。

私は、東飯能でJRに乗り換え、川越経由で新宿に行った。登山ショップによるためである。南口下車で歩いて5分ほどのところにある。しかし、駅前に図がなく30分ほどその辺をさ迷ってしまった。店の中をちょっと見て帰る。20時51分成東着。