金時山

JR足柄駅 金時山
竹之下一里塚 足柄古道
足柄峠付近からの景色 足柄峠〜金時山間 ベンチで駅弁を食う
金目押寿司1020円 山頂直下にある金属製階段
金時山山頂1213m 山頂から仙石ゴルフコース(1916年開場)
が見える
金時茶屋 登山者記録帳?に記入
乙女峠方向 矢倉沢峠(うぐいす茶屋が見える)方向
箱根湿生花園 水芭蕉とエゾノリュウキンカ
強羅駅 箱根登山鉄道(急勾配&急カーブ)

2004年4月10日土曜日

成東5:46-6:31千葉6:41-7:33品川7:34-8:43国府津9:11-9:53足柄駅9:54-11:20足柄峠-12:51金時山山頂13:05-13:45矢倉沢峠13:52-14:16金時登山口バス停−14:45湿生花園15:50-16:13強羅駅16:31-17:01箱根湯本17:10-17:24小田原17:44-19:10東京19:18-19:56千葉20:06-20:51成東 =歩き

交通費 JR線内青春18きっぷ使用 2300円(1回あたり) 箱根湿生花園-強羅(バス)490円 強羅-小田原(箱根登山鉄道)650円 合計3440円

青春18きっぷを利用して金時山に行ってきた。

初電に乗り遅れてしまった挙句、千葉駅の接続があるのを見落としてしまったので、国府津からの御殿場線の列車に数分間に合わなかった。

次の列車まで時間があったのでホームをうろつくと駅弁コーナーを発見。入荷してもすぐに売り切れると言う、金目の押寿司1020円を買う。

列車は3両編成で途中からかなり混雑していたが、足柄の一つ前の駅、駿河小山でかなり降りていった。

無人駅である足柄駅から舗装道を歩く。右手にゴルフ場が見え、その向こうに金時山が見える。振り返ると富士山が良く見える。金時山は猪鼻嶽とも言われているが確かに足柄峠方向は切れ立っていてそう見えるかもしれない。

足柄古道を進み、また、舗装道に出る。暫く進むと、左に六地蔵がある。足柄峠を過ぎると半袖に胸にゼッケンを付けている人が走ってきた。小田原-箱根路-足柄路チャレンジマラニック60kmと言う、ウルトラマラソンの大会であった。

この競技はマラソンとピクニックを併せ持ったコースであるらしいが、とてもピクニックとは言えない競技である。

舗装が砂利道になり、やがて車止めのゲートが見える。ここには駐車できるスペースがあり10台ほど停まっていた。ここから約1時間で山頂である。

正面に金時山を見ながら進むとベンチがあり何人か休息していた。ちょうど、4,5人のグループが出発する所であったので、その空いたベンチに腰掛けることにした。

正面は樹木が無く富士山の眺望がなかなか良い。ここで、国府津で買った駅弁を食べる。なかなか旨い。ここまでかなり汗をかいたが休憩して汗もひいたのでまた歩き出す。

ハイカーとマラニックの競技者が存在する道は結構広い。やがて金属製の階段が現れる。そばに、4WDの車が停まっている。多分、頂上にある茶屋の人の車であろう。

この、金属製階段は全部で12個ある。かなりの急斜面で、息が荒くなる。マラニックの競技者が続々とすれ違っていく。一般の登山者が余裕のある競技者に何キロ走るのかとかどこまで行くのか聞いていた。斜面の途中にベンチがあり犬と老人が休憩していた。

12個目の金属製階段を過ぎると5分で金時山山頂である。右手の茶屋を過ぎた所から、雄大な富士山の景色がある。

山頂は大勢の登山者で賑わっており、さすがに人気の山である。金時茶屋による。結構、いろんなものが売っているようで飲み物やアイスクリーム、おでん、ラーメン、アイゼンや登山用の杖、小田急の高速バスのチケットも売っているようだ。

有名な金時娘(昔の話で今は立派なおばあちゃん)もいた。で、150円払いアイスを買って食べる。なかなかおいしい。ちょうど、親子連れもアイスを買っていた。その親子は登山者記録帳と言うのか分からないがノートになにやら書いていた。

天井を見ると、150回○○○、200回○○○、250回○○○と登山回数と人の名前が掲げられていた。多い人で1000回以上登った人がいるようだ。もっとも茶店の人は毎日登って来るらしい。

外へ出て富士山方向以外も見渡した。富士山とちょうど反対方向に1月に登った明神ヶ岳が見え、右に箱根最高峰の神山が、その隣は芦ノ湖、眼下に見えるゴルフ場は日本で2番目に古いと言われる仙石ゴルフ場が見える。

子供や若い女性、犬を連れた人やマラニックの競技者や中高年などいろんな人がいる山をあとに下山し始める。仙石への下山ルートは思った程急斜面は無くかなり歩きやすい道である。

金時神社方面の分岐は右に行かずまっすぐ矢倉沢峠に進む。うぐいす茶屋の緑の屋根が下のほうに小さく見えた。ほどなく、矢倉沢峠に到着。ベンチがあり暫く休息。うぐいす茶屋は休業中である。茶屋の前で親子連れが休んでいた。

ここから、15分ほど歩くと登山口に出る。舗装を歩き突き当たりの国道に金時山登山口バス停があるがバスの本数は少ない。もう少し歩いて仙石からは本数は多い。

箱根湿生花園による。水芭蕉が咲いていると言うので見に行くのである。途中、道を間違えて少々、時間をロスしてしまった。入園料700円払い園内に入る。まず、疲れていたので展示室のいすに腰掛ける。

展示室は写真展が行われており入選や佳作、特別賞などの写真が掲載されていた。この写真展は園内で撮影された写真を募集しその中から選考、翌年に掲載されると言う。

外に出て水芭蕉を見に行く。結構人がいて、写真撮影している人も大勢いた。水芭蕉はちょうど見頃で隣には黄色い花のエゾノリュウキンカが咲いていた。他にも、カタクリやニリンソウ、イワイチョウなど咲いていた。

園内では高層湿原に咲く花や高山植物が手軽に見ることが出来る。園内を一周して、館内にあるビデオを見た。水芭蕉は夏になるととてつもなく育つようだ。

この、湿生花園から15分おきに強羅駅方面にバスが出ている。それに乗り、強羅に向かった。最初は数人しか乗車してなかったが途中からかなり乗り込んできて満員になった。

強羅から箱根登山鉄道に乗る。前回、明神ヶ岳で乗ったので、今年はこれで2回目である。調べたら、大井川鉄道のアプト式区間(井川線)についで日本で2番目の急勾配であるそうだ。しかもかなりの急カーブである。スイッチバックもあり、トンネルありでなかなかの列車である。

小田原で駅弁をまた買って食べる。小田原からの列車は大抵ボックス席を確保できるようである。前回も確保できた。東京で乗り換えたがやはり、品川で乗り換えるべきであった。座れないのである。成東には午後9時前には着いた。