甲武信岳

JR最高地点(野辺山-清里間) 川上村の高原野菜畑
ベニバナイチヤクソウ ナメ滝
千曲川源流 千曲川信濃川水源地標
イワカガミ 甲武信岳山頂2475m
八ヶ岳方向 苔生す原生林
三宝石 三宝山2483m
アズマシャクナゲ 十文字峠まで1.1キロ地点
十文字小屋 挟霧橋
三国峠 中津川林道 ダート&素掘りのトンネル

2004年6月13日日曜日

成東2:30-(車)-5:49JR最高地点-6:30毛木平6:35-8:37ナメ滝-10:39甲武信岳山頂10:41-11:33三宝山-14:30十文字峠-16:05毛木平16:15-16:43三国峠-甲武の湯-11:00成東 =歩き

交通費 東金IC-市川900円 首都高700円 中央道高井戸-須玉IC3450円 関越道花園-練馬1800円 首都高700円 湾岸市川-東金IC1100円 8650円 皆野寄居道路410円 ガソリン代530キロ(20キロ/リットルで計算26.5リットル×110円)2915円 総計11565円

ドライブと山歩きの旅に出た。午前2時半に家を出る。真っ暗だ。道路は当然空いている。

中央道を通る頃に雨となる。パソコンで気象レーダーを見たところ、甲武信岳頂上付近に少し雨雲があったが登山口にある駐車場に着く頃には回復するだろうと言う読みである。

しかし、小仏トンネル付近ではかなり激しい雨で、ワイパーを動かしても前が見難いほどであった。勝沼に来る頃には雨はあがっていた。茅ヶ岳が見え次に八ヶ岳が正面に見える。須玉インターで下り国道141号線を走る。

途中JR最高所である、清里-野辺山間にある踏切に立ち寄る。去年の3月21日に訪れて以来である。早朝と言うこともあり誰もいないのでその辺で用を足す。

川上村は高原野菜の出荷の最盛期だろうか。早朝にも関わらず畑に人影がいた。道は細くなりやがて砂利道を走るようになる。道の傍らにベニバナイチヤクソウが咲いていた。

毛木平の駐車場に到着。舗装された大きい駐車場である。50台ほど停められる駐車スペースに20台くらい停まっていた。身支度をして車の外に出る。

気温は途中の標示が12度となっていたので結構涼しい。歩き始めてすぐに2人組みに抜かれる。千曲川源流である、西沢の渓流の脇を歩く。単独の男性が後ろからきたので挨拶して先に行ってもらう。

少し進んだ所で先ほどの人が渓流にいた。ナメ滝と言う滝が地図に載っているがちょうど小さな滝があったのでこれではないかと言う。私も良く分からないといった。

暫く歩くと滝がありナメ滝と言う標示があった。スラブ状の小さな滝である。

苔生す登山道を進み木の橋を渡る。流れは細くなりやがて千曲川信濃川水源地標と書かれた柱が建てられていた。ちょうど登山者が何人かいた。で、木の根元から水が湧き出ているのを覗き込んで見ていた。

ちょろちょろ程度かと思ったが結構勢い良く湧き出ておりこれが日本で一番長い川の源なのかと感動したのであった。

ここから登山道は急登になりやがて尾根上にたどり着く。甲武信岳山頂方向からおばちゃん達の声。イワカガミの咲く岩場を登ると山頂に到着。中高年の人達十数人で山頂は賑やかである。

この甲武信岳はコースのほとんどが樹林の中でこの山頂付近だけは開けていてかなり展望が良い。この甲武信岳は埼玉、山梨、長野の県境である。

天気はここまで曇または薄日が射すと言うまずまずの空模様であった。しかし、埼玉方向の山々は雲が山頂を覆っていた。

山頂はそれほど広くなく人も大勢いたのですぐに立ち去ることにした。ここから十文字峠方向に進む。下り始めると倒木の多い樹林帯になる。この倒木には苔や若木が生えていて特徴ある原生林である。

三宝山の少し手前にある三宝石を見学。ただの岩場(ただし眺望は良い)で甲武信岳にいたおばちゃんグループが後から来て岩に攀じ登っていた。

埼玉県最高峰である三宝山は展望無い静かな山頂である。ここから尻岩までは樹林帯の下りを下る。尻岩は尻に似たユニークな岩である。

ここからまた登りで、さすがに寝不足とスタミナのある食べ物を最近食べていないせいもあり力がいまいち出ない。ゆっくり登ると登山道のあちらこちらにアズマシャクナゲの花が咲いていた。

武信白岩山は岩峰で落石の危険があり登ることは出来ない。この、武信白岩山から十文字峠までは岩場の悪路が所々存在していて、鎖場もあり女性は少しキツイかも知れない。ただし後から来るおばちゃんらは三宝岩を登るくらいなので大丈夫であろう。

十文字峠までもう少しと言う所で女性が登ってきた。聞くところによると十文字峠付近のアズマシャクナゲ見頃を過ぎていて、標高の高い、大山付近まで見に行くと言うことである。

今回の登山の目的の一つである十文字峠のアズマシャクナゲはやはり終わっていて非常に残念であった。十文字小屋付近は数組の登山者が休息していた。

ここから進路を西にとり1時間半も歩くと毛木平に着く。車に乗り来る時とは違う道で帰る。林道中津川線という、三国峠(群馬-新潟にも同名の峠がある)越えを走る。

長野県側は舗装されていたが埼玉県側は情報どおりダートの悪路であった。夜間通行禁止で5時までと書いてあったのでゲートがしまるかと心配したが私の通過した時点までは大丈夫であった。

落石の起こりそうな林道を低速で下る。かなり長い距離を走りやがて舗装になり集落も見える。その後は去年両神山で使ったルートである。

横瀬町にある武甲の湯で小休止する。ここで時間調整して渋滞を避けるのである。帰りは花園インターから関越道に入る。ほぼ順調に流れた。自宅に23時着。