黒岳

快速ぶらり河口湖号 黒岳に向かう登山道から河口湖を見る
黒岳山頂(1793m) あやめ
ニッコウキスゲ(かな?) 大石峠

2003年6月29日日曜日

成東5:46-千葉-錦糸町-御茶ノ水−新宿8:11-快速ぶらり河口湖号-10:33(定刻だと10:27)河口湖10:35-11:00三ツ峠入口11:25-12:42広瀬分岐-13:37黒岳13:55すずらん峠-14:11破風山-14:28新道峠-14:51中藤山-昼食休憩15分-16:07大石峠-17:47大石プチペンション村18:22(定刻18:16)-18:42河口湖18:44-19:37大月19:50-21:39御茶ノ水-錦糸町-千葉22:34-23:18成東

JR線内 ホリデーパス 2300円 大月-河口湖間 2220円(片道1110円) 河口湖-三ツ峠入口 460円 大石プチペンション村-河口湖 530円 合計 5510円

天気予報が良かったので手頃な山にでも登ろうかと思った。山梨の三ツ峠辺りがちょうど良いということで前日計画を練った。新宿発河口湖行きの快速があるのでそれを使うことにする。

新宿に少し早く着いたのでホリデー快速奥多摩号の画像を撮る。この奥多摩号が出たあとに快速ぶらり河口湖号が入線する。

快速と言っても停車駅は新宿を出ると三鷹、立川、八王子、高尾、相模湖、上野原、大月と言った具合に非常に少ない。特急並である。

どんな車両を使っているかと思ったら、昔、特急あずさに使われていた(と思う)車両(6両編成)であった。しかし、以外に新宿からの乗車率は低かった。

1本前に、中央特快青梅行が出ているので、そちらに乗ったほうが、立川までは早く着くのだ。

8時11分に新宿を出発。しかし、すごく遅い。なぜなら、中央線快速が、2〜3分おきに走っているからだ。このため、追い越すにも、待避線のある駅でないといけないのだ。つまり、前も、後ろも中央線の快速で挟まれているわけだ。

八王子辺りからやっと速く走るようになった。立川や八王子で結構乗り降りする人がいたが、満員とまでは行かない。車内の冷房が結構効いていたのでウィンドブレーカーを着る。

列車は大月から富士急行線に入る。富士急行線はホームが短いため後ろの3両のドアは大月-河口湖間は開かない。富士吉田駅はスイッチバック式の駅である。

ここで、ちょっとトラブル発生。富士急のホームは短いので当然6両だとはみ出してしまう。しかも、富士吉田駅は踏切がホームの脇にある。その踏切に最後部の車両がちょうど引っかかっているのだ。

なので、一旦ドアを閉めてもう少し前進した。そしたら遮断機はあがったのであった。その影響かどうかは定かでないが上り列車が若干遅れて入ってきた影響で、数分、遅れて河口湖に到着する。

バスの時刻が迫っていたので、富士急の料金1110円を払うのに改札の柵を乗り越えて駅員に手渡した。乗務員が合間を見て車内で券を売っていたがちょうど俺のとこまではこなかったのだ。

バスは空いていた。俺が乗車した後に数人のおばちゃんが乗ろうとしていたがトイレに行くので諦めたようである。バスはやや遅れて出発。三つ峠まで710円もかかる。

財布に小銭があることを確認する。ロープウェイ乗り場や船乗り場のバス停を過ぎると三ツ峠入口である。俺はボタンを押した。しかし間違いであった。

三ツ峠入口でなく三ツ峠登山口で降りなければいけないのであった。460円払い下車する。まあ、三つ峠でなくても山はこの近くにいくらでもある。

地図を広げてあれこれ思案する。三つ峠入口からの登山ルートは2つある。ひとつは黒岳。もうひとつは御坂峠だ。この黒岳と御坂峠は尾根伝いにつながっており40〜50分で2つのポイントを行き来できる。

帰りの交通を考え黒岳→御坂峠→三ツ峠と思ったが、今度バスで来た時三ツ峠に登ればいいやと思い、黒岳から逆方向に進むことにした。

河口湖から見ると左に進むわけである。とりあえずデジカメで登山開始の時刻と付近の景色を記録しようとバッグの中を探す。しかしない。バスに置き忘れたようである。

さっきのバスは、天下茶屋で折り返しのはずだから、11時10分にここへ来る。それまで、ここで待つことにする。バスはかなり遅れて来た。

バスの中からデジカメを奪還して登山を開始する。御坂峠登山口の入口にある、工事現場にある自販機で栄養ドリンク買って飲む。すぐ左が黒岳分岐だが、道標はない。

俺が持ってきた図を頼りに、沢沿いを歩くことにする。あまり人通りが少ないと見え、道にはかなり草が生い茂っていたが、さほど通行には支障をきたさない。

しかし、黒岳1792mを一気に登るルートなので、急坂の連続である。前回、雲取山登る時、あまり休息入れずに、疲れる思いをしたので、マイペースでゆっくり登る。

沢沿いから左の階段状の登山道を進む。登山者はまったくいないがわりと整備されている。広瀬方向分岐を通過して暫く歩くと岩場に出る。

そこからの眺めは眼下に河口湖が見え爽快である。小休止して黒岳に向かう。まだかと言うほど登りが続く。黒岳のやや南にある展望台にやっとたどり着く。ここで、今日はじめての登山者発見。男性2名。

今私が来たルートを下っていくようである。暫く進むと黒岳山頂1793mである。この御坂黒岳は河口湖周辺で最も標高が高い。バス停(標高1010m)から約800mを登った計算になる。

山頂は木に覆われていて展望はない。おまけに蝿などが多い。じっとしてると、目や耳にまとわりつく。ここから、すずらん峠に進行をとる。

すぐ、中高年の夫婦と見られる2人とすれ違う。坂を下り尾根道を進み、すずらん峠を過ぎるとあやめらしき花が咲いていた。破風山を過ぎると、今度は、ニッコウキスゲらしき黄色い花が咲いていた。

つぼみを持ったニッコウキスゲがかなりあったのでもう少しすると黄色い花が登山道に咲き乱れるであろう。樹幹の隙間から、河口湖が時々見える。

一時、霞んでいてかなり見通しが悪かったが、また、湖面がはっきり見えるようになった。中藤山を過ぎ、岩場の景色の良いところで、昼食をとる。

千葉駅で買ったバーベキュー弁当を食う。正面に河口湖が見え、その先に富士山の頂上が一瞬見えた。十二ヶ岳に行きたかったが時間があまりないので諦める。

大石峠から下ることにする。大石峠では中年夫婦がなぜかいた。新道峠付近にも老夫婦2人に会ったので結局、今日は計8人しか登山者を見なかった。

大石峠は見渡しがよく、花がちらほら咲いていた。大石峠からの下山道は歩きやすく水場もあるので助かる。林道に出ると土石流防止の工事が行われているところの脇を通る。

ちょうど、自販機があったのでコーラを買って飲む。100円だった。大石プチペンション村バス停に着いた。バスが何本あるのか、何時なのかまったく知らなかったが、そこそこ運行されているらしく、30分も待てば河口湖駅行きのバスが来るらしい。

バスは、少し遅れて来た。途中まで、私一人であったので、運転手の人は、野球中継を車内に流していた。河口湖に着くとすぐに、大月行きの電車があったので慌てて乗った。成東着、23時18分。