草津白根山

弓池 本白根コマクサリフト
緩やかな登山道 ヒメシャジン
コマクサ 遊歩道最高地点2150m
大勢の登山者とハイマツ 沢山咲いているコマクサ
鏡池 こちらも人が多い湯釜

2009年7月26日日曜日

駐車場5:17-6:34本白根山遊歩道最高地点7:33-8:18鏡池-9:10弓池-9:30-9:45駐車場湯釜

日光白根山から草津の道の駅に夜中のうちに移動。途中から雨模様だ。明るくなってから白根山湯釜の駐車場へ向かった。雨はあがっていて太陽も見えてきた。

草津白根山と言えば湯釜くらいしか思い浮かばなかったのは数年前までだ。何回か湯釜見学はしているが、その時も道路と反対側へと歩く人が結構いた。何かあるのかと思った。その何かを今日は見に行く。

あまりにも早すぎた。誰も歩いている人はいない。この山は標高差140m程で所要時間3時間弱なので草津温泉に泊まって遅立で十分だ。

弓池のそばを通り暫く舗装道路を歩くとスキー場がある。夏山リフトがあるが通常は9時〜16時が営業時間だが、戻って来たとき9時前だったが動いていた。

軽く登るとそこは蚊の大群のいる山道だった。さっさと通過。やがて森林帯から抜け展望が開けた。足元にはピンク色した植物がある。コマクサだ。

噴火口の跡のような所を進む。ヒメシャジンとかも咲いていたがとにかくコマクサが多い。

このコマクサは草津白根山にかつてはかなり見られたようだが盗掘で絶滅寸前に追い込まれたようである。地元中学生などの協力で復元した。苗を1本ずつ手で植えたようである。

但し、植えても盗まれると言うことを暫く繰り返したようである。監視活動も平行して実施されるようになりようやく昭和初期(おそらく)あたりの隆盛になった。

なおコマクサが結核などの病気に効くということが一時言われて、盗掘の一因にもなったが、実際にはあまり効果は無いようだ。

本白根山遊歩道最高地点と書かれた看板の前に着いた。2150mの標高であるが、草津白根山の三角点は2164.8mで看板の先の小高い丘がその地点だ。ちょうど着いた時はガスで一帯の景色が見えなかった。

天気が良くなるまで暫く待った。奥の三角点のある丘が見えた。草津白根山の最高地点は2171mで遊歩道からあまり離れていない所にあるがそこに通じる道は無い。

おそらく撮影などしないで歩けば往復2時間の山であろう。朝早すぎて誰もいない。遊歩道最高地点に1時間程いたがそれでも3人ほど来た。元の道を少し戻って鏡池経由で帰る。

ガスがいくらか晴れてきて草津の温泉街や嬬恋方向が見えた。登山という山でもないのでハイキング客と言うべきか、この時間帯から多くの人がこの場所へやってきた。おそらくコマクサ目当てであろう。

森林浴には良さそうな道を歩くと鏡池が見える。早朝に出合った2人組みのうちの一人が水辺に降りていた。草津白根山は場所により有毒ガスが発生しているようだが、鏡池は火口湖であるので毒ガスが溜まっていないのか少々心配だ。

スキー場が見え、朝来た舗装道を再び歩く。リフトは動いていた。その後、続々と人がやってきて何人かはリフトに乗った。弓池へと歩く間にも、団体を含め相当の人がコマクサ見物へと向かっていた。

湯釜をついでに見る。規制がかかっているようで少し遠目の遊歩道を歩く。湯釜のあるほうの最高地点は2160mのようだ。なお少し北に行くと横手山では標高2305mある。なお志賀草津の中では裏岩菅山というのがもっとも高いようで2341m程である。

当初、浅間山にも登ろうかと思っていたが疲れるので止める。草津大滝乃湯に寄って帰路に着く。