瑞牆山

あずさ3号(韮崎駅にて) みずがき湖(塩川ダム)
林道から見える瑞牆山 瑞牆山荘
瑞牆山まで4.0キロの標識 新緑を歩く
富士見平林道を横切る ツツジ
里宮神社 富士見平 金峰山分岐
富士見平〜天鳥川間から見える瑞牆山 アズマシャクナゲ
天鳥川 天鳥川で休息する人達
このあたりから岩場の登山道になる 天鳥川付近〜山頂に見られる
元気に歩く甥っ子 ラフな若者とさらに若い若者(子供)
山頂直下の岩場 瑞牆山山頂は大勢の人
瑞牆山山頂2230m 富士見平方向
大ヤスリ岩 眺望良い(足元注意)
山頂に咲いているシャクナゲ 山頂直下にある岩場をくだる団体
山頂からすぐの梯子 天鳥川で休息する人達
増富の湯 韮崎駅前(和食処かじか 
3Fショッピングセンター内から)

2004年5月30日日曜日

成東5:46-6:31千葉6:38-(あずさ3号)-9:18韮崎9:25-10:10みずがき湖10:16-10:45瑞牆山荘10:48-11:30富士見平-11:54天鳥川11:56-13:08瑞牆山13:27-14:22天鳥川14:31-15:27瑞牆山荘-15:56増富の湯16:46-17:35韮崎18:23-(あずさ32号)-20:49千葉20:59-21:24大網22:27-22:43成東 =歩き

交通費 成東-大月間ホリデーパス使用2300円 大月-韮崎間1900円(片道950円)自由席特急料金2100円×2 合計8400円 レンタカー代(ガソリン代757円込み)7477円 総計15877円

瑞牆山に行ってきた。この山は金峰山に去年登ったときに眼下に見えた山で、見た目、山からにょきにょきと岩が生えていると言った感じの山である。

今回は甥っ子を連れて特急利用と言う豪華な乗り物の旅をすることにした。

朝、普通列車で千葉に着き、急いで駅弁を買う。やきはま弁当850円を購入。甥っ子はとんかつ弁当460円(安い!)を買っていた。

6時38分発のあずさ3号は心配したほど混んでいなかったので難なく座席を確保できた。このあずさ号は朝に南小谷行きが1本、夜に松本からの列車が1本千葉発着となっているのだ。

列車は定刻に発車。すぐに乗務員が切符の拝見に来た。ホリデーパス(企画物ではあるが普通乗車券の一種である)を購入していたので、大月から韮崎までの普通乗車券と千葉から韮崎までの自由席特急券を購入。(甥っ子は中学生であるが本人の希望により小学生として扱った)

船橋や新宿、八王子などから登山スタイルの人も何人か乗ってきた。車内はほぼ一杯になった。駅弁を車内で食べ、車内販売のアイスを2個買う。甥っ子と一つずつ食べる。旨い。ただし、1個280円する。

塩山や石和温泉などにも停車した。甲府を過ぎる頃には自由席はかなり空いて来た。

韮崎に着いたのは9時を過ぎていた。天気は予報が変わって雨の可能性がほとんど無くなり午前中は晴れの予報が出ていたがその通り晴れていた。

韮崎の周辺は山が多い。しかし山登りは2年目と言うこともあり、どれが何と言う山かは分からないのが多い。

駅前のレンタカー屋で予約していた車を借り増富温泉方向に走る。コンビニに寄ろうとしたがかなりの田舎道で一軒も無かった。

須玉町立みずがき湖ビジターセンターに自販機がありとりあえずドリンクを購入。このみずがき湖(塩川ダム)は山と緑に囲まれた静かな湖だ。

増富温泉行きの路線バスが路線バスがちょうど目の前を通過していった。当初は路線バスを利用しようと思ったが時間に融通が利く車にしたのである。

増富温泉を通過する頃から新緑豊かな本谷川の清流沿いを車は走る。道は所々狭くなっていてあまりスピードは出せない。もっともゆっくり走って景色を見た方(脇見運転は危険であるが)が良い。

瑞牆山荘近くの大駐車場に到着。思ったより、車は少ない。やはり週間予報がはっきりしなかったせいであろう。余計な荷物は車に残して出発。登山口の標識は山頂まで4キロとなっている。

平地では1時間足らずであるが山道はそうは行かないだろう。前日、ダムの周り3周(10.8キロ)走ったので足はやや重い。休息を入れながら進む。

車は少ないと言っても百名山の一つである。歩きはじめて暫くすると何組かとすれ違った。林の中の登山道を歩くこと40分ちょっとで富士見平に着く。ここは富士見平小屋がありテント場にもなっている。若者グループがいた。

ここで分岐で西に進めば金峰山に至る。進路を北にとる。緩やかな登りを歩くとピンクの花が咲いていた。アズマシャクナゲである。6月初旬から山頂直下では6月の中旬が見頃と本に書いてあるが今年は気温が高めなのでちょうど今が見頃となっていた。

やや下ると天鳥川を横切る。この沢の水は汗を掻いた体にはなかなか良い。川を渡ったところに大勢の人が休息していた。

天鳥川を過ぎると大小の岩が点在する急登の登山道を歩く。巨岩の脇に階段がありまずそこを登る。次に、岩盤の斜面。これはロープがかけてありそれを頼りに登る。こう言う道は多少危険ではあるが私としては楽しい。

甥っ子も最初は戸惑っていたが難なくクリアしていった。シャクナゲが咲く岩ゴロゴロの登山道を這いあがると大きな岩があった。そこで休憩。ちょうど軽スタイルの若者2人がひぃひぃいいながら登ってきた。

この2人も岩場で小休止していた。やがて目の前を親子3人が通り過ぎた。小学生でしかも女の子2人である。距離と時間からは初級コースだが山頂直下の岩場は中級なのでファミリーコースとしてはのぼり応えがあるであろう。

岩場はさらに険しくなる。この時間は登る人と下る人が結構いて、お互い道を譲りあった。

黒森方向の分岐を過ぎるともう少しで山頂である。山頂へは北側から回り込むように登る。

梯子を登り少し進むと岩場に大勢の人がいた。瑞牆山山頂である。山頂には40〜50人位いるだろうか。まずは山頂標と甥っ子を込みで撮影。人が多いので順番待ちである。

ゴツゴツした岩ではあるが結構広いので奥のほうに行き、暫く休息した。山頂からの展望はすばらしく、眼下の新緑が目に眩しい。

右手に岩がそそり立っているのが大ヤスリ岩である。左手には去年登った金峰山が見えるが山頂は雲が覆ってきて見えなくなっていた。

岩場の南側は切れ立っていてかなりそばまで近づいて真下を見た。一つ間違えば転落死するだろう。時たま吹く風が心地よく、登りの疲労も飛んでいく。

帰りは10数人位の団体の前を歩いた。女性が結構多いグループなので、岩場のくだりは相当時間がかかりそうだと思った。

しかし先頭は男性(後方の人たちに的確に岩場の状況と足の運び方を教えていた。岩場の下りに不安な時は後ろ向きに下ってくださいとか言っていた。)でかなり歩くのが早い。2番目の女性もなかなかで岩場を軽く下っていた。

もっとも、なれた人が列の前方で歩き、足に不安な人は真ん中やや後ろで歩くのが一番効率が良いのであろう。で、最後方はやはり山なれた人がつくのが基本であろう。

下山し始め約1時間で天鳥川に着いた。ここで休息。この水は冷たくて旨い。後ろのグループも休憩をとっていた。甥っ子は靴下脱いで足を水に漬けていた。気持ち良さそうである。

天鳥川を後にし下山する。川から富士見平までは最初は少し登りがあるが登りは流石にキツイ。富士見平を過ぎ順調に下山し続け思ったより早く、登山口に到着した。ちょうど15時30分発の増富温泉方面行きのバスが出るところであった。

その、増富温泉「増富の湯」と言う公共風呂に浸かる。いろんな種類の風呂がある。源泉は花崗岩の成分が混ざっていて水が変色していた。しかも温度が低めで32度くらいである。このほうが長く入っていられて私には良い。

入浴後食堂で遅い昼飯食べようと思ったが3時で終了していた。

田舎道を走りやがて韮崎の街中に入る。ガソリン入れて返却。駅前のショッピングセンター内の和食処「かじか」と言う店でそばを食べる。時間が気になったがお客が少なかったせいもあり頼んだ料理はすぐに来た。金を払う間際には別の登山客が数人入ってきた。

大月までの普通乗車券と千葉までの自由席特急券を購入。

かなり混んでいたが後ろの車両を見ると空席が見えたので甥っ子に後ろの車両に行くように指示を出した。運良く、座席を確保できた。次の甲府駅からは結構立っている人も多かった。

帰りの車内販売でもアイス(アイスクリーム280円とオレンジシャーベット230円)を買う。

中央線は良く遅れたりするが今日は定刻に千葉に到着。成東には21時43分に着いた。
その後車で甥っ子を大網の自宅まで届ける。