七ツ釜渓谷(梨沢の大滝)
車道に掲げられている標識 | 素掘りのトンネル |
入渓地点 | ジャングルのような場所を喜ぶ甥っ子 |
歩行困難地点 | |
梨沢の大滝 | |
七ツ釜渓谷 | 釜が見られる |
かに | 保田見の看板(沢から上がる) |
2005年5月8日日曜日
自宅-駐車スペース11:05-11:31入渓地点-12:30大滝12:40-14:15釜-14:26沢から上がる-16:00駐車スペース
田植えの予定であったが都合により延期になったので近場の山に出かけることにした。
千葉県の山という本に載っている梨沢・七ツ釜渓谷が良さそうだったので甥っ子と二人で行くことにした。
出かける時間が遅くなったので有料道路を使った。国道を左折して暫く進む。やがて道は細くなる。
梨沢橋の手前に駐車スペースがある。そこに駐車。
暫く、舗装道路を歩く。素掘りのトンネルを抜け、民家を廻りこむと田んぼに出る。そこで、道は終わりで、脇を見ると川が流れている。その河原を上流に向かって歩く。
川は周りより低くなっている。水量はそれほど多くない。川の流れの端を歩く。
水際が足元に迫ってきたので対岸に渡る。浮石をうまく使って、渡れればよいが、そうでなければ、高巻くか水中を歩くことになる。
水に濡れたくないので土手を這い上がる。草むら(多分、一昔前まで田んぼであっただろう)を掻き分け適当な所を見つけて、また河原に下りる。
ナメ状になっている所はヌルヌルして滑りやすく注意を要する。
なおかつ岩が粘土質なので滑ってしまう(=甥っ子の感想)。
両側が切り立って狭くなっている地点に来た。水深は膝くらいあるか。手を対岸の岩にあてがい少しづつ進む。
川が二俣になっている地点があり左に進む。
両岸が切り立ってくる。軽く蛇行している流れの先にやがて滝が現れる。
ガイドの黒光りしていると書かれていたがなるほど黒っぽい。
落差は6mとなっているが、高さ以上に立派に見える。
正面から見て左側に階段状の窪みがある。それを利用して登る。
水の流れで多少、ズボンが濡れたが何とか登れた。甥っ子も少し苦戦したが滝の上に上がった。
そこから暫く進んだ所で、高巻く。水深が深いのである。しかし、これは失敗であった。この先、いくつものこのような場所が連続したからだ。
山の中を息を切らせて這い上がり、適当な所で河原にまた戻った。そして、水深の深いところがまた現れたので、今度は靴を脱いで裸足で歩いた。5月ではあるが水はかなり冷たい。
かなり幅の狭い所に差し掛かった。足元を良く見ると円形にえぐれている。中小いくつかある。どうやら、ここら一帯が七ツ釜渓谷らしい。
少し、先に進んだ所で、カニ発見。水中には場所により小魚も見られた。
保田見と言う看板が現れる。この地点は二俣になっていて右に進むらしいが、看板の矢印は土手を這い上がるしるしになっていたので丘に上がる。
尾根上に出て、踏み跡をたどる。保田見から林道に出る予定であるが、どうやら我々は、林道の少し前にある枝道を右に進んでいたらしい。
でも、結果的にはこれが最短のルートであったのである。地図上に点線で描かれている道であり踏み跡もしっかりしている。
感覚的に、元の場所、つまり梨沢橋に向かっていると思うが、証明するような標識の類が一切無いので結構不安である。ただ、見通しの良い地点から民家が見えるのが救いである。
最後の竹林で道が崩落していたが迂回路が作られていたので、難なく通過できた。山道を徐々に下り、開けてきた。
やがて田んぼに出る。あぜ道を通り舗装に出るとそこは七ツ釜と書かれた看板と梨沢橋が見える地点であった。
橋を渡り車に戻る。サンダルに履き替える。一般道でゆっくり帰る予定であったが、疲れたので高速で帰る。