那須岳

山頂駅近くから麓を見る とがった山が朝日岳
無限地獄の噴煙 朝日岳に向かう登山道
シャクナゲと残雪 清水平
三本槍岳山頂 北温泉の混浴露天、木陰に女が

2003年6月7日(土)

成東4:56-5:14大網5:18-5:42千葉5:53-6:23錦糸町6:34-6:40秋葉原6:40−6:44上野6:51-9:14黒磯9:25-10:25山麓10:30-10:34那須岳山頂10:43-11:15茶臼岳11:25-12:43朝日岳12:55-13:59三本槍岳14:18-14:35北温泉分岐-16:12北温泉16:17-16:35旭北湯入口バス停16:45-17:38黒磯17:41-20:07上野20:08-20:11秋葉原20:16-20:24錦糸町20:34-21:05千葉21:09-22:00成東

成東-小山間 ホリデーパス 2300円 小山-黒磯間 2900円(片道1450円) 黒磯-山麓バス停 1300円 ロープウェイ 650円 旭北湯入口-黒磯間 1200円 合計8350円(高い!) 18きっぷ期間だと5450円

よく知られている山で日帰り可能な所と言うことで、那須岳方面に行ってきた。

上野駅で数分の乗り換え時間で6時51分の快速ラビット号黒磯行きに乗る。ざっと見た感じではハイカーもさることながら普通の乗客もいてそこそこ混んでいる。

那須塩原で少し降りたが黒磯までの乗客が予想以上に多かった。ということで、バスは終点の、那須岳山麓まで座れない。

バスの運転手が70歳くらいでちょっと不安だった。坂道発進とギアチェンジの時少々腕が落ちていたように感じられたが、無事に山麓バス停までたどり着いた。

ロープウェイ周辺の駐車場は見たところほぼ満車である。10時30分発の時間がすぐだったので、慌てて、片道の券買って乗車した。かなりの人出なので、次は10時42分であった。慌てなくても良かったかな。

ロープウェイは去年から大型のゴンドラで運転していて、待ち時間が少なくなり、さらに強風時の安定運行が可能になったようである。那須岳山頂駅でドリンクを1本買って登山開始。といっても、茶臼岳まで40分足らずの道のりである。

手頃な山であるので、子供や中高年が多い。この茶臼岳の見所は、なんと言っても噴煙である。今まで登った中で唯一活火山なのだ。しかし、活動は、安定していて、山頂付近に登山規制などはない。噴気孔のすぐ近くまで行くことができるのである。

茶臼岳山頂までの間にも岩の隙間から湯気がわずかながら噴出しているところがいくつかある。噴気している周辺は色が変色していた。風向きにもよるが独特の臭気がする。

頂上付近に鳥居がたっており、あとは、大小の岩がごろごろしている。頂上の西側に大規模な噴煙を上げているところが無限地獄である。

正確には高度約200m下の裾野に少しえぐれている所があり、そこから大量に煙が上がっている。すぐそばを登山道が通っている。私は、頂上から噴気孔を探したが良く見えなかった。

茶臼岳の火口を1周してから峰の茶屋跡に向かった。茶臼岳を下り始めて暫くすると、無限地獄を横から見るようになる。こちらからの角度だと、噴気孔の位置が大体わかる。

噴気孔の近くには行かず、峰の茶屋分岐を朝日岳方向へと向かった。分岐から、5分ほど歩くと雪渓があり、注意して通過する。土曜日と言うこともあってこちらまで足を伸ばす人も多い。家族連れや、中高年、軽装のカップルなどもいる。

朝日岳はニセ穂高とよばれ岩稜が魅力的だ。途中に鎖や急な階段などあり、特に狭くなっている山腹の道は注意を要する。

朝日の肩から5分歩いたら朝日岳の山頂である。この、山頂はロープウェイ乗り場から良く見え、しかも、山頂が鋭角なので目立つのである。

ロープウェイ山頂駅からは、山頂に登っている人の姿が確認できる。ロープウェイ駅から往復3〜4時間あれば、可能であるので、変な観光地に行って金使うより良いだろう。

ここから、私は、三本槍岳へと向かう。途中、清水平という所を通るが、名前どおり、水が流れており、湿原になっている。

北温泉分岐を左に進むと、三本槍岳方面で、道が、熊笹やハイマツなどの低木に覆われている。ちょうど、三本槍岳からの中高年の団体が下山してきて、狭い道を、私がよけてあげた。皆、丁寧に挨拶して通り過ぎる。一行の中の一人に、顔面、虫除けの網をかぶっている人がいた。この、那須岳一体は、虫が多く、五月蝿いのだ。

三本槍岳は、さきほど団体がいたが、それほど人は多くはない。朝日岳から、1時間15分ほどで三本槍岳に到着。ここで、黒磯で買った駅弁(雉焼栗めし720円)を広げる。

山頂は、茶臼岳や朝日岳と違って広々している。名前の槍がイメージするような山容ではない。この、三本槍の名の由来は昔、黒羽と会津、那須の三藩が国境の確認のため、それぞれ槍を立てたことからきているそうだ。

この時間(午後2時)を過ぎると、やはり登ってくる人は少ない。私の後に登ってきた人は、4人だけだった。ここから、山頂駅には戻らず、北温泉方面に下山する。この中の大倉尾根コースは、山麓バス停からの終バス(16:35)に乗れない場合を、想定してのルートでもある。

北温泉に立ち寄り入浴して、那須湯元始発(18:15または、19:00)のバスに乗ろうと言う計画である。この下山道を一人で下っていたが、やがて、前方に、中高年の男性4名が見えた。

麓の、スキー場のゴンドラが運転されているらしく、途中から、この、4名以外に、10人ほど加わって下山した。しかし、ゴンドラ5分の看板の分岐点をゴンドラ方面に進んでいったので、北温泉方面に歩いているのは、俺を含め5名である。しかし、暫くすると、中年女性2人が追い越していった。多分、この人は、ゴンドラ方面から来たのだろう。

急坂を下りきると、川に橋が掛かっておりそれを渡るとなんと、大きな露天風呂が出現するのであった。しかも、混浴。若い女性もタオルを巻いてではあるが、入浴していた。

建物のところに行って、入浴券買って入ろうと思ったが、土曜の、午後4時と言うことで、かなり混雑していた。人が、ひっきりなしに、建物に向かって歩いているのである。

この北温泉は宿泊施設である。しかし、日没までは、日帰り入浴もできる。混雑しているので、今日は入浴は諦め、帰ることにする。いまから北湯入口バス停に向かえば、山麓発の終バスにちょうど間に合いそうである。

しかし、ここで、道を間違え、沢越えルートを歩かなければいけないところ、車道歩きをしてしまった。こちらの道でも、バス停には着くが歩く距離が少し長い。

バス停で10分くらい待つと、黒磯行きのバスがきたのであった。帰りのバスは、空いていて座ることができた。那須湯元から、登山者と見られる人が乗車してきた。この人たちも日帰り登山なんだろうか。温泉に入らずに、帰宅したので、22時過ぎに自宅に到着。明朝、仕事なので、早めに寝れる。