日光白根山
金精道路から湯ノ湖方向 | 登山口から1キロ、弥陀ヶ池まで1.9キロ |
弥陀ヶ池 | ヤマオダマキか? |
シャクナゲ | 五色沼 |
左奥から丸沼、菅沼、弥陀ヶ池 | 日光白根山山頂2578m |
クルマユリ | 沢山いた鹿 |
五色沼湖畔 | 白根山(菅沼)登山口 |
2009年7月25日土曜日
菅沼登山口11:55-13:41弥陀ヶ池-14:53日光白根山山頂15:17-16:14五色沼16:33-17:01弥陀ヶ池-18:28菅沼登山口
予報が各地良くないので登山はよそうかと思ったが、とりあえず登山口まで行って見ることにした。その山の名前は日光白根山である。手軽な日帰りの山だ。
手軽と言っても関東の山では2578mと一番高い。標高差と所要時間が登山の難易度を決める一つであるが、標高差は1000mも無く所要時間も往復だと5時間もかからない。
時間があれば金精山へと足を伸ばすつもりだったが登山開始時間があまりにも遅かったので五色沼までの山行だった。
日帰りでは中級コースになるのだろうか、標高1730m菅沼からの登山は。公共交通の利用だとすれば丸沼高原までバスで来てロープウェイで1980mの地点まで運んでくれる。なお、栃木県側へは湯元にまで行かないとバスの便は無くかなりの長丁場になる。
林道の明るい道を暫く歩くとやがて本格的な登山道になる。この辺りは高い樹木に覆われていれ陽射しを遮ってくれるので日が出ていても楽だ。
ひたすら登りが続くが急登の連続ではない。もっとも岩がゴロゴロしていたり、所々急になったりで力を各所で要する。
弥陀ヶ池まで約3キロ、時間にして1時間46分で着いた。明るく大きな池の湖畔に木道が整備されていて、脇の急斜面は草原状になっている。もう少し早い時期だとシラネアオイが見られるようだ。日光白根山に多く自生しているのでその名が付いているようだ。
弥陀ヶ池から1.1キロで山頂の表示。しかし、この先の登りはかなりの急登になっていて結構な時間がかかる。ちょうどハクサンシャクナゲが見頃だ。その他にヤマオダマキとか見られる。
登るにつれ展望が良くなる。先ほど通過した弥陀ヶ池のほかに登山口辺りにある菅沼や丸沼が見える。晴れ間がときより見えた絶好の登山日和だったが頂上に近づくにつれガスが出てきた。
時間が遅かったが山頂付近には登山者が1組いたがすぐにいなくなった。最初は中禅寺湖が見えていたがガスでそれ以外の景色もほとんど見えなくなった。
携帯が辛うじて通じる場所で、レーダーで雨雲を確認した所この周辺には無かった。展望を楽しもうと20分以上山頂にいたが寒くなってきたので下山を開始する。
下りは避難小屋から五色沼へのルートを取る。火口跡の見られる山頂付近の道は少々険しい所もある。やがて五色沼が見える比較的通りやすい道となる。この頃からガスがきれ、男体山や中禅寺湖が見られるようになる。
斜面にはハクサンフウロやマルバダケブキの黄色の花など見れたが数は多くない。1時間程で平らな道となる。鹿の群れがいるが人に慣れているようで逃げない。そこから少し先にある避難小屋の中に人がいるようだ。
避難小屋から10分程で五色沼に着く。頂上付近から見ると青っぽい綺麗な火口湖である。水場があるのだが前白根山という山を少し登り返した所にあるようだ。
避難小屋にいたと見られる人が歩いて五色沼に来た。遅い時間なので早々に下山するのかと思ったが湖畔にテントを張っていた。
五色沼から弥陀ヶ池への道は上りの道だった。弥陀ヶ池から1時間半で車を停めた菅沼登山口に着く。樹林帯の中は薄暗くなってきたが明るいうちに着いた。途中で追い越した小学生を含むグループもエンジンをかける頃に姿が見えた。