乗鞍岳
ムーンライト信州81号(松本駅) | 松本電鉄(朝4時37分撮影) |
上高地行きバス(新島々) | 大正池(朝6時14分撮影、車中から) |
早朝の焼岳(バスの中から) | 大正池(朝6時57分撮影、車中から) |
乗鞍スカイライン | 乗鞍山頂畳平行バス(畳平にて撮影) |
畳平2702m(乗鞍山荘前) | 剣ヶ峰登山口・お花畑入口 |
ハクサンイチゲ | チングルマ |
ミヤマダイコンソウ | イワカガミ |
畳平バスターミナル方向(登山道から) | イワギキョウ(紫の花) |
不消ヶ池(氷食湖) | 夏スキーしている人がいた(真ん中上) |
コバイケイソウ(左)とヨツバシオガマ | コロナ観測所(上)と肩の小屋(右下)と 東大宇宙線研究所(左の赤い建物) |
蚕玉岳2980m | 権現池 |
剣ヶ峰方向(蚕玉岳付近から撮影) | イワツメクサ(白)とイワキキョウ(紫) |
権現池(剣ヶ峰から) | 山頂にある乗鞍本宮 |
乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)3026m | コマクサ |
富士見岳山頂2818m | 鶴ヶ池(富士見岳山頂から) |
黒百合 | 梓川と河童橋 |
河童橋から撮影 |
2003年8月6日水曜日
8月5日火曜日:成東21:04(定刻20:55)-佐倉21:39-22:34東京-新宿0:14(定刻23:54)-4:32松本4:45-5:08新島々5:20-630上高地6:50-7:20平湯温泉8:00-8:47乗鞍畳平バス停8:50-9:25肩の小屋-9:52蚕玉岳-10:00乗鞍岳山頂剣ヶ峰10:25-肩の小屋10:51-富士見岳11:13-11:29畳平お花畑散策11:55乗鞍畳平バス停12:00-12:50平湯温泉13:00-13:30上高地14:00-15:10新島々15:28-15:57松本16:38-19:45大月19:52-21:38御茶ノ水21:30-21:47錦糸町22:04-22:39千葉23:04-23:45成東 赤=歩き
成東-立川間1890円(立川で6日になってはじめて停車する駅) 立川からJR線内青春18きっぷ使用2300円(成東-松本間309.2キロ普通乗車券だと片道5250円) 新宿-松本間指定席券510円 松本-上高地間往復4400円(片道のみだと2400円)上高地-平湯温泉間往復1800円(片道のみだと1050円) 平湯温泉-乗鞍岳畳平間往復1800円(片道のみだと1050円) 合計12700円
会社が珍しく水曜日休みなので日帰りで出かけることにした。新宿発23時54分の夜行(ムーンライト信州81号全席指定)を使えばかなり時間が節約できるのでそれを利用した。
1週間前駅で指定席券買いに行く。平日なので確保できた(同じムーンライト号のながら大垣行きはインターネットで空席情報が確認できるが信州号はできないので不便だ)。
出発の火曜日の午後、雷や大雨の影響で各地で交通機関が乱れている。案の定、中央線も高尾の先が不通になっている。雷雲と言うやつは夜中過ぎると収まるのが普通なので何とかなると思い少し早めに家をでた。
千葉県内も大雨や雷(我が家の目の前にも落ちた)の影響で少しダイヤが乱れていて成東発佐倉行きが下り列車の遅れで約10分遅れで出発した。
錦糸町で乗り換えたほうが早いが時間がかなりあったので東京駅で乗り換えることにしたが、これは失敗だった。中央線快速は東京始発なので座っていけると思ったが、ホームは、ダイヤの乱れもあり大混雑していた。
満員電車に乗り込み新宿までたどり着いた。黄色い電車の中央総武各駅停車はそれほど混んでなかったようだ。立ち食いそばでも食べようとその辺をうろついたがもうしまっていた。
ホームの売店で食料とドリンクを買い列車を待った。中央線は全線で運転再開されていたが大分ダイヤが乱れていて隣の6番線の23時発の特急かいじ号は発車時刻を過ぎてもまだ入線していなかった。
私の乗車するムーンライト信州81号はアナウンスでほぼ定刻どおりの予定で発車できるようだ。隣のホームの特急かいじ号が入線してきた。暫くして、信州号が入線した。
週末でないのでそれほどホームで待つ人は多くないが、やはり登山スタイルの人がかなりいた。隣のかいじ号の遅れと、他の列車の接続をとる関係で、約20分ほど遅れて新宿を出発した。
車内は、登山客が多いが前の席の女の子は小学生らしく、デズニーランド帰りのようである。後ろは学生のにぎやかな男女のグループである。
すぐに、車掌が乗車券拝見しに来た。立川までの普通乗車券とその先は、青春18きっぷを利用するのでそれを見せ(日付を入れてもらう)さらに指定席券を見せた。
列車が遅れて新宿発が24時をまわっていたので新宿までの普通乗車券でも良かったのだろうか。信州号は全席指定なので指定席券510円払わなければならないが確実に座れるので、まあ、よしとするかと思った。
割り当てられた5号車の15番のAは窓側で隣は空席であったのでかなりくつろげた。しかし、前の子供と後ろの若者の話し声(女のほうが五月蝿い)で、暫くは落ち着けなかった(子供4人組みは隣の年配の男性に注意され静かになった)。
立川や八王子で若干乗車したが、6〜7割位の乗車率である。車内は大月辺りで大分静かになり、うつらうつらであるが眠った。
小淵沢まで、20分遅れであったが塩尻(停車時間が通常10分ある)を出るまでには、定刻どおりになった。
松本で乗り換え新島々に向かう。松本電鉄の2両編成の車内は満員でないが重装備の登山者で賑わっていた。車内放送で上高地までの乗車券は新島々で購入するように案内していた。
新島々で松本-新島々-上高地間の往復割引券を買った。乗鞍岳方面は乗鞍高原経由のほうが近いのであるが、早朝と言うことでそちら方面のバスの便は待たなければならないので上高地経由にした。
バスは2台出た。先頭は満員であったが、私の乗ったほうは少なくゆったり座れた。梓川を右手に見ながらバスは進むとすぐに稲核ダムがある。次に水殿ダムがあり奈川渡と言う大きなダムの上を通り梓川の右岸を通るようになる。
前川渡トンネル付近に分岐があり、そこを左に曲がると乗鞍高原である。ここでバスを降り歩いて宮平(大野川小学校前)まで歩く(約50分くらい)と乗鞍岳畳平行き6時52分発があるので、そちらのほうが料金的にも時間的にも良かったかも。
早朝と言うこともあり、自家用車は少ないがトラックが多い国道である。バスは釜トンネルの入口の前の分岐点についた。このトンネルは非常に狭く対面通行ができない。なのでトンネル用の信号がある。
狭いトンネルを過ぎると左に焼岳が見える。この山も夜行日帰りが可能な山だ。この焼岳は北アルプス唯一の活火山で大正池ができた要因でもある。その大正池は朝霧に包まれていて独特の雰囲気をかもし出していた。
バスは新島々から1時間ほどで上高地に着いた。2台のバスの乗客で早朝であるがにぎやかである。ここから、平湯温泉行きのバスに乗った。バスは空いていて、5人くらいしかいなかった。
さっき通った釜トンネルをくぐり、1997年12月完成の安房トンネルを通るとすぐに平湯温泉である。安房トンネル完成で所要時間も短縮されさらに通年通行ができるようになり大変便利になった。
平湯温泉から乗鞍山頂畳平行きのバスに乗り換える。少し、時間があったのでトイレに向かったが外にあるトイレは有料で、上高地で100円払ったのでまた今回もかね払うのはばかばかしいので建物の中の無料トイレで用を足した。
暫くするとバスが来た。わりと混んでいた。バスは昔は一般車の通行が可能であった乗鞍スカイラインをひたすら登る。
畳平までの道端に頂上付近にない種類の綺麗な花が咲いていた。さすがに標高が2000mを超えると場所により残雪があり、ハイマツなどの低木地帯になる。
バスの運転手が心地よいガイド(朝一のバスで来たときはご来光が拝めて遠くの山が見えたとか、草木の種類など)をしてくれたので、ためになる。畳平2702mに8時47分に到着。
2002年は一般車が乗り入れることが可能だった最後の年でかなり渋滞して時間がかかったようだが、今は渋滞はまったくない。
畳平から乗鞍岳(剣ヶ峰)山頂まで、時間をかけても往復3時間ほどしかかからない。3000m級の山で一番手頃な山である。
登山口が最初どこにあるか分からなかった。お花畑の脇を通り一度車道(コロナ観測所や肩の小屋の先にある東大宇宙線研究所に向かう砂利道)に出る。
すると、右手に不消ヶ池(氷食湖)が見える。湖面がブルーに見えるのはどうしてかは分からないが残雪の白とあいまってとても綺麗な湖だ。
そして、右前方には白い球状の構造物が見える。コロナ観測所である。ここまで、あまり登山者はいない。登山道のいたるところに草花が咲いていてる。
歩き続けると今度は正面に見える斜面に大量の残雪がある。しかも、スキーをしている人がいるのだ。スキーができると言ってもリフトなどない。大変なスキー場である。
暫く進むと肩の小屋と東大宇宙線研究所が見える。この辺りから登山者がちらほら見える。肩の小屋は宿泊可能な建物で売店なども利用できる。帰りにここでドリンク買って飲んだ。
肩の小屋を過ぎると本格的な登りである。植生保護のためロープが左右にありその内側を歩く。砂利の多い道を登ると今度は大きな石がごろついている急登になる。
ここで、20名ほどの団体が下山してきた(後で考えるとずいぶん朝早くから登山している連中である)。蚕玉岳2980mを9時49分に通過。右手下方に今度は権現池と言う名の池が見る。
ここも、残雪が池の周りに少しではあるが残っている。前方を見上げると山頂にある乗鞍本宮という建物が見える。急なガレ場を登りきると乗鞍岳(剣ヶ峰)山頂3026mである。
山頂からの眺めは遠くは見えないがまずまずで大日岳(奥の院)などが見える。頂上にある乗鞍本宮という建物の日陰で休息をとる。さすがに3000m級の山だ。日陰は涼しい。
下に見える登山道から沢山の人が登ってくるのが見えた。下り始めると沢山の人とすれ違った。もう暫くすると山頂は人で、混雑するだろう。
肩の小屋を通り左前方に不消ヶ池がまた見え始めた地点に分岐点があり、そこを右に進む。約10分登ると、富士見岳山頂2818mである。ここから鶴ヶ池が良く見える。
畳平に戻り、時間があるのでお花畑の木道を1周する。黒百合など咲いていた。乗鞍高原行きのバスの方が早く帰れるが、往復の券を買ってしまったので、平湯温泉〜上高地〜新島々〜松本ルートで帰る。
上高地で少し時間があったので河童橋を渡った。この辺りから雨が降ってきた。松本から普通列車で帰る。今日も雨は降っていたが不通になるほどではなかったので助かった。
車内で松本駅で買った駅弁を食う。隣の座席は若いメガネをかけた男で、途中からハイキング帰りのおばさん3人組が脇に座った。こちらにこなくて良かった。終点の大月までかなり騒がしかったのだ。錦糸町で立ち食いうどん食べた。そのため、1本遅らしたので、成東に23時45分に到着。