大岳山

展望型電車「四季彩」(白丸駅) アメリカキャンプ村のログハウス群
海沢隧道 ワサビ田
井戸沢の滝(落差約20m)
出石窪の滝(落差約25m)
三ッ釜の滝(三段で落差約20m) 三ッ釜の滝の上部は釜のようになっている
ネジレノ滝(二段で落差約15m) 大滝(落差約25m)
大岳山山頂(1266.5m) 大岳山荘
大岳山荘から歩いて15分位の地点
大滝(大岳沢、落差約20m)
大岳鍾乳洞 鍾乳洞内部

2003年11月16日日曜日

成東6:32-7:11蘇我7:12-7:57東京-新宿8:19-ホリデー快速おくたま3号-9:48奥多摩9:49-9:52白丸9:55-海沢園地11:23-ネジレノ滝11:40-大岳山山頂13:35-大岳山荘13:55-15:40大岳鍾乳洞16:20-16:46大岳鍾乳洞バス停17:04-17:29武蔵五日市17:44-18:01拝島18:08-18:19立川18:25-18:53新宿19:01-19:32新木場19:46-20:40大網20:53-21:11成東 =歩き

交通費 成東-奥多摩間148.5キロ2520円(片道)→ホリデーパス使用JR線内2300円 バス代 大岳鍾乳洞-武蔵五日市間470円 計2770円

会社の公休日が来週から変則になり(通常11月20日から翌年3月までの冬季)、平日休みが多くなる。平日だとホリデーパスが使えない。ということで、日曜休みである、今日出かけることにする。

奥多摩辺りが季節的に良いのではないかと思い、計画を立てた。成東発6時32分の東金線に乗る。蘇我で停車中の総武線快速に乗り換え錦糸町で総武中央各駅停車(黄色の電車)に乗る予定であったが、信号機の故障の影響で止まっていた。

なので、快速にそのまま乗り続けた。東京駅で中央線快速(オレンジの車両)に乗る。新宿でホリデー快速あきがわ3号(おくたま号に幣結されている、前6両が奥多摩行き、後ろ4両が武蔵五日市行き。慌てて乗ったので前6両の車両に乗ったようである)に乗り換える。

この列車は停車駅が少なくてなかなか良い。武蔵五日市まで行き、6分の乗り換え時間で、大岳鍾乳洞行きのバスに乗る予定であった。が、中央線快速は信号機の故障の影響で若干遅れていて、バスの時間に間に合いそうもない。

なので、おくたま号に乗り続け、奥多摩に向かったのである。本来ならば帰りにこちら方面から帰る予定であったが、急遽予定を変更して逆周りのルートで大岳山に登ることにしたのだ。

奥多摩で降りても良かったのであるが一つ戻って白丸駅に向かう。ちょうど奥多摩駅で上り列車があるのだ。単線なので発車時刻が来てもホリデー快速が奥多摩駅に着かなければ上り列車は発車できないのである。

白丸駅に着いた。無人駅である。海抜320mと書いてあった。駅は並行する青梅街道より20mくらい高いところにある。

坂を下り車道に出る。暫く奥多摩方向に歩を進め、途中で左にある橋を渡る。そこから海沢渓谷沿いを歩く。アメリカキャンプ村を過ぎるとトンネル(海沢隧道)がありそこをくぐると山葵(わさび)田があった。

さらに渓流の脇の舗装道を進むと左に地図にない滝(出石窪の滝と言うらしい。水量少ないが三段になっているらしく落差20〜30m位あるらしい)があった。

そこからさらに上流に進むと木陰にまた滝(井戸沢の滝=落差約20m)があった。この滝は本流である海沢に流れ込む支流、井戸沢から流れて来ていて最後に滝となって合流している。近くまで行って見ようと渓流に下る道を探したがなかったので諦めた。

長い舗装道歩きも白丸駅から約1時間半で海沢園地に到着。車が何台か停まっていた。ここから、渓流沿いの滑りやすそうな石ゴロゴロの山道(海沢探勝路)を行く。

ここの登山道の見所は滝である。まず、最初にあるのが三ッ釜の滝(全体で落差約20m)である。滝壷が釜のようになっていてしかも滝が三段になって落ちているのだ。

次に数分でネジレノ滝(二段で15m)がある。滝が互い違いに2段に落ちている。そこから、15分ほど歩いた所に大滝(落差25m)がある。最も奥にある滝であるが、老夫婦と中年男性が観賞していた。

どの滝も個性があり見ごたえがある。ここから、さらに上流に歩き続け大岳山を目指す。分岐点にベテラン向きと書いてあるが確かに多少登りがきついが、鎖場など危険なところはない。

途中、ワサビ田がいくつかあった。誰もいないが新しい踏み跡があるので結構利用されているらしい。沢の流れがかなり細くなりかけた地点で2人の登山者に遇った。大滝方面に下山していった。

沢の水もなくなり急坂を登り続けるとようやく鋸尾根にたどり着く。ちょうど登山者がいて変な道から変な人が登ってきたなという顔で見ていた。

人通りの多い鋸尾根を登るとようやく、大岳山山頂にたどり着く。今日は天気がよくかなり暑かった(東京国際女子マラソンを携帯ラジオで聞いていたところ気温がなんと24度台であるそうだ)。たまたま持って行った温度計が15度を指していた。

頂上からの展望はまずまずで富士山が見えないことだけが残念であった。山道を下ること約20分ほどで大岳山荘である。宿泊や昼食など摂れる。ここから、進路を大岳沢方面へと進める。

大岳山山頂〜大岳山荘間は人通りが多く賑やかであるが大岳沢は渓谷の沢沿いの面白い登山道のわりには人影はない。多分、大岳山は御岳山ケーブルを利用して奥多摩駅方面に縦走する人が多いのであろう。

この、大岳沢にもやはり大滝(落差約20m)と言う名の立派な滝がある。やがて沢沿いの登山道は車の通ることのできる舗装道になる。で、数分歩くと大岳鍾乳洞がある。

この鍾乳洞と滝に向かう道路の終点には車が停まっていて人がいた。鍾乳洞は全長300mでちょっとした洞窟探検(見学料金500円)が味わえる。ただ、天井が低く狭い箇所が多いので背の高い人や太っている人にとっては難儀かもしれない。

道内を見学した後、経営者で発見者の妻(ご主人は2年前に亡くなられたそうだ)であるおばあちゃん(80の後半だったと思う)と暫く談笑した。

鍾乳洞から、歩いて約30分でバス停に着いた。途中にも滝(大岳沢の小滝)があった。バス停には、登山者と見られる6人組がいた。バスは定刻に来た。途中の軍道バス停からも登山者と見られる2人が乗車した。

武蔵五日市駅の売店で中華まんを買って食べる。立川でホリデービューやまなしと言う電車に乗った。この車両は2階建て車両であった。

新宿には5番線に到着した。ここからだと中央線快速の出るホームまで相当歩く。なので、埼京線乗り場である1番線に行った。こちらも少し歩くが、中央快速乗り場の8番線より歩かなくて良い。で、埼京線は臨海線に乗り入れているので新木場まで乗り換え無しでいける。車内はがらがらだった。

新木場からは京葉線快速に乗る。外房線の上総一ノ宮行きがちょうどあったので、それに乗った。東金乗換えで21時11分に成東に着く。