利尻山
鴛泊コースの登山口 | 甘露泉水の先にある乙女橋 |
4合目 | 宿の送迎で一緒に来た登山者 |
6合目の少し先にある携帯トイレブース | ウコンウツギ |
8合目 | キジムシロ |
利尻岳山小屋 | 残雪 |
9合目 雪の斜面に沓形コースが見えた | |
沓形コースとの合流地点付近 | キバナシャクナゲ |
ペシ岬、鴛泊方向 | もう少しで山頂 |
利尻山山頂 | 山頂付近からの景色 |
2010年6月20日日曜日
鴛泊登山口4:08-6:38六合目-9:02八合目-10:14九合目10:31-11:39利尻山頂11:43-13:36八合目-14:57六合目-16:32鴛泊登山口
6月の17日に格安航空会社にて新千歳空港へ降り立つ。札幌からの夜行バスで稚内のフェリーターミナルへたどり着いた。
天気予報が当初は晴れとかだったと思ったが曇りになっていた。港周辺の天気もあまり良くない。利尻鴛泊行きは6時半だ。それには乗らず6時20分の礼文香深港行きに乗った。
利尻へは翌日の午後に上陸した。
素泊まり5250円のマルゼンと言う宿に泊まる。利尻の宿は大抵登山者のための送迎をしてくれるようだ。早朝4時に車は登山口へ向けて出発。
登山口は数名の人が既にいた。4時10分に登山開始。心配された天気はこの時点では晴れだった。
甘露泉水までは舗装された遊歩道だった。その先に東屋がありポン山との分岐がある。樹林の中の緩やかな登山道で特にこの辺りは問題は無い。
4合目の標識があった。1合目とか2合目は無かった。登山口は3合目だったのだろう。18日と前日の19日は礼文島や利尻島の各所を歩いたりしたので少々下半身に不安があった。しかも今シーズン初の本格的な山登りである。
ペース配分を考えゆっくり歩いた。途中宿の送迎で一緒だった女性4人組に追い越された。10数名のガイド付きの一行にも先を行かれた。
5合目辺りまでは登山道に陽射しは直接当たらなかった。但し進むにつれ樹木の背は低くなり太陽は真上から照らしてきた。と言うことで予想以上に汗が出てきた。ドリンクは500ml2本しか持ってきてない。
6合目第一見晴台からの展望はまずまずだ。ペシ岬方向は少々霞んでいるが見える。霞んでいるということは湿度はかなり高いといえる。大陸から移動性の高気圧が来ればからっとしていると思うのだが。
ガイド付き登山者御一行が前後にいたとき色々花とか隣の礼文の説明をしていてそれを聞いた。礼文の西側は特に霧が多いそうだ。私が行った時間帯のほとんどは西側は曇りか霧だった。
ドリンクを少しずつ飲む。7合目でも大小休止する。8合目の先の避難小屋でザックを置いて空身で登ることにする。ドリンクは1本だけ持って行く。
避難小屋の先に雪渓があるが通過には特に問題は無い。登山道の傍らに花が見られる。数はそれほど多くは無い。
私を追い越した登山者達が軽快に下ってきた。利尻山上部はガレ場で火山の噴出物の性質上ずるずると滑って歩きづらい。
途中涼しい風も一瞬吹いたりしたが暑いままようやく利尻の山頂にたどり着いた。登り6時間と見て10時位に着くかと思ったが11時半を過ぎていた。疲労の無い初日にやはり登りたかった。但しフェリーの時間の関係上登山開始が8時半位になってしまうが。
私は汗っかきで相当汗をかいたが他の登山者もかなり汗が出ていた。山頂を早々に後にし下山開始。
前方というか眼下の登山道の広くなった地点に大勢の人が休憩していた。ツアーの方々は皆体力があるらしく暑くて標高差のあるこの山において脱落者は誰もいないようである。
避難小屋に置いておいたザックを回収しさらに下る。残り僅かなドリンクはすぐに無くなり登山口近くの甘露泉水まで我慢しなければいけない。
最終のフェリーは18時5分だ。当初はもっと早く下山出来ると思っていたがこれでは何時に下山できるのか不安になってきた。出来れば前日入らなかった温泉にも入りたいのである。
休憩は少なめにして下り続けてようやく甘露泉水まで来た。何故かうまいと思わなかった甘露泉水を飲み登山口に何とかたどり着いた。
泊まった宿で下山後の送迎もしてくれるというので電話しようと思った。そうしたらちょうど宿の関係者である登山ガイドの方がいて送迎してくださるとのことなので入浴施設まで乗せて貰った。
利尻富士温泉にてすっきりして稚内行きのフェリーに乗船した。