仙丈岳

北沢峠2030m 大平山荘前
藪沢の傍らに咲くイワオドギリ? タカネグンナイフウロと滝(不明)
馬の背ヒュッテ ガスの仙丈岳と仙丈小屋
チシマギキョウ ヨツバシオガマ
ミヤマダイコンソウ 仙丈小屋
タカネツメクサ 山頂までもう少し
仙丈ヶ岳山頂3033m 仙丈小屋方向の景色
山頂脇に咲くミヤママンネングサ? 北岳、間ノ岳方向
雷鳥 小仙丈ヶ岳
甲斐駒ケ岳方向 大滝頭

2005年8月6日土曜日

芦安駐車場5:10(バス)-6:12広河原6:50-7:15北沢峠7:20-馬の背ヒュッテ9:29-11:03仙丈岳山頂11:42-12:34小仙丈岳12:44-大滝頭13:27-14:42北沢峠

天気も良さそうなので、南アルプスの山に行こうと思った。
マリンスタジアムでオリックス戦を見てから、登山口である芦安に向かった。ちなみに試合は3-2でマリーンズの勝利。
首都高は金曜の夜と言うことで渋滞していて、かなり時間がかかった。

途中のパーキングで休憩しながら、芦安には午前4時前には着いた。夜中なのに駐車場には誘導の人が存在した。バス乗り場の駐車場はすでに一杯らしい。下の駐車場に停めるよう言われた。時間になるまで車内で寝た。

薄明るくなり始め、他の人も車から出てきたので、私も準備して400m先にあるバス乗り場に向かう。バス乗り場には5台バスが沢山の人を乗せ停まっている。乗れない人も大勢いる。乗車券を買い、並ぶ。バスは3台さらに来た。

定刻を少し過ぎ、出発。私の乗ったバスが先頭を走った。夜叉神トンネルから先は断崖絶壁の中腹にへばりつくように道が走っている。遥か下方に川(早川)が見えるが下を見ると目がくらみそうである。それより、林道自体崩落しないかと言うことも心配である。2年前だったと思うが、夜叉神ゲートの先で崩落がありかなりの期間通行止であった。

広河原で乗り換え。40分ほど待つ。一般車通行禁止の道ではバスだけが頼りである。今日のような多客時は利用者に都合の良い運行が出来ないものか。夜行列車で甲府着2時21分で広河原行き(出来れば直通で北沢峠行きが良い)が4時なのでこれを甲府発2時40分くらいだと良いのだが。

広河原は北岳・間ノ岳の登山口である。ここは標高1520mとなっているので北岳は結構きつそうだ。すでに多くの人が山頂に向かって歩き始めている。

ここから、一回り小さいバスに乗り換え、北沢峠に向かう。一番前の座席に座ったので景色が良く見える。

砂利道が所々存在する道を約25分走る。途中、野呂川出合で何人か降りた。釣り(帰りに釣竿持った3人組がここから乗車した)または、両俣小屋方面を目指す登山者である。

北沢峠に到着。鬱蒼とした原生林の中と言った感じの中にある。バス停からすぐにある長衛荘は本日予約者以外宿泊できないと掲示してあった。

長谷村からのバスも何台かあり、ここも結構賑わっている。その長谷村方向に進路をとる。大平山荘まで約70m下る。山荘からしばらく樹林の中を歩く。気温はそれほど暑くないが、登りは息が切れ汗が吹き出る。

大平山荘から10分位で沢を渡る。水量はそれほど多くない。登山者は前後に結構いる。さらに進むと藪沢大滝が見える。木の葉が邪魔をして全貌は見えない。少し進むと藪沢の右岸に出る。

ここまで結構色々な花が咲いていたが、この沢も花が多い。黄色や紫の花などだが名前は調べないと分からない。途中、中年過ぎの女性の話だとこちらの登山道のほうが花が多くて良いといっていた。確かに、花が多くしかも沢の脇を歩くので比較的涼しい。

この藪沢に流れ込む滝が幾つかあったが名前は不明である。

やがて馬の背ヒュッテが見える。ここは大滝ノ頭五合目からの道と交わる。この先、少し登ると視界が開けてくる。進行方向前方に仙丈小屋が見えるがその上の仙丈ヶ岳はガスで見えない。小仙丈ヶ岳に向かう稜線上には人影が見える。

ハイマツを含む低木帯が山頂付近まで続く。所々、高山植物の花が咲いている。ウサギギクやイワベンケイなど。

仙丈小屋に近づくにつれ山頂付近のガスが晴れてきた。小屋の手前に水場がある。冷たくて気持ちいい。小屋には先客が大勢休息していた。ここから山頂〜下山ルート上には水場や山小屋は無いのでここで何か買っておけばよかった。

仙丈ヶ岳は3000mあるが、山頂付近は残雪は無い。頂上から北側仙丈小屋付近は雪の重さで削られたカール(藪沢カール)を形成している。そのカールを反時計回りに進む。

それほど急登では無いが、寝不足で且つ、空気が薄いのでシンドイ。頂上に11時過ぎに着いた。前半飛ばしたので標準タイムより少し早く着いた。なので、いつもはすぐに下山開始だが長い休憩を取る。

山頂は20人くらいいた。夏休みなので子供連れもいる。小仙丈ヶ岳への稜線や下方の仙丈小屋付近の登山者が良く見える場所である。周辺の高い山、北岳・間ノ岳は山頂付近はガスで見えない。甲斐駒も曇っている。

SAで買った弁当食べる。気温は15度位で流石に半袖では寒くなってきたので上着を着る。

ここから、小仙丈ヶ岳に向かう。稜線歩きで景色は良い。15分ほど歩いたところで小動物発見。雷鳥一家である。親1羽に子供4羽。しきりに砂を掻き漁っている。どういう意味があるのかは不明。他の登山者も雷鳥一家の遭遇を喜んでいた。

小仙丈ヶ岳で小休止。若いパーティが休息していた。甲斐駒ケ岳の麓にテントがいくつも見える。その甲斐駒ケ岳はややガスが切れてきて、頂上付近の白い山肌が見える。

ハイマツ帯の登山道を下る。こちらから登った場合、暑いかもしれない。道はやがて背の高い樹林の中に入る。この時間から登る人がかなりいた。仙丈小屋、馬の背ヒュッテの他に地図を見ると藪沢小屋が大滝ノ頭五合目〜馬の背ヒュッテ間にある。

時間に余裕があったのでゆっくり下山。北沢峠に到着。長衛荘でドリンク購入。臨時バスが出るというので、乗車券買って乗り込む。広河原からは臨時は出ないのでその辺で時間まで寝転ぶ。

帰りのバスは半分寝ていた。駐車した脇に入浴施設があるのでそこで汗を流す。中央高速はやはり渋滞していたが、パーキングで休憩している間に解消していた。